個人的な感想です。

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第5巻(後半)を読みました!キャラクターひとりひとりの生き生きした描写に感動しました!


シドニアの騎士(5) (アフタヌーンKC)シドニアの騎士(5) (アフタヌーンKC)
(2011/05/23)
弐瓶 勉

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第5巻(後半)を読みました!

小衆合(シュガフ)船・オカリナのガウナたちとの戦いが続いています。その戦いを主導しているのは星白閑を取り込んで複製した3体のガウナのうちの1体、紅天蛾です。ガウナたちはとある小惑星の後ろに取り付き、自ら推進力となってシドニアに迫ります。谷風たち衛人の部隊は第1小隊と第2小隊に別れて小惑星の周りを周回する軌道に入っていましたが、第1小隊はガウナに囲まれ、第2小隊は現れた紅天蛾の前に全滅してしまいます。

指揮を執っていた緑川ゆはた)は足ががくがく震えています。「ど、どうしよう、私のせいだ…」このところ順調な戦いを指揮していただけに、これだけの損害に動揺してしまったのです。そんなに艦長小林はいいます。「小惑星推進源破壊の成否に関わらず30分後に対惑星砲を撃て。ただし推進源破壊の可能性がある限り衛人隊は離脱させるな」と。非常な決断ですがそれしかないと悟ったは第1小隊に呼びかけます。「残っているのはあなたたちだけよ、推進源破壊を急いで」と。

指揮に不慣れなゆはたは失敗に動揺してしまいますが、数百年間指揮を続ける小林は最悪の状況の中でも常に最善の策を打って行くのです。たとえそれが非情に見えようとも。だからこその信頼感なのだろうと思います。

第一小隊で残っているのは弦打(007)勢威(026)隊長のサマリ(005)たち。勢威はサマリに『周回軌道を離れ、地表すれすれを行くしかない」と呼びかけます。しかしサマリは、恐怖にとらえられてしまっているようです。それを感じた勢威は「包囲網を突破する。俺に続け!」と地表におりて行きます。

この辺、機体番号を確かめながらでないと誰が誰だかわからなくなるということもあるのですが、数字を書いているとその数字が意味するキャラクターが思い浮かぶのか、数字にフェティシズム的な興奮を覚えるようになってきます。特に星白の702は特別な数字になっています。

またいつもは勝ち気なサマリが味方の惨状に恐怖を感じて動けなくなってしまい、勢威がそれを励まして勇敢な動きを見せるのも、まさに「騎士」という感じでかっこいいですね。

一方ゆはたは小惑星の地表に地割れのような亀裂があり、それが推進源に向かって三つのルートを造っているのを見つけて、班を勢威・サマリ・谷風(704)の三班に分け、それぞれのルートを進むように指示します。ゆはたも気を取り直し、優れた作戦をぶつけてきたのでした。

苦労しながらもそのルートを飛ぶ衛人隊でしたが、追ってくるガウナはまだ開発中の飛行機の形をして猛スピードで迫ってきます。谷風は班のほかの衛人を先に行かせ、追ってくるガウナと戦闘に入ります。谷風はガウナを破壊しますが自らも意識を失い、墜落しそうになります。

その谷風機をつかみ、救い上げたのは科戸瀬イザナ(723)でした。イザナ谷風機を抱きしめたまま飛行し、「長道の命は消さないよ…シドニアの希望の光…」とつぶやきます。しかし地表に衝突し二機とも動けなくなってしまうのでした。ここにはイザナの谷風への愛だけでなく、シドニアの希望を守ると言う大義もまたイザナの中にあることを感じさせる言葉でした。

ガウナに捕食されそうになった谷風たちを救ったのは仄煉(706)たち谷風班の面々でした。イザナは救出され、谷風は目を覚まします。

谷風班の6機はクレーターに集まって作戦を話し合います。「飛べる奴だけで掌位を組んでシドニアに戻ってくれ。継衛(谷風の衛人)には新型ヘイグス機関の試作機が入っている」と告げます。仄煉(706)は「谷風…いつもお前だけ特別な装備だな…ずるい」と言います。

この煉の「ずるい」は万感の思いがこもっていて、すごく好きです。

「だから俺一人で行く」と告げる谷風に、煉は谷風にガウナ本体貫通弾を1発渡し、「これで烽の仇を取ってくれる?」と言います。谷風は「ああ」と答えるのでした。

勢威班・サマリ班の合同班ももうわずかしか残っていません。その前に紅天蛾が現れ、絶体絶命のピンチに。そこに谷風が現れ、紅天蛾は自分に任せて推進源破壊を、と頼みます。

そして幾度目か、谷風は紅天蛾と向かい合うのでした。

戦闘のさなか、ひとりひとりの性格が如実に現れてくる描写が、すごくいいなと思います。その面ではこの巻あたりが、一つの白眉ではないかと思います。
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