個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アニメ『シドニアの騎士』第6回「敬礼」を見ました!今回もすばらしい回でした!


シドニアの騎士 二(初回生産限定版) [Blu-ray]シドニアの騎士 二(初回生産限定版) [Blu-ray]
(2014/06/25)
逢坂良太、洲崎綾 他

商品詳細を見る


アニメ『シドニアの騎士』第6話「敬礼」を見ました!

ここにきてだいぶ火がついてきたような感じがあります。アニメの完成度が高いというのは、やはり素晴らしいことだなと思います。昨日は、時間の合間を縫って秋葉原駅のNEWDAYSでやっている「重力祭」に参加してきました。といっても、『シドニアの騎士』グッズや単行本を扱っている、ということですが。残念ながらすでに700円以上買ったらもらえるというエコバッグは終了していましたが、継衛(ツグモリ)のイラストのカラビナとナガテと星白と継衛が描かれたクリアファイルを買ってきました。

返ってきてから録画してあったアニメを見ました。いやあこの回も出色の出来だったなと思います。

アヴァンは前回の漂流中の星白由来の水から256機掌位の感動的場面。OPの後、ナガテと星白の帰還のニュースが流れます。このあたりはアニメオリジナルで、斜め加速による被害に対する鬱憤を英雄の顕彰によって消そうとする艦長の世論操作であることが後で語られます。また岐神がそれを見て悔しがります。帰還後の健康診断でナガテが異常なしという鋼鉄の身体ぶりを見せます。原作を知っているとこれも伏線だとわかるのですが。一方星白は疲労回復が少し遅れているようでした。

訓練所に戻ってきたナガテは、皆から声をかけられ、ロッカーを開けると米がたくさん入っていて、皆から臭いと言われロッカーを開けると消毒薬が入っていた出撃前とは雲泥の待遇の差です。このあたり、マンガではクスリとする程度だったのですが、アニメではしっかり強調されていて、印象に残るようになっていました。

ナガテは活躍をたたえるイザナとともに、赤井たちの墓参りに行きます。そしてそこで、緑川の妹・ゆはた)とすれ違います。ゆはたは小さく「ありがとうございます」とつぶやきます。

場面は変わって、不死の船員会。艦長小林に詰問する船員会メンバーたち。彼らは斎藤ヒロキの後継者である谷風に「いずれお前(小林)と袂を分かつ」という危惧を表明します。小林は「ガウナ頻出宙域に入った可能性が高いのだから、谷風の衛人操縦技術は貴重だ」と言います。このあたりも原作では示唆されるだけだったところを、あえてわかりやすくしています。

ナガテは寮に戻り、ヒ山の作る食事を食べに来ます。そこに星白が現れ、二人で重力鶏の唐揚げを食べます。このあたりも原作にはないほんわかラブの場面で、ある意味盛んにフラグを立てているのですね。『魔法少女まどか☆マギカ』の3話でマミさんが多幸感に満ち溢れた描写を思い出します。

続いて小林の艦長室。非武装主義者のデモと警官隊との衝突の場面。アニメでは非武装主義者の存在が第1回からかなり強調されていましたが、斜め加速による被害の発生と結び付けられていてへえっと思いました。このあたり、艦長の対峙する二つの反対勢力、「不死の船員会」と「非武装主義者」が強調されていて、アニメではかなりシドニア内部での「政治」が強調されている感があります。

一方ナガテたちカビザシ回収班は正式に操縦士に任命されます。これが掲示板への張り出しで描かれるのもアニメオリジナルですが、ナガテの戦闘経過が仮象訓練装置に反映されたということも言われていて、これは原作では勢威がナガテのヘイグス干渉爆発を狙った対ガウナ戦法を真似る場面があるのですが、もっと直接的にナガテが持ち上げられたことがはっきりさせられています。これもまたフラグでもあるんですけどね。

艦長直々に衛人の正規操縦士に任命される場面は原作通りですが、そのあとの宴会の場面でナガテのところに皿がたくさん重ねられているのは可笑しいです。仄たちとのやり取りと、岐神が今までのことを水に流してともに頑張ろうと4人で掌位する場面は原作通りですが、岐神が来た時に彼に対してナガテとイザナが厳しい顔をするところはオリジナルで、こういうところに関しても一つ一つ、原作で割としれっと流しているところを(それはそれで味わい深いんですけどね)いちいち陰影を掘り下げて分かりやすくしているところがこのアニメの特徴だなあと思います。

