個人的な感想です。

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江口寿史さんの『ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション』を読みました!26年越しでようやく完結した感じがしました!


ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1
(2009/07/16)
江口 寿史

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江口寿史さんの『ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション』を読みました!

『ひばりくん』は80年代マンガ黄金期の作品の中でも、当時のメジャー誌の中でいちばん好きな作品でした。今でもジャンプコミックス4巻は持っています。ただ、いかにも中途半端なところで終わっていましたので、常々先が読みたい、一段落するまで読みたいと思っていました。

2010年にそのコンプリート・エデションが出て、その念願がついにかなった感じで、1巻から読み始めました。表紙が完全に新しいイラストです。当時と絵柄が違います。中身は、連載時にカラーのところはカラーで、二色刷り(黒と朱?)のところは二色刷りになっていて、いろいろと感慨深いものがありました。2巻は未収録作品がひとつあって、なんか違和感があるなと思いながら読んだのだけど、帯を読んで納得が行ったのですが、作者として納得が行かずに単行本に収録しなかった作品(二回分)を、今回のコンプリート版編集に当たってひとつにまとめ、新しく書き下ろしたのだそうです。線が違うし背景の描き方も違うので、その当たりに違和感を感じるのは当然だったのです。江口寿史さんは天才だと思いますが、28年前と同じに描けるわけがないのです。

第3巻は初めて見る作品がずいぶん多くてやはり読み応えがありました。表紙のイラストは、ツイッター上で下書きが公開されていたもの。読者も漫画家の皆さんもみな「ありがたや~!!」という感じで拝んでいたが、それが表紙になって、なんだか実際ありがたいものになっています。1、2巻もそうですが、ジャンプコミックス(以下JCと表記)に収録されたときには連載時と順番が異なっているものもいくつかあるし、結局収録されなかったものもいくつもあるんだということがわかりました。私はJC「ひばりくん」は何度も読み返したのですが、そのせいで「ひばりくん」の世界はそこに収録されたものだけで完結してしまっていたのだけど、こうして読んだことない作品が出てくると本当はもっと広い世界だったんだなあとじんわりした気持ちになります。

特にJCに未収録の、当時の原稿のものは胸がきゅんきゅんします。何で自分は今までこれを読んでなかったんだろうとジャンプを毎回買ってなかった自分を責めたくなるような感じです。最終回の「激ちゃん」は、「少年漫画は死んだッ…」という台詞ばかりが有名でどんな作品なのか全然分からなかったのですが、ぶっちぎられたあとを26年後に書き足すという荒技でついに完結させ、なんというか、「ひばりくんの続きを読みたい…!」という26年越しの思いが、ついに鎮魂させられたという感じがします。

そう思うのはいろいろ理由があるのですが、多分今までもこうしたコンプリート版が出されてもそういうことはしなかったのは、やはり絵柄がもう変わってしまったからだったのだと思いますし、今回それをも顧みずともかくも完結させたその江口先生の、作者自身も引きずってきた思いがここに浄化されているのを見るともう何もいえない…という感じがするからだと思います。

本当に、これで終わりなんだ…という思いがするのです。

本当に「26年後の江口寿史の絵」でかかれた「ひばりくん」をみると、そう思います。巻末に没カットがいくつか収録されていて、どれもそれなりに面白い、というか、「こういうふうにもなりえたひばりくん」という感じでまだ見ぬ懐かしさのようなものを感じました。ああ、こういうものは手放しで褒めてしまいますねすべてを。
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