個人的な感想です。

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Dモーニング増刊号で仲川麻子さんの「ハケンの麻生さん」を読みました!

Dモーニング増刊号で仲川麻子さんの「ハケンの麻生さん」を読みました!

今日は木曜日ですが、連休中ということで『モーニング』の発行はお休みです。でもDモーニングでは『新人増刊号」という形で新人作家さんの作品10本が掲載されました。

うち一本は現在『ギャングース』を連載中の肥谷圭介さんの新人時代の作品です。どれもみな短編で手軽に読めますが、面白かったです。

どれも面白かったのですが、ここでは仲川麻子さんの「ハケンの麻生さん」を取り上げてみたいと思います。主人公はが大好きな派遣OL。なんと言うか、ナチュラリスト系の作品?としてはあと一本木村胡麻さんの「道草、食べる」という作品があり、とりのなんこさんの「とりぱん」を連載しているモーニングらしい作品の選び方だなと思いました。

担当編集さんのコメントに「淡々と、ゆっくりとカメラを回して、毎日の生活の熱をしっかり原稿に落とし込みながら、いつの間にかある地平に読者を連れて行く。ツウ好みのカメラワーク」とありますが、まさにそんな感じで、心に風を吹かせながら、静かな気持ちで読むことが出来ます。

主人公の小泉が派遣社員の麻生さんの引き出しをあけると、なかには芋が入っていました。驚いて考えてみると入社挨拶のとき飛んでいたに反応し「ヒメガガンボ?」とつぶやいたり、消しゴムにピンが刺さっていたりということがあったなと思い出します。

「まともな人だと思っていたけど案外自由な人だったんだな。芋なんて久々に見たよ」と思います。

そんな小泉に、大学時代の友人林から電話があり、一緒に起業しないかという誘いを受けます。その話を麻生さんにすると、「ミツバアリとアリノタカラみたいですね!!」という謎の反応。ミツバアリはアリノタカラが出す蜜を吸っていて、そのかわりアリノタカラを守ってやっているという共生関係なのだそうです。新女王が巣立つときには必ずアリノタカラを一匹加えて行く、というのが面白いなと思いました。

そんな麻生さんを自由だなあと思っていた小泉ですが、実際には麻生さんに「正社員としての採用もあり得るかも」とたき付けて働かせながら、頑張って残業も引き受けて仕事をしたとたんに「コピーを閉じておいてくれ」と使い捨てのような仕事を押し付けようとする上司を見て義憤を感じ、「俺あいてるんでやりますよ」と言ってしまいます。

外に出て話をする二人は、アオスジアゲハが飛んでいるのを見ます。アオスジアゲハはインド原産なのですが、麻生さんの故郷の岡山よりも、東京の方が多いかも、という話をし、「彼らも故郷を懐かしんだりするのでしょうか」とぼそっといいます。

ちょっと弱気になったのを「今のナシ!」という麻生さん。

はみんなしたたかなんです。済めそうなところにはめざとくやってくるし、ここがダメでも近くに住めればそっちで増えるし。めめしくないし。だからこんな遠くまで来れるんです。それに、小さな虫にとっては東京もけっこう広いんです。」

その話を聞いて、小泉もおそらくは乗ろうという気になりかけた起業の話を断り、会社に残ることにします。

なんと言うか一陣の風のような話でしたが、余韻の残るラストでした。
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