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山田芳裕さんの『へうげもの』18巻(前半)を読みました! 猪熊事件について知ることができました!

へうげもの(18) (モーニングKC)へうげもの(18) (モーニングKC)
(2014/04/23)
山田 芳裕

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山田芳裕さんの『へうげもの』18巻(前半)を読みました!

『モーニング』連載中の『へうげもの』。戦国武将で数寄者、千利休の弟子でその後継者として豊臣秀吉・徳川家康に茶頭として仕え、二代将軍秀忠の茶の湯の師でもあった古田織部の生涯をたどった作品です。

作品中で歴史はおおむね知られている通りに進みますが、作者の山田芳裕さんの自由な想像力(というか半ばトリップ感のあるファンタジー)によって、細部は大胆に改変されています。

この巻でいえば冒頭の淀君(茶々)と大久保長安のベッドシーン。これはあり得ないでしょうが、大久保長安の気味の悪い野心のようなものがよく現れていて面白いなと思います。長安は「ウッシッシ」というのが口癖で、大橋巨泉を下敷きにしたキャラクターとして描かれています。

一方宮中では風紀の乱れが問題になっていて、慶長14年に猪熊事件が起きます。これは猪熊教利ら貴族が宮中の女官たちと通じたことなどが表沙汰になった事件で、後陽成天皇は激怒し結果的に猪熊ら二人が死罪になるという大事件でした。

幕府はこの事件に介入し、天皇は厳罰を望みましたが、家康の判断で死罪を二人にとどめ、さらに宮中の統制をはかることになって行きます。豊臣時代の風雅を懐かしむ公家たちの乱行は家康の絶好の介入の口実となったわけです。

当時関白の座から退いていた近衛信尹は織部を呼びます。織部は家康の命により聚楽第あとに屋敷を構えることになっていて、西国の大名たちの宮中への献金をそこに隠してもらえないかと頼まれたのです。自らの地位に危うさを感じて辞退する織部でしたが、「少し普請に使ってもいい」と言われた織部は心が動きます。

家康の一件で死罪が二名にとどまることになり、心穏やかでない人物が二人いました。一人は家康の介入を許したことを苦々しく思い、退位を決意した後陽成天皇。もう一人は将軍秀忠で、奥女中として仕えていた静に手を出してしまいます。また傾き者の息子の左門が猪熊の逃亡に関わったとみた織田有楽斎は左門を勘当します。

また家康は西国大名を使って大規模に名古屋城を改築させます。また家康は峻厳な秀忠では人心が離れると案じ、織部に秀忠の茶の師匠となるように命じたのでした。

ここまでで192話まで。猪熊事件はよく知らなかったので、勉強になりました。またこの事件が幕府が「禁中並公家諸法度」定めたり後陽成天皇が譲位したりしたきっかけになったということも初めて知り、当時の宮中の雰囲気というものも感じることが出来ました。
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