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週刊漫画Timesで才谷ウメタロウさんの『ファイヤー・ガール』第23回を読みました!

週刊漫画Timesで才谷ウメタロウさんの『ファイヤー・ガール』第23回を読みました!

ファイヤー・ガール (芳文社コミックス)ファイヤー・ガール (芳文社コミックス)
(2014/09/16)
才谷 ウメタロウ

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週刊漫画Timesで才谷ウメタロウさんの『ファイヤー・ガール』第23回を読みました!

消防署に配属され、指導係の北条霧子の元で懸命に研修を続ける岩倉ユキですが、訓練のたまもの、体力的にも技術的にも図面おこしなどのデスクワークもどんどん上手くなってきています。しかし一本気な性格のためついやり過ぎてしまうユキ。最初はどこまで本気なのか見届けると言っていた北条も、ついに「あんたちゃんと寝てる?」というまでになっていました。

しかし結局訓練中に倒れてしまい、北条に「消防士失格よ。ちゃんと休めと言ったのに命令を無視して体調崩して倒れるんじゃ世話ないわ」と言われてしまいます。そのとき、ちょうど出動命令。北条はユキに「研修中」という腕章をつけさせ、現場に連れて行くのでした。

今回はここからです。

現場へ走るワゴン車の中。これが先遣隊なのですね。ここの場面はとても臨場感があります。「大隊長途上命令」というかたちで「人命救助優先、情報収集、連携体系の確立」という三点が確認され、現場につくとそこには燃え上がって2階から火を噴く住宅が。周りには野次馬が集まってきています。

ワゴン車を降りたユキは燃え上がる住宅を見て絶句します。そんなユキに北条は「あんたはここにいなさい!」と命じ、先遣隊は家の図面やデータの書かれたボードのついたテーブルを手早く広げます。そこで北条や周りの隊員は状況をひとつひとつ確認しています。ここが現場における指揮本部になるわけですね。ホースを持った隊員が現場に走って放水を始めます。また野次馬に「危ないから下がってください!怪我してる方はいませんかー!」と叫ぶ隊員。その家の住人との連絡、住んでいるのは親子二人、などなどを確認します。やってきた大隊長は風が強くなってきたのを見て安全管理を命じ、北条はマイクで「強風に付きはしごの転倒に注意、放水は対面側に気をつけ、飛び火に警戒!」と伝えます。この辺りは本当に現場ならではの迫力がありますね。

勢い良く放水が始まると野次馬からおおおーと歓声が上がり、ユキも思わず手を握りしめますが、そこにやってきたのはその家の住人でした。「ちょっとどいてくれよ!俺の家なんだよ!オフクロは無事か?中のオフクロは助けたのかよ?」と取り乱しています。

ユキは本部へ連れて行って、「ご主人が到着しましたー!」と声をかけます。

北条は「要救助者が逃げ後れてないかは現在確認中です」と落ち着いて説明しますが、男は動転していて、「隣の奥さんが買い物に出かけたって行ってたけど、オフクロは足が不自由でいつもこの時間は昼寝している。あんたら見落としてんだよ!」と必死に食い下がります。「今うちの隊員が中を探しています」と冷静に説明する霧子にも耳を貸さず、男は「もういい!」と叫んで火の中に突入して行こうとするのでした。

その男を抱きかかえて止めたのはユキでした。必死で住宅に突っ込もうとする男をユキは体を張って止め、「一般の人が防災衣もなく行っちゃダメです!」と言っていると、ついに家は一階の玄関が燃え落ちます。そこに突っ込もうとしていたらどうなっていたか。男は恐ろしさに腰を抜かします。ユキたちに抱きかかえられて後ろに下がり、座り込む男。ユキは男を少し切なげな目で見ています。

そこに北条が来て、「あの人見て何も感じない?」と言います。がくっと手をつく男を見て北条は、「あなたにそっくり」と言います。「冷静になれずに人の意見も聞けなくなった人は人助けなんかできないのよ。止めに入る立場になってやっと分かったでしょ。頭を冷やしなさい。」と。うつむくユキ。北条は研修中のユキに、「現場でしか分からない何か」を伝えるために現場に出させたのでしょうけれども、やはり緊急事態において冷静になれない人はいるわけで、その姿を見せることで自分を反省させようと思っていたのですね。

そこに、死んだと思ったお母さんが現れます。鍋に火をかけた(よく考えてみたら「鍋を火にかけた」ですね)まま買い物に行っていたのでした。抱き合って喜ぶ親子にユキもほっとしますが、男が駆け寄ってきてユキに謝ります。そして「ありがとう」と感謝するのでした。確かにユキが止めてなかったら男は確実に死んでましたからね。

冷静でなければやれない仕事だけれど、ユキのした行動が心から感謝される、その喜びも初めて知った、そんな現場だったわけですね。最後のコマは「よし。沈火確認!」という言葉で終わっていました。

やはり現場というものはすごいなと思います。才谷さんの絵は迫力という点でいつもすごいと思う何かがあるのですが、今回のモノホンの消火現場の描写は、今までにない迫力を感じました。燃え上がる家、それに放水する水の迫力。崩れ落ちる家。そしてその周りをてきぱきと走り回り、迅速に命令が伝達され、適切に対処されて行く。訓練は大変だけど、こういう消防士たちの働きで日本の日々の生活が守られているのだなと思うと、本当に頭が下がりますし、『誇りに思う』という感情が自然に出てきますね。

そんなすごい迫力を感じさせる、今回の「ファイヤー・ガール」でした!

単行本2巻、16日発売だそうです!
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