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諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝』西域編第5巻を読みました!大河ドラマが再び活性化してきました!

西遊妖猿伝 西域篇(5) (モーニングKC)西遊妖猿伝 西域篇(5) (モーニングKC)
(2014/03/20)
諸星 大二郎

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諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝 西域篇』第5巻を読みました。

諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝』は、1983年に連載がスタートし、あちこちの雑誌で連載を続けている大河マンガです。私はごく初期から読んでいるのですが、初めて読んだ時には震えるような感動を覚えたことを覚えています。

この作品は文字通り『西遊記』を下敷きにしているわけですが、原作の西遊記に出て来る「斉天大聖」という孫悟空の二つ名を、一つ目の恐るべき猿の魔物として描き、それが人間・孫悟空の中に宿っているという設定になっています。

物語の初期には『西遊記』に出て来る金角・銀角と言ったキャラクターを使いながらも中国の国内での物語だったのですが、玄奘(三蔵法師)が天竺に求法の旅に出ることになると、孫悟空も天竺にいるというハヌマという謎の猿の神に会うことを求めて、玄奘と共に旅に出ることにします。

その途中で猪悟能(八戒)に出会い、唐の本土から現在の甘粛省の河西回廊を旅し、さらには唐の当時の支配領域を離れたところまでで大唐篇が終わりました。(当初は河西回廊篇が別建てであったのですが、現在出ている講談社本では大唐篇に統合されています)

この巻はそれから後の話、西域に入ってからの第5巻ということになりますが、ここでは羊力大仙という遊牧民たちの魔物とアマルカという少女が一つの敵となって物語の軸を作って行きます。

ここに来ると出て来る登場人物たちは突厥やソグド人と言った西域の諸民族になり、シルクロードを舞台に展開してく話は大唐篇と違いエキゾチックな雰囲気が濃厚になってきています。

この過程で西域の人間として沙悟浄が現れ、同道することになります。

この巻の前半は伊吾の街で謎の殺し屋・サソリ女との戦いが続きますが、伊吾を脱出して妖魔に憑かれたキリク人の少年・カトゥルプの姉のイリーシュカと、かつて会った突厥の青年・イリクと再会し、ここからまた新たなロマンチズムが生まれていく予感がします。

西域篇に入ってから私にはどこに話の焦点があるのか分かりにくい感じがしていたのですが、この5巻に入って話の筋がすごくわかりやすい感じになって来ました。

大唐篇では農耕民族の漢民族の地に足がついた感じが感じられ、盗賊や義賊たちと唐という国家の圧倒的な権力や軍事力との関わり合いが面白かったのですが、河西回廊篇になると、少し退廃的なキャラクターが何人か出てきて独特の世紀末的な雰囲気を醸し出していました。

ここにきて西域篇の雰囲気がつかめてきたなと思いますが、やはり砂漠の地に生きる人々のしたたかな生活力というか、そういうものを感じます。

それぞれのアイテムの面白さというものは読んでもらった方がいいと思いますけれども、この5巻にきて再びこの大河ドラマが活性化してきた気がしました。
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