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アサミ・マートさんの『木造迷宮』第11巻を読みました!ついに大団円が近づいてきました!

木造迷宮 11 (リュウコミックス)木造迷宮 11 (リュウコミックス)
(2014/05/13)
アサミ・マート

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アサミ・マートさんの『木造迷宮』第11巻を読みました!ついに大団円が近づいてきました!

木造迷宮』は昭和時代のいつごろかの話でしょうか。売れない小説家の旦那さん(柴谷コーイチ)は住み込みのお手伝いのヤイさんと二人で暮らしています。基本的にこの作品は、この二人のゆっくりと穏やかな日常を緩やかなテンポで描きだすまったりした作品なのですが、作品に集中しだすと夜も昼もなく書き続ける旦那さん、てきぱきと家事をこなしながらも、ときどき子どもと遊んだりしてうっかり晩御飯を作るのが遅くなったりするヤイさん、という感じのほのぼのモノです。

最初の頃はどちらかというと「メイドもの」を和風化した「お手伝いさんもの」「女中さんもの」という感じでやや萌え要素が感じられたのですが、わりと早めにそういう感じが抜けて、しっとりほのぼの路線になった感じがします。

登場人物はそんなに多いわけではないですが、女性として主に出て来るのがヤイさん以外に旦那さんの年下のいとこで旦那さんを兄さんと慕う背が高く胸が大きくメガネをかけたややツンデレのサエコさん、旦那さんがよく原稿を書きに出かける喫茶店「木漏れ日」のマスターの孫娘でときどき手伝いをしている高校生のセツコさん。また角の写真屋の店主にしてカメラマンのトモヨさん。そしてセツコさんの先生で学校に行ったことがなかったヤイさんにも勉強を教えているやさしいマミコ先生。この主要な5人の女性がこの11巻の表紙を飾っています。

しかしこの、マミコ先生が物語の波乱要因なのですね。

いままでも、何度かマミコ先生と旦那さんの過去の関係が取り上げられてはいたのですが、マミコ先生と旦那さんが顔を合わせることはなく、すれ違いで何事もなく過ぎていたのです。

敢えて書きませんでしたが、もう何年も一緒に暮らしている旦那さんとヤイさんは、その間に何かが起こったわけではないのですが、それぞれ空気のように自然に一緒に時間を過ごして来て、お互いに魅かれてはいるけれども、言葉に出さない、そんな関係がずっと続いてきたわけです。

62話では、マミコ先生の思い出が語られます。大学の同級生の柴谷さん(旦那さん)と、一緒に教職を目指して頑張ろう、と話しているのを、当時女学生のセツコさんが目撃し、兄さんが好きなセツコさんはマミコさんに「兄さんは小説家を目指しているんです」と告げます。一緒に教職頑張ろうなんて言ってすみません、というマミコさんに柴谷さんは、マミコさんの教職への夢を聞いているうちに教職も悪くないと思ってきたんです、といいます。そして、柴谷さんがくじけそうになったときに写真を見たいから、一緒に写ってもらえませんかという現場にセツコさんも居合わせ、結局3人で写った写真を撮るのです。この写真は、いままでも何回か物語中に出てきました。

65話では、年末の風景の中でオールスターキャストでそれぞれの人が出てきます。木漏れ日によったサエコさんはセツコさんの「憧れの小説家」柴谷コーイチに会わせてあげるよ、と言って去ります。そのあとやってきたのはマミコ先生。バイト禁止らしく、見なかったことにしてあげると言いますが、家の手伝いだと知って安心。でもこの席によく座ったという席は、正体が分からないままちょっぴりいつも待ってるお客さん=旦那さんがいつも座る席の向いだ、ということに気がつくのでした。

マミコ先生が帰る途中、ヤイさんに出会います。二人はキャッキャッと盛り上がりますが、マミコ先生はこれからどこかにいなくなるような口ぶり。ヤイさんは、うちに寄って行きませんか、といいますが、遅いからまた今度、ということになります。

その時うたた寝をしていた旦那さんは、昔の夢を見ます。それはマミコさんに、雨の日、「ごめんなさい、親の決めた結婚が…」と告げられた時の夢なのでした。

予告にも書いてありますが、次が最終の12巻。私は連載誌の『コミックリュウ』で追いかけているので、その後のストーリーも知っているのですが、次回、5月19日発売の号がついに最終回になるのですね。2006年のコミックリュウ「新創刊」から8年間も(途中コミックリュウが2011年から翌年にかけて8か月間休刊になるという事態もありましたが)連載された作品がついに大団円を迎えるというのは、味わい深いものがありますし、このほのぼの作品がこの時代にこれだけ続いたというのも何か意味がある気がします。

幸せな作品として、記憶に残るものになっていくのではないか、と思います。
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