個人的な感想です。

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細田守監督『サマーウォーズ』を観ました!(1)電脳空間の描写が凄いと思いました!

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(2010/08/01)
神木隆之介、桜庭ななみ 他

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この映画は、2009年の夏休み公開の映画ですが、私は2012年の7月に観ました。以下はその時の感想です。

細田守監督作品『サマーウォーズ』を観ました。ある意味単純に面白く見たのですが、どうも何かいろいろな思いが残り、とてもいろいろなこと、特に今まで見てきた最近のアニメとの相関関係などをいろいろ考えさせられる作品でした。

一番感じたのは宮崎駿監督との関係で、こういうアニメ、こういう才能をどう扱うべきなのか、ということでした。宮崎駿さんがジブリに入社を希望する細田さんに、「うちに来たら君の才能を潰してしまう」とわざわざ手紙を書いて入社を断ったという話をネットのどこかで読んだのですが、それはよくわかる、と思いました。この作品を観終わってみて、細田さんはやはりとんでもない才能の持ち主だと思いますが、宮崎さんの志向とは大きく相反するものを持っていると思ったからです。

最初にOZの電脳空間を見たとき、これはあからさまに村上隆さん風だなと思ったのですが、実は村上さんはこの映画にノータッチなのだそうです。ネットで調べると、逆に村上さんの名でクレジットされているアニメ作品も、作業面では細田さんが作ったものがあるということも知って驚きました。

サマーウォーズ』の電脳空間はすごくよくできていると思います。そしてあの定点移動する村上隆的な雰囲気。あれは思いつきそうで思いつかず、できそうでできないと思うのですが、全体が実に調和的で、バロック音楽的、非常にスケールの大きなバッハ的な調和均衡が取れているということを思いました。

劇団イヌカレーによる『魔法少女まどか☆マギカ』の異空間の描き方にも圧倒されましたが、今回この『サマーウォーズ』を見て、彼らもまたこの電脳空間に強く影響されているのではないかと思いました。少なくとも、これを踏まえたうえで彼らは魔女のいる異空間を制作したのだと思います。

空間としてはイヌカレー空間の方がはるかに「荒ぶる」空間であり、バッハ的な均衡からモーツァルト的な破調へと姿を変えていく魔術がふんだんに満ち溢れているとは思いますが、本質的にこの『サマーウォーズ』の描写を踏まえたことで描写が力強くなった面があるのではないかと思いました。

私はすべてのアニメを見ているわけではありませんから、そこに正確な系譜関係を描けるわけではありません。その辺は網羅的な研究者に詳細を聞きたいところだなあと思います。いずれにしてもあの電脳空間の創造は、まぎれもなく細田さんの才能の表れなのだと思いました。

その(2)に続きます!
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