個人的な感想です。

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中村真理子さんの『天智と天武』40話を読みました!史実の大胆な改変により、ダイナミックな展開になっています!


天智と天武-新説・日本書紀- 4 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 4 (ビッグコミックス)
(2014/03/28)
中村真理子

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ビッグコミック4/25号で中村真理子さんの『天智と天武』第40話『油断』を読みました!

この物語はかなりいわゆる「史実」を変えて、古代史をヴィヴィッドに描き出そうと言う作品です。

最も大きな史実との違いは、大海人皇子が実は中大兄皇子が殺した蘇我入鹿と皇極女帝の間の子であると言う設定で、成長した大海人皇子は宮廷(日本では朝廷というべきですね)に復帰し、中大兄皇子と対立しながら朝廷での影響力を高めて行く、という話になっています。

そして中大兄皇子と共謀した策士・藤原鎌足は実は百済王子の豊璋だと言うのも斬新ですね。豊璋の子と言う設定の二人・定慧と不比等は『史実』では鎌足の子な訳です。

そして現在、物語は百済滅亡後、遺臣の将軍・鬼室福神が豊璋を担いで王とし、朝鮮半島で百済復興を目指して唐と新羅と戦っているところです。このとき、日本(倭)からも将軍・安曇比羅夫が援軍に来ています。

中大兄皇子は朝鮮半島に進出するチャンスと気をはやらせていますが、大海人皇子も女帝も反対です。大海人皇子は単身朝鮮に乗り込み、旧知の新羅の文武王に和平を提案する(これはもちろん史実ではありません)のですが、中大兄皇子はそれを台無しにし、そして反対する母・女帝を絞め殺してしまいます。(これももちろん史実ではない)

史実はともかく、この物語では鬼室福神は専横的で、王にした豊璋をも無視する状態で、無謀な攻撃計画を一方的に進めようとします。それに懸念を伝える豊璋と安曇でしたが、鬼室福神は聞き入れません。

勝利の暁には軍の全権を握ると言うことを約束させて唐軍に向かいましたが、柵も作らず休息していたところを夜襲をかけられ、大敗してしまいます。

安曇に対し、ここでわずかな土地を確保して和平できないかと問う豊璋に対し、安曇はもう手遅れだと言います。日本に援軍を乞い、戦うしかないだろうと言うのでした。

百済復興の失敗、白村江の大敗は、日本古代史の中でも最大の事件ですし、でもそれにしては今までこれを描いた作品を読んだことはありませんでした。大海人皇子がニンジャのように朝鮮半島に渡って文武王と交渉するとか言うのはまるでスパイ映画ですが、このイケメン兄弟の確執は凄くよく描かれていて面白いなと思います。(史実はともかく・笑)

そして単行本広告にはなぜかプーチン大統領の写真入り。(笑)『プーチン氏は介入しました。さて、中大兄皇子は…!?』だそうです。

この時代、特に皇室の先祖に当たる人々をこれだけドラマ化して描くのはなかなか凄いなと思います。平成になってからこの辺りはかなり自由度が上がっているとは思いますが、平清盛や戦国時代だけでなく、古代もこれだけ自由なストーリー展開が可能になったんだなあと改めて思います。

いろいろアンビバレントな感情があるところもないわけではないのですが、今後の展開は楽しみです!
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