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少年ジャンプ41号で尾田栄一郎さんの『One Piece』第759話「秘策」を読みました!


ONE PIECE 75 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 75 (ジャンプコミックス)
(2014/09/04)
尾田 栄一郎

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少年ジャンプ41号で尾田栄一郎さんの『One Piece』第759話「秘策」を読みました!

前回の758話、不可能を可能にするウソップの狙撃が、復活した『ホビホビの実』の能力者・シュガーを再び気絶させることに成功し、何も知らずにシュガーに近づかれたルフィとトラファルガー・ローを未然に救った、と言うところまででした。このドレスローザにおけるドンキホーテ・ドフラミンゴの支配体制の根幹をなすのがシュガーによって敵対する多くのひとびとが人形にされ、忘れ去られてしまったことでしたから、ウソップの功績はすごく大きいわけですし、ドフラミンゴに5億ベリーと言う最高の懸賞金をかけられたのもうなずけるわけですが、そのウソップが再び大殊勲をあげたわけです。でもそれはルフィたちには気がつかれない、陰の援護でした。普段は誰よりも弱いくせに大言壮語なウソップが、実は地道にルフィの援護に回っている、と言うところがいいなあと思いますね。

シュガーによって巨大な『頭割り人形』にされ、王宮の台地の3段目で麦わらの一味のニコ・ロビン、麦わらの一味の大ファンのバリバリの実の能力者の海賊・バルトロメオ、3年前の黄金ルーキー、イケメンのキャベンディッシュと戦っていたおもちゃたちは、シュガーの気絶によってみな人間に戻ったのです。大きなおもちゃだと思ったら、8人で一体の巨大な人形になっていたのでした。そして『バリバリの実』の能力でバリアを階段型にしてルフィたちを4段目に送り届けたバルトロメオも、彼らが4段目に行ったことで本来のバリアの能力を取り戻します。キャベンディッシュは、「味方の兵をおもちゃにしていたのか?部下をなんだと思っているんだ!?」と怒ります。

頭割り人形とともに戦っていたドフラミンゴの幹部・グラディウスは「このまま一生おもちゃのままだと思っていた」と言う兵士たちに、「戦いが終わればすぐ戻すつもりだった」と言いますが、内心「存在すら忘れていたがな」と思うのでした。おもちゃにされた人間は、ひとびとの記憶から消えてしまう。ルフィがそんなことになったら、というのがウソップが一番心配したことでした。

一方、王宮内でドフラミンゴと対峙したルフィロー。ドフラミンゴの背後には最高幹部・トレーボルが控え、ドフラミンゴの足元には海賊・ベラミーが転がっています。

ベラミーはずっと以前、空島に行く方法を探していたルフィたちがモックタウンと言う街で空島に行く方法を教えてくれることになっていたモンブラン・クリケットから黄金を奪ったと言うことで、ルフィに叩きのめされたことがありました。ベラミーは当時「海賊が夢を見る時代はもう終わったんだ!」と高言し、クリケットやルフィたちを嘲笑っていたのですが、その後空島に行って人生観が変わり、空島の黄金の柱をドフラミンゴに献上することでドフラミンゴの傘下に入れてもらったのですが、コロシアムでの戦いでバルトロメオに敗れ、さらにはルフィの暗殺を司令されて失敗し、逆に殺されることになってしまったのでした。

ルフィはコロシアムでベラミーに再会し、違うブロックで戦っていたベラミーを応援したりしていたのですが、度重なる失敗でドフラミンゴの幹部・デリンジャーに殺されそうになっていたベラミーは、バルトロメオのバリア能力で守られ、外に出たいのに出口が分からないルフィにコロシアムからの出方を教えていたのでした。

ベラミーはそのあと、ドフラミンゴの元にやってきたのですが、「オレはもうダメなのか?望みはないのか?」とドフラミンゴに迫っていた場面が最後の登場場面でした。

そのベラミーが瀕死の状態になっているのを見て、ルフィはドフラミンゴに「昔のことはいいんだ!ベラミーを離せ!」と言います。ルフィは今までのベラミーのセリフを思い出します。ベラミーはドフラミンゴを尊敬し憧れていて、それをルフィに語っていたのでした。そのドフラミンゴがベラミーのことを、「こいつはオレに殺されに来たのさ」と言うのです。

「これがお前なりのけじめなんだよなベラミー。勝手におれを慕い、思いどおりに事が運ばねえとやけを起こす。人は生まれ持った性(さが)を変えられない。お前はどこまで行こうとチンピラなんだよベラミー!!」

うーんなるほど、チンピラってそういうものなのか、となんだか説得力も感じてしまったのですが、しかしルフィに取って大事なのはそういうことではありません。

ベラミーの大きな変化、つまり「夢を嘲笑う」、ルフィに取って戦う価値もない海賊だった男が、憧れの人の船に乗るために全力を尽くすようになった、それを知っているルフィは、「何言ってんだ、ベラミーは変わった!」と叫びます。しかしベラミーは「もうイイ殺シてクレ」と瀕死の状態でつぶやきます。

怒ったルフィはゴムゴムの能力でドフラミンゴを蹴ろうとしますが、ドフラミンゴはベラミーをつかみあげ、ベラミーの顔でルフィの蹴りを防ぎます。「うわああああ!!!ごめんベラミー!!」と叫ぶルフィ。ローはそれを見て「怒りや憎しみを出せば敵の思うツボだ!」と叫びます。「ドフラミンゴは非情かつ冷酷な男。いつでも一瞬の隙を狙ってる!」と言うのでした。

