個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

おがきちかさんの『Landreaall』23巻を読みました。六甲のせりふが印象的でした。

Landreaall 23巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)/一迅社
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1月25日に発売になった、『Landreaall』23巻(122話~127話)を読みました。


私は連載誌の『コミックZeroSum』で追っているので、単行本で新しいストーリーを読んだわけではありません。この物語はもう連載10年以上になり、話も複線的に進んで数年前に書かれた内容の伏線が今解決したり、まだ全然解決してなかったりします。実にまったりとしたペースで話が進んでいるのですが、とても面白くてずっと読み続けています。


ただ、感想を書くためにはあらすじを書かないと意味が分からないので、この巻の紹介に必要なところだけでも簡単に書いてみたいと思います。もともとかなり長い話なので、最近の部分をかいつまんで。また主人公DX(ディーエックス)がらみの部分のみに絞って書いてみます。


DXは架空世界の「アトルニア王国」の王位継承権者の一人で、王国の辺境にあたるエカリープ領の領主の息子、17歳(だったかな)。アカデミーの生徒たちによる馬上槍試合(貴族たちは将来騎士として戦う義務があるので、その練習です)で優勝者に花輪をささげてくれる乙女に、密かに恋していたメイアンディア・クラウスター嬢を指名しますが、ディア(メイアンディア)が実は新しく選出された次代の国王(大老と呼ばれ、すでに老齢で、つなぎとしての即位)の妃になることを知ってしまい、傷心状態に陥ります。しかしその場に突然亡き前王の孫娘にあたるユージェニ姫が現れ、政治状況は一気に混乱してしまって、DXの失恋どころの話ではなくなってしまいました。


DXの父・リゲインは前王に仕える騎士でした。しかし前王は正気を失い、兵を限りなく消耗する戦争を起こし、王女のリルアーナを王妃と見分けがつかなくなって執着するようになっていました。リゲインはそのような状態の前王を切り捨ててしまった過去を持っていました。それは半ば公然の秘密でしたが、誰も公的には口を開くことはありませんでした。


ユージェニの登場とその母・王女リルアーナの死が判明したことで、リルアーナに仕える騎士でもあったリゲインは、妻(DXの母)のファレル、DXと兄弟のように育ったニンジャの六甲とともに、その死の真相を確かめるため、王女が身をひそめていた謎の多い砂漠の隣国・クレッサールに向かいます。


そのクレッサールの地で、長年過ごしていたユージェニと、その保護者でありリゲインがクレッサールで救出したアトルニア貴族のクエンティンと落ち合ってその真実を探るはずだったのですが、リゲインたちが行方不明になったとの知らせがアトルニアの王都・フォーメリーに届きます。


アカデミーに寄宿していたDXは、父の行方不明の謎を探るため内々にクレッサールに向かいます。しかし次の国王でありディアの婚約者でもある大老は、なぜかディアにDXとともにクレッサールに行き、DXを助けるように命じます。DXの妹イオン(武術に優れている)はきつくアカデミーに留まるように言われますが、ディアのメイドに変装し、アイーシャと名乗ってDX・ディアとともにクレッサールに向かうのです。


クレッサールでDXたちは六甲を助けてくれた「灰撒」と呼ばれる部族の兄妹・バハルとチンクに出会います。彼らの案内でクレッサール人たちの市場を訪れたDXたちは、以前とある事件でDXに命を奪う呪いをかけた「葛焚」と呼ばれる部族の呪術師と出会います。呪術師は「呪い」についてDXたちに説明します。それはバハルたちも知らない知識でした。呪術師は両親をさらったと思われる「曲鳴」と呼ばれる部族の呪術師たちの居場所を教えてくれます。


とまあ、最近の部分をこの巻の中の話に至るまでかいつまんで説明するだけですごく複雑なお話になることが分かっていただけると思います。


この話の何が面白いのかというと、こういう架空世界の政治過程の攻防が面白いということもありますし、出てくるキャラクターたちが持っている能力の設定が面白いということもありますが、登場人物たちはみな何かを目指して生きていて、その時その時にその人その人の人生観をぽろっと吐露する、そのセリフが魅力的だ、ということが大きいのだと思います。


このマンガは中高生女子に読者が多い月刊誌・『コミックZEROSUM』の連載なのですが、男性のファンも多いようです。なんだかんだ言ってこういう権謀術数渦巻くような背景を持つストーリーが、男の人は好きなんだと思います。


この巻にも心に残るセリフはいくつかあります。特に、123話のイオンの「戦うとき、祈りは背中を暖めてくれる」というセリフ。126話の六甲の「恩ばかりが増えていく…恩を返すために生きなければ。なんて幸せな理由で俺は生きているんだろうか」というセリフの二つです。特に六甲のセリフは、ここのところでも出色の言葉であるように思いました。


これからの展開を、さらに楽しみにしたいと思います。というか、明日もう、最新話が読めるわけですが。(笑)


ただ、明日発売の『ZEROSUM』3月号は第130話が掲載されることになりますので、2話分は飛んでしまいますから、そのあたりはどうぞご注意ください。

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