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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第12巻58話『水城の能力』を読みました!


シドニアの騎士(12) (アフタヌーンKC)シドニアの騎士(12) (アフタヌーンKC)
(2014/03/20)
弐瓶 勉

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第12巻58話『水城の能力』を読みました!

朝の更新では、ついサブタイトルの重要性について書いてしまったので、今回は『シドニアの騎士』12巻の感想続きを書きたいと思います。

57話でシュガフ船からの脱出に成功した22人めのでしたが、実はすでにガウナにコピーされて、「操縦士型ガウナ」として再生していたのでした。全長17メートルで本体を持つガウナとして。(つまり、紅天蛾やエナ星白とも違うタイプということです)どちらかと言うと1巻でガウナに呑み込まれて巨大なガウナとして再生した山野栄子に似ていますが、山野と違うのはが「自分がである」という自覚と記憶を持ち、彼女の回線を使ってシドニアに通信をして来ているところなのですね。

山野のケース、星白のケースでもそうでしたが、やはりこういう事態は人類の側に混乱をもたらします。しかも、姉妹思いの強いの一人ですから、水城の戦力の主力の一人である煉や焔がそれをどうとらえるのか、気になるところですね。

「操縦士型ガウナ」は水城に近づいてきます。つむぎは「このガウナ、なんか変です」と言い、谷風も煉も緊張します。操舵士の市ヶ谷テルルは攻撃を主張し、シドニアからは可能ならば人型エナを回収しろ、との命令が入ります。煉の表情が変わります。佐々木は、今回の遠征の目的はそれではないのだから積み荷の安全を最優先しろ、と怒ります。生体レーダーでもあるイザナは、ガウナの本体は脳と脊椎の位置にあるので、エナだけを回収するなんて不可能だよ、と言います。

緊張が高まる中、操縦士型ガウナはさらに水城に接近し、の回線を使って通信してきます。「こちら。水城きこえますか?」と。おさげメガネの通信士?もつい、「あっいやガウナからです」と言ってしまいます。凍り付く緑川纈、谷風、仄煉。

一方の仄。「シュガフ船からの脱出に成功しました・・・水城聞こえますか…?応答がない・・・」宇宙空間を漂いながら考えます。そして、自分以外にもとらえられた機体があったはず、と考えたときに他の衛人から通信が送られます。しかしそれは衛人ではなく、衛人をコピーしたガウナで、その機体からは操縦士をコピーしたエナが排出されます。「ショウ・・・ヨウ・・・ショウイ・・・シテ カエ・・・ロウ」

水城ではそれを確認し、別のとらわれた機体をコピーしていると判断。生存者なしが確定した、と言います。それに励まされてゆはたは砲撃用意を命じ、衛人も出して水城の死角に配置せよと命じます。衛人が次々と機体を離れて行く様が小さなコマですがかっこいいです。

一方仄炒。ショウイシヨウ、と言われて自分の手を見ると、それがガウナの胞手であることに気がつきます。突然落合のガウナ学が引用され、「ガウナがもし完全に人間を再現したらそのガウナは再現した人間と寸分違わぬ人格を持つだろう」と書かれます。星白でもそれに近いことが起こっていたようですが、炒でついにそこまで実現させたのですね。

衛人型ガウナと自分がほとんど同じ大きさであることに気づいた炒は、「私は…ガウナ!」と思考し、それを最後に形が崩れてしまいます。

突然対ガウナ弾が放たれ、衛人型ガウナと操縦し型ガウナが撃破されます。撃破したのは仄煉と仄焔でした。谷風つむぎが近づくと、二人は気丈に、「私たちは大丈夫!」と叫びます。