ドフラミンゴはルフィとローたち「海賊同盟」が今まで何をやってきたか、を語ります。パンクハザードでドフラミンゴが「人造悪魔の実」の材料としてつくらせていたSADの工場を破壊し、ドフラミンゴの最高幹部ヴェルゴと幹部モネを死に追いやり、SADをつくる科学者シーザーを連れ去り、ドレスローザでは国中のおもちゃたちを解放し、人造悪魔の実である「SMILE」の工場を破壊しようとしている、といいます。「怒りを通り越して笑っちまってるだけさ」とドフラミンゴはいうのです。「まるで13年前の絶望を再び味わっているようだ!!」と。

13年前の出来事。それはなんだか良くわかりませんが、ドフラミンゴとローに取って、とても大きな事件であり、ローの恩人であったドフラミンゴの弟・「コラソン」が死んだ事件である、と言うことが今までの連載で明らかになっています。ドフラミンゴがドレスローザを乗っ取ったのが10年前ですから、まだドフラミンゴが一介の海賊の時代ですね。

ローは「あの事件がなけりゃおれはお前の前に現れることもなかった」と言いますが、ドフラミンゴは「あの事件がなかったらお前は、3代目のコラソンとしてここにいたさ!」と言います。……「コラソン」とは人の名前だと思っていましたが、どうも人名と言うよりは役職の名前なのでしょうか?

ドフラミンゴは「イトイトの実」の能力で分身をつくりローを襲わせます。ルフィは「じゃおれが本物の方だ!」と飛びかかりますが、ベラミーが突然起き上がってルフィに斬り掛かります。「何すんだ!」と叫ぶルフィにローは、「そいつは操られている!」と叫びます。イトイトの実の能力は、意志に関係なく操り人形のように人を操ることができるのでした。(どういう相手なら可能でどういう相手はできないのか、は良くわかりません)ベラミーは「済まねえ麦わらおれを止めてくれ」と言います。「止めたかったら意識を失うまでぶっ飛ばせ」と言うローにルフィは、「できるわけねえ!友達だ!」と叫びます。ドフラミンゴは「もう一発であの世行きだろう。昔教えたよなあロー!見ろ!弱エ奴は死に方も選べねエ!」と言うのでした。

このセリフは聞いたことがあります。確かローが、パンクハザードで誰かに言った言葉でした。……と思って探してみると、なかなか見つからなかったのですが、一時間以上かけて(笑)ついに見つけました。67巻でルフィたち麦わらの一味を探してパンクハザードにたどりついたスモーカー中将とたしぎ大佐率いる海軍G-5にローが出て応対し、各局戦うことになったときに、ローが「オペオペの実」の能力でたしぎを切り捨ててバラバラにしたのに生きていると言う状態にし、「斬るならば殺せ!」と叫ぶたしぎに「心ばかりはいっぱしの剣豪か?よく覚えとけ女海兵…弱エ奴は死に方も選べねエ」と言った場面でした。

その言葉は、もともとドフラミンゴの言葉だったのですね。「死に方くらい選びたい」と言うのは「進撃の巨人」でも出てきたセリフですが、やはり死に方と言うのも考えてみれば気になることかもしれません。

ルフィはドフラミンゴが自分たちが目の前まで来たのに自分で戦わないことに腹を立て、「もうぶっ飛ばす!」とローに言います。「バカ!秘策だと言ったよな!?」と言うローに、「今やる!」といってローに飛びかかって行くルフィ。ローは「てめえ覚えてろ!」と言いながらも「ROOM」と言って自分の支配する空間を作り、ルフィーがローに殴り掛かる瞬間に「シャンブルズ」と言う入れ替わる「能力」を使って自分とドフラミンゴを入れ替えます。つまりルフィは、ローの場所に入れ替わったドフラミンゴに殴り掛かったのでした。その技は右腕に火を噴く「火拳銃(レッドホーク)!」……まてまて。ルフィの義兄弟、エースの「メラメラの実」を食べてその技・「火拳」を受け継いだのは同じく義兄弟のサボのはず。なぜルフィがこの技を?……まあこういう時は次回以降にその解説が出て来ることが多いので、それを待ちましょう。

とにかくルフィはドフラミンゴに見事一撃を入れることに成功します。そしてドフラミンゴと入れ替わったローはドフラミンゴの席から背後にいるトレーボルに斬り掛かり、「ラジオナイフ!」という技でトレーボルを切り刻んだのです。そして「麦わら屋!「最悪」だお前は!」と叫んだローに、ルフィは「お前もその「世代」だ!」と返したのでした。

以前、大食らいの海賊・ジュエリー・ボニーがゾロを助けたことがありましたが、「最悪の世代」の海賊たちの間には何となく連帯意識があるような感じがします。簡単に言い切ることはできませんが、このルフィのセリフには何かそういうものを感じさせるのでした。

また、ローが緻密に立てた作戦を、ルフィが直情径行で台無しにしつつも結局は目的を達成して行く、そんなルフィに手を焼きながらも、協力して目的を達成して行くローが、やはりベラミーと同じように最初はドフラミンゴに対してやけになりがちだったのを、目標に向かって一直線に切り込んで行くルフィを見て、何か元気になり再び立ち上がって行った感じがあって、ルフィには「元気を与える力」があるんだなあと改めて思いました。

ドフラミンゴに一撃を与えたルフィですが、まだ一撃です。次回以降、また死闘が繰り広げられることと思いますが、他の局面の展開とともに、楽しみにしたいと思います!
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