個人的な感想です。

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第4巻(中盤)を読みました。シドニアに新兵器が生まれました!


シドニアの騎士(4) (アフタヌーンKC)シドニアの騎士(4) (アフタヌーンKC)
(2010/12/22)
弐瓶 勉

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18話は操縦士たちの休日。谷風長道は、科戸瀬イザナ、緑川纈(ゆはた)と3人で観光地に出かけます。ついたのは重力館という旅館。(蛇足ですが、弐瓶さんは重力という言葉がすごく好きだなと思います)その女将はなんと、小林艦長が化けていました。副官の落合も客を装ってそこにいて、「一般船員にまぎれるのがあの人の唯一の楽しみなんだ」と言います。この辺りの人の悪い楽しみ方が可笑しいです。

この旅館はシドニアの基底部の近く、基底湖に面している景勝地。ユハタはこういうものを調べるのがすごく好きなようです。ユハタは司令部に入ることで昇進し、上位の船員しかアクセスできない情報を調べ、「落合」が作った研究施設が残されていると言う言い伝えを確かめにやってきたのです。

この「落合」はある種のマッドサイエンティストで、3巻の後半で出てきたように、自分の研究でシドニア全滅の危機をもたらし、ライブラリを消去して自分の補助脳に保存するということをやったためにすべての記憶を消去させて小林艦長の副官として働いています。上記の落合がそれですが、科学者落合の意識はその基底に眠っていて、補助脳にアクセスするときに覚醒させられる様子が4巻前半で描かれていました。

谷風たち3人はユハタの持ってきた鍵をあけてその中に入りますが、出られなくなってしまいます。イザナは怖くて義手で長道にしがみつきますが、びくっとするたび強く握りしめてしまうため、長道のてがブランブランになってしまいます。この辺りのギャグのかまし方、お約束と言えばお約束ですが、使い方がうまいなと思います。ユハタは途方に暮れ、イザナは泣き出してしまいますが、こういう場所に慣れている長道は照明のスイッチを見つけ、無重力エリアに出る昇降機に乗ることが出来ました。ついた場所にはMSCF=最厳重警備隔離施設の名があり、そこに仮面をした最上位船員が現れます。3人は麻酔銃で眠らされてしまいます。

そして長道だけ目を覚ますと、そこには科戸瀬ユレ、イザナの祖母がいました。ユレが最上位船員であり不死の船員会の一員であることはイザナにも秘密だとユレはいいます。長道はユレに案内され、落合が研究していた(人間とガウナの)融合個体を見せます。そしてそこに現れた艦長は、「これを原料にして人工のカビ(ガウナの本体を倒せる唯一の兵器)の製造に成功した」と長道にいいます。この新兵器の運用試験をしろ、と艦長は長道にいうのでした。

重力館に運ばれた二人に長道はお茶を入れてやりますが、その目は任務に向かう厳しい目になっていたのでした。

長道が説明された新兵器は超高速弾体加速装置と言われる新兵器で、開発に携わる佐々木(衛人整備士でもある)が作り出したその装置(しかし地下に潜伏していた長道は祖父の斎藤ヒロキと子供の頃からそのシュミレーターで訓練していた)の運用試験を宇宙空間でしていた時、ガウナが出現します。

当時、シドニアで非武装主義者たちが約10万人の勢力を持っていて、彼らの主張で彼らはレム恒星系の惑星セブンに移住することになり、その先発隊が調査に向かっていたのですが、その彼らの船をガウナが襲おうとしていたのです。

それを知った谷風は艦長に出撃を求めます。艦長は斉藤ヒロキに似てきた谷風に、斎藤が失踪してしまった過去の過ちを繰り返さないためには自分がやり方を変えなければならないと思って、出撃を許可したのです。そしてこれは秘密作戦ではなく通常作戦として行うということで、人工カビを使ったガウナ本体貫通弾とそれを発射する超高速弾体加速装置の情報が操縦士たちに公開されます。長道は射程外から撃ちます。エナには当たったものの本体は貫通しません。反動で態勢が大きく揺れます。しかし体制を立て直して再び放った貫通弾は、ついにガウナ本体を貫通しガウナを撃破できたのでした。

ここまでで19話までです。この辺りの巻は一つ一つの回のエピソードが緻密に出来ていて、文字で説明するとすごく長大になってしまいます。これでもだいぶはしょっているのですが。連載時にもきっと毎回、読者は夢中になって情報を吸収しようとしただろうなと思います。今『進撃の巨人』読者が毎回そういう感じになっているように。

あとの巻でユハタは女子力が低いと司令部の同僚(キモオタ系女子)にいわれますが、ユハタの趣味はガンプラ、もとい衛人のプラモデルを作ったり、「シドニアの謎」巡りをしたりすることで、確かに普通の女子力ではないですね。

女子力があると言えば星白閑、科戸瀬ユレ博士、ヒ山さん、あとで出てくる融合個体の白羽衣つむぎなどでしょうか。しかしどの人もどの人も…(笑)

ギャグとシリアスと萌えと科学技術とファンタジーが渾然一体となって進んで行く『シドニアの騎士』は本当に面白いなと思います。
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