ここまでで6話前半でした。

後半はまず、緑川が現れてナガテに兄の仇を取ってくれた例をいい、何を飲んでますか、と聞くと「つゆ」と答えると言う謎の返答になるのは原作どおり。ナガテはそこに艦長が通りかかったのを見かけ、艦長に話しかけます。エレベーターに同乗を許されたナガテは「なぜこんなによくしてくれるのか」と尋ねます。自分には何か秘密があるのではないか、と。艦長は、「お前が不憫でならなかったからだ」と謎な答をするのですが、「かつてこの船を守った英雄のように、シドニアの騎士になってくれ」と続けます。この台詞は原作にはないのですが、エレベーターで下りて星白に話しかけられた時の表情のニュアンスが少し違います。艦長の表情もアニメではなんだか微笑んでいる感じになっていますが、この場面は原作の表情は崩さないものの優しいニュアンスがにじみ出ている方が広がりがあって好きだなと思います。

星白とナガテが話をしているところにイザナゆはたが乱入して来て海中浮遊層に行こう、という話になった時、ゆはたが図々しくナガテにべたべたするのにイザナがむっとしているところがアニメでは強調されていて、この辺のイザナの感じは好きです。(笑)そして星白に海中浮遊層は定員4人だからみんな一緒に載りましょう、と言われてゆはたが「ちっ」という顔をするのもちょっとアニメでは強調し過ぎかなと思いました。

そして海中浮遊層のカプセルに乗る時、ゆはたはナガテと二人だけで乗ろうと画策するのですが、イザナと揉めている間に星白とナガテだけが二人きりでカプセルに乗ってしまうことになり、ラブコメ的展開になるわけですが、ここで二人きりで手を取って幸せそうに海中を浮遊する二人の姿を見ていると、涙が出てくる感じがしてしまいます。全周コース2周になってるから近いところで降りよう、という星白にそのままでいいよ、というナガテ。このあと、こういう意味でナガテが女性に対して積極的な姿勢を見せる場面はないので、ああやはり『シドニア』のヒロインは星白だよなあとしみじみと思います。「また、閉じ込められちゃったね」というセリフもアニオリですが、この台詞はばっちりだなと思いました。好きです。

一方、岐神邸。ナガテと仲直りを演じてみせた岐神ですが、本心はそうではありませんでした。ナガテに対して岐神は、「最高の武具(一七式継衛)と名誉(ガウナを倒して英雄と呼ばれること)の二つとも俺から奪って行った」と親指の爪を噛んで悔しがります。これがなんというか幼児性がすごく表現されていて、上手いなと思いました。

なお海中浮遊層を回り続けている二人。「生命って、海から生まれたんですって。一人で宇宙を漂っているとき、このまま海に帰るのかな、という気がした」という星白の台詞。これもアニオリですが、これだけゆっくりと時間を取って、星白とのときを描くのは至福ではあるが、本当に残酷だなとも思ってしまいます。

そこに連結型ガウナが出現し、出撃司令。二人は基地に戻り、出撃しますが、衛人に乗る通路で星白が谷風に敬礼して通り過ぎて行きます。ここの余韻が、何となく不穏なものを思わせます。

そして次の場面。ナガテは病室で目を覚まします。外に出ると、仄姉妹が泣いていて、煉に「谷風、お前のせいで…」と言われます。何が起こったのか分からず戸惑うナガテ。谷風が仄に恨まれたり殴られたりする場面はよくあるのですが、なんかその度に割り切れない理不尽な感じになるのですが、まあ仄ってそういう役回りなんですね。俺はどうやってここに、とイザナに聞いて「どうしたの、イザナ。顔色がよくないよ」と何かを察したナガテはテレビをつけます。テレビに映っている岐神がヒーローとして讃えられている一方、谷風が非難されていて、テロップに「意識不明 谷風長道」と流れたあと、次に流れて来たのは「星白閑 戦死」の文字でした。息をのむナガテの横顔が数秒間静止したあと、「ツヅク」の文字が出るのでした。

このアニメの話の構成、処理の仕方は、一話完結のストーリーとしては全く天国から地獄への真っ逆さまで、すごく上手いと思いました。原作では何が起こったのかが描かれてからこの場面になるのですが、アニメでは星白の敬礼の次の場面がこれですから神も仏もありません。

いや、それにしても原作が何方かと言えばすごいことが起こっていてもそれをしれっと描く、というのが割と味わいだったのですが、アニメではすごいことが起こっていることはすごいことが起こっているように描き、コミカルな部分はコミカルに、ラブラブな部分はラブラブにちゃんと描いてメリハリを付けているのがアニメとしての完成度をすごく上げているなと思います。

実際、第5回が「星白由来の水」だったかと思ったら次週はラブモードを盛り上げておいていきなり「星白閑 戦死」ですからね。否が応にも視聴者は盛り上がってしまうと思います。ほんとにすごいです。

このアニメは1クールですからもう折り返し点に来たわけですね。紅天蛾との戦いもある程度は描かれると思いますが、さてどのようなところで終わるのか、展開構成も含めてますます期待が高まってくるのでした。
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

kous377

Author:kous377
FC2ブログへようこそ!

最新記事

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。