ゆはたはシュガフ船への攻撃を命じます。本体の位置を確認すると、正面からは狙えない位置に三体あることが分かります。するとゆはたテルルから舵を奪います。驚くテルルゆはたは、自分が操舵試験が一番だったこと、設計に関わったことなどをいって、水城本体の操縦士たちを驚かせながらメインエンジンを噴射させます。シュガフ船からガウナが射出されると対ガウナ砲を次々にオープンすると次々にガウナを撃破していきますが、テルルが「このままじゃシュガフ船に衝突しますよ!」と叫ぶと逆噴射し、ガウナと衝突しながら方向を転換します。佐々木や技術者たちもジェットコースターの安全装置のようなものにつかまっています。そしてシュガフ船の腹に水城の正面が向くと、ゆはたはガウナに向けて主砲を放ちます。ドン、ドン、ドンと三発、それぞれ本体に命中させると、シュガフ船は見事に泡状分解して行きました。

そして残ったガウナも水城の対ガウナ砲や衛人たちの活躍で撃破し全ガウナを排除すると、ゆはたは衛人を回収し予定航路に戻ると宣言して、安堵の溜息を漏らします。

この場面はゆはたの大活躍の場面ですね。訓練生になりながら衛人操縦士になれなかった(司令としての才能を評価されたため)ゆはたですが、見事に大型艦艇を操り、シュガフ船の撃破に成功しました。しばらく前はオカリナにあれだけ手を焼いたわけですから、シドニア側の戦闘能力が相当上がったことが分かりますし、またゆはた自身の戦闘能力も証明されたと言えるでしょう。そういう意味でゆはたファンには嬉しい場面でした。

煉と焔が帰艦し、慰め合う姉妹たち。そこにゆはたが現れ、謝りますが、仄たちは「謝らないで。相手はガウナだから何が起こるか分からない。私たちはガウナと戦うために生まれて来たから、悲しいけど辛くはないんだ」と言います。それを見守る谷風イザナつむぎつむぎは涙を流しているのですが、どうも他のものに見えてしまいます。

と、ここで終わるとシリアスな名場面という感じだったのですが、終わりません。女子光合成室です。おつかれさま、と言いながらゆはたとイザナがいきかい、サマリとゆはたが会話し、それを佐々木が聞いています。仄たちは自分たちの部屋に閉じこもっているようです。

食堂での会話。佐々木はうまく設置できたな!といい、自動調理装置が壊れたからと谷風イザナつむぎが食事を作っています。彼らは仄たちの好物のオムライスを作ったのですが、来ません。そこに来たゆはたが届ければいいじゃないですか、というのでイザナ谷風つむぎが運搬レールに沿って押して行きますが、つむぎがおもしろがって強く押したためにものすごく加速され、谷風がはじき飛ばされてドアに衝突すると、そこは仄たちの部屋で、みな佐々木が設置してくれた光合成装置で裸で待ったりしているところなのでした。(笑)

仄たちの「キャー」という声の中、また例によって焔が「谷風、お前…」とドゴ、ボガと蹴りと鉄拳が谷風に。理不尽ですがまあお約束ということでしょう。仄たちはオムライスに舌鼓を撃ち、「おいしいよ、つむぎ!」というのでした。谷風はトホホでしたが、シリアスを無理矢理ギャグに引きずり込んだ感じでした。

このあたり、斎藤ヒロキは無敵の英雄というイメージでしたが、谷風はコミュ力が低いという感じもあり、いいわけが出来ないのか、あるいはいいわけをすること自体が男らしくないと言うのもあるのか、おそらくは両方なのだと思いますが、こういう貧乏くじを引くことである種のバランスをとっている感じがします。「進撃の巨人」の作者諫山創さんもエレンを英雄にしすぎないようにしたい、とインタビューで答えていましたが、弐瓶さんにも谷風を英雄らしい英雄にしすぎないようにしたい、というものを感じます。その代わりの英雄らしい英雄としては「進撃の巨人」ではリヴァイ、「シドニアの騎士」では勢威ということになるのでしょうが、この辺りの性格付けはかなり違いますね。岐神がライバルとして残るかと思ったら思いがけずすごい方向へ行っていますし。

融合個体第2号の「はるか」の事故以来、ここのところ物語の根幹をぶん回すような大変化は起こってはいないのですが、そろそろそういうことが起こるのかもしれないな、と思っています。
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