個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

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吾妻ひでおさんの『失踪日記2 アル中病棟』を読みました!衰えぬギャグ漫画家の業を感じました!

失踪日記2 アル中病棟失踪日記2 アル中病棟
(2013/10/06)
吾妻ひでお

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吾妻ひでお失踪日記2 アル中病棟』を読みました!

美少女マンガやアニメで有名だった吾妻ひでおさんが、『失踪日記』を書いて「その後」の衝撃的な半生を描きましたが、それから8年、ようやく予告されていたその続編、アル中病棟編が昨年出版されました。

前作は鬱が酷くて家出して本当に失踪し、路上生活をしていた時期と、失踪したままガスの配管工になっていた時期の話、それからアル中で入院していた時期の話がそれぞれ描かれていて、すごい話が軽妙なタッチで描かれていて相変わらずの腕の冴えを感じたのですが、今回はアル中病棟に集中して書かれた335ページの大作です。

何というか前回よりいろいろ盛り込まれている部分、描き込まれている部分が多くて、その分重くなっています。ただそれゆえの自虐ギャグがさらに磨きがかかっていて、転んでもただでは起きないというか、転がりすぎて起きたところがどこだかわからないというか、ある意味人間性の極北を一般人にわかりやすく笑えるように説明するギャグマンガ家の業のようなものが更なる迫力を与えていると思いました。

読み切った後、すごく感動したのですが、何というかフィクションというものの毒性というのは大概にしておいた方がいいというところはあるなあとおもいました。実際その世界に漂っている「何か」に影響されると、自分がおかしくなりそうなところがあります。

実際感情というものはあまり昂じ過ぎるとそれがネガティブなものに限らず喜びや嬉しさであっても危ない時があるんですね。井上陽水さんの『東へ西へ』でも「君は嬉しさ余って気が触れる」というフレーズもありますし。

西原理恵子さんとの対談の『実録!あるこーる白書』など、そうした実録ものがこのところの吾妻さんの仕事みたいになってきていますが、逆に昔の美少女ものの回顧などもされるようになってきていて、全体的な吾妻さんの仕事の見直しが始まっている気がします。一つのサブカルの典型、表現者の極北のようなところのある吾妻さんの作品が、注目され正当に評価されるといいなあと思います。
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