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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士」第6巻(後半)を読みました!新展開に向かう序章、準備を見ている胸の高まりを感じました!


シドニアの騎士(6) (アフタヌーンKC)シドニアの騎士(6) (アフタヌーンKC)
(2011/10/21)
弐瓶 勉

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士」第6巻(後半)を読みました!新展開に向かう序章、準備を見ている胸の高まりを感じました!

読めば読むほどその世界の中に引き込まれて行く『シドニアの騎士』ですが、設定の面白さとラブコメタッチのギャグの展開が面白いだけでなく、それを支えるリアリティラインがすごくしっかりしているのだと思います細かいところの描写がしっかりしているのは、特にそういう部分を支えているなと思います。

今回は29話から30話の感想を書こうと思います。

小惑星を操るガウナとの戦いを終え、しばらくの休息の時間を過ごしていたシドニアでしたが、いくつかのプロジェクトが同時に進行していました。

一つは、『非武装主義者』たちの植民問題です。彼らはシドニアがガウナと戦うから攻撃を受けるので、攻撃されないように平和的に振る舞っていればガウナは攻撃して来ないと主張し、レム恒星系の惑星セブンへの植民を主張し、議会や不死の船員会もそれを受け入れて実行に移されています。

一方岐神が主張する融合個体の生成のために、科戸瀬ユレ博士がMSCFで管理していた科学者落合が100年前に作った融合個体を岐神に貸し出していたのですが、実は科学者落合の意識に脳を乗っ取られている岐神が、落合の研究を発展させて「新思念伝達方式」で融合個体を操縦出来るようにしたのでした。そしてもう一体の融合個体を作るため、ユレの協力を求めるのでした。

ユレに迫る岐神(実は科学者落合)が「この娘は優秀だ。出来ればシドニア血線虫は使いたくない」と思っているのがアレレという感じで、じゃあ田寛ヌイさんは…となってしまうわけですが、そういうところが「合理的」なのが科学者落合というキャラクターなんだろうなと思います。

一方、谷風科戸瀬イザナに対してどうもこそこそ動くようになってきています。「ぼくに隠していることがあるんじゃないの」というイザナに「な、な、な、なにいってんだよ」とあからさまに動揺する谷風。それについてイザナが緑川纈(ゆはた)に聞こうとしても、ゆはたも逃げてしまいます。そして逃げて行った谷風がドアの前で出会っていたのはサマリでした。しかし、サマリは何か様子が変なのです。

そのとき、警報が鳴り響きます。

レム恒星系へ向かった移住者の宇宙船がガウナに乗っ取られ、シドニアに迫ってきていたのです。指令補のゆはたは直ちに衛人隊の出撃準備を命じます。

この作品の中では「非武装主義者」は全く頭でっかちの理想主義者たちで、もちろん現実に日本にいる平和主義だったり反原発だったりの左翼の人たちが明らかにモデルなのですが、ガウナと戦うしかないと判断している主流派の足ばっかり引っ張る人たちとして描かれています。

弐瓶さんは政治的主張を作品に余りだしてくる人ではないと思いますが、この点においてははっきりとそれが出ていて、なんと言うか味わい深いです。この6巻が連載で掲載されたのは2011年の7月号から12月号ですから、震災直後のことですね。そのときに割とはっきりとこういう意見を出しているのは面白いと思います。また、「ヘイグス粒子」を使った様々なシステムというのは、あとで出てきますが、やはり「原子力技術」に重ねられている部分があるように思います。そうした「異端の文明の利器」をどのように使いこなして行くのかも、一つの大きなテーマになりうることだなと思います。

谷風イザナに(職務上)内緒にしていたのは、一八式に変わる新しい衛人、一九式の試作機に乗る訓練だったのでした。まだ谷風の機体が間に合っていなかったため、サマリがそれに乗るはずだったのですが、サマリはショックが尾を曵いていて体調検査に引っかかり、代わって谷風が乗ることになったのでした。

一九式に乗って出撃した谷風。一八式に比べ遥かに高速で飛行出来るのでしたが、その試作機にガウナは長距離狙撃を行い、背部ユニット(推進装置)を破損させます。谷風も応戦しますが、ガウナ本体貫通弾がガウナに貫通しません。構造解析の結果、ガウナは本体の周りに年輪のように殻とエナを何層にも身にまとって、貫通弾を途中の殻で停止させてしまっていたのです。

結局、谷風以外の勢威・弦打班がガウナの一点を攻撃し、そこに谷風が副武装のフルオート弾を連続して打ち込むことで本体を破壊する、という作戦に変更されたのでした。

しかしもともとサマリ用に調整された機体でしたから、谷風は機体を操るのに苦労します。不完全な状態で戦う谷風を助けたのはでした。ゆはたは増援を送ることを決断し、第二小隊に出撃用意を命じますが、そのときシドニアの隣に突然ガウナ反応が現れます。

今まであえて書いてきませんでしたが、指令を送るユハタの前の大スクリーンにいろいろな文字が表示されるのがとてもかっこいいです。また操縦士たちのヘルメットのガラス(透明プラスチックでしょうけど)に投影されるものもそうなのですが、すべて日本語なんですね。漢字カタカナひらがなで表示される日本語の「ガウナ出現」「警戒レベル7」と言った文字がかっこいいのです。

シドニアから突然現れたガウナは高速で戦闘エリアに向かいます。しかし谷風とはそれどころではなく、植民船を乗っ取ったガウナの撃ってくるヘイグス粒子砲からもう逃れられない、という場面になります。このときのの表情と言葉。「ヘイグス粒子砲!ああ、もうこれは躱(かわ)せないよ…谷風…」ほとんど心中に近い感じです。

しかしそこに突然現れたガウナ状の何かが、その粒子砲を剣の先らしきところに当て、攻撃をそらしてくれたのでした。谷風たちはこの「ガウナ状の何か」に救われたのです。

さて、この「ガウナ状の何か」とは一体何か、というところで7巻へ、ということになるわけです。ここからまた完全に新展開になりますが、その転換点となる6巻は、何度も読み返してしまうエピソードなのでした。
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