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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第4巻20話「岐神海苔夫の葛藤」を読みました!


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(2010/12/22)
弐瓶 勉

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第4巻20話「岐神海苔夫の葛藤」を読みました!

このストーリーをライバル物語として読むなら、主人公・谷風長道のライバルは谷風が突然現れるまでは訓練生の圧倒的トップだった岐神海苔夫(くなと・のりお)ということになるでしょう。彼はそのときに使われていた衛人・一八式の生産にあたっている岐神開発の御曹司で、プライドが高く、特別扱いされる谷風に疑問と焦りを感じていました。しかし父の死により岐神家を次ぐことになり、岐神家に伝えられてきた任務についてひとつひとつ知って行きます。その一つはシドニア史上最大の科学者でシドニア壊滅の危機ももたらした科学者落合の補助脳を管理することでした。

この落合の補助脳には落合自身が消去してしまった巨大なシドニアのライブラリと、落合自身が数百年に渡って続けてきた(落合は「不死の船員会」の一員でした)研究の成果が収められていたのです。

第4巻ラストの20話で、岐神は封印されていた科学者落合の研究を知って行きます。特に恐るべきは人間とガウナのエナの巨大な融合個体を作り出し、テレパシーでそれを操縦すると言う研究でした。100年前の第4次対ガウナ戦争の末期に、落合はこの融合個体の操縦者となりガウナ討伐に向かったのですが融合個体はガウナに向かわず、カビザシを放出し製造中の衛人を破壊してしまいました。第3巻後半で語れていた事件の真相はこういうことだったわけです。

そこに谷風が訪ねてきます。谷風は岐神が操縦士をやめると聞き、岐神に話をしにきたのです。自分がシドニアを愛していること、そして(星白を死なせ、自分にその罪をかぶせたことに対し)許せない気持ちはあるが、「お前もシドニアの一員であり、いい操縦士である」といい、「一緒にシドニアを衛るために戦おう!』というのでした。谷風の一本気な言葉を聞いた岐神は隠れて涙を流します。その涙の意味は、読み切れないのですが。

岐神は岐神家にも禁じられたスペースに入ろうとします。それを岐神のおつきである海蘊(もずく)は止めますが、岐神は聞きません。二人は覚悟を決めて室内に入ります。そしてそこで二人は小さな人形に倒されてしまいます。そしてよみがえった二人は、明らかに今までとは違う様子を示していました。

岐神はそれまでのエリート的な存在から、父の死と、一八式に変わる新たな衛人・一九式が東亜重工業で作られることになったことで、没落してしまったという思いを強く持っていたのです。そして落合の研究を知ることで岐神開発が再起を図ることが出来るのでは、という期待もあったのでしょうか、禁断の領域に踏み込んでいき、自分の自我が封じ込められてしまうのです。

エリートの没落と、それからライバルとも思っていなかった谷風に励まされて、岐神はよりプライドを傷つけられたのでしょう。身を滅ぼすことになってしまったのでした。

第4巻の巻末には谷風の乗る衛人・継衛(つぐもり)と、エナ星白とイザナの水着姿のフルカラーカットと言う謎の付録がついていて楽しいです。(笑)萌えSFマンガと言う某所のコメントが信憑性が出てきた巻でした。
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