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少年ジャンプ43号で尾田栄一郎さんの『One Piece』、第761話「オペオペの実」を読みました!


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(2014/09/04)
尾田 栄一郎

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少年ジャンプ43号で尾田栄一郎さんの『One Piece』、第761話「オペオペの実」を読みました!

今週は新展開でした!ついにトラファルガー・ローの過去編が始まったのです。今まで語られていた様々な謎、伏線が解決しつつ、また新しい謎が投げかけられると言う点で、今回はまたあとから読み直すことが何度かありそうな回になっています。

前回はドフラミンゴが元・天竜人で、父がその地位を捨てたために零落してひどい環境の中で育ったドフラミンゴは父を殺して天竜人たちが暮らす聖地・マリージョアへその首を持って行ったものの、再びその地位を取り戻すことはできずに追い返され、世界を呪い、「こいつらの牛耳るこの世界をすべて破壊してやると誓った」ことがドフラミンゴの口から語られました。

今回の最初の場面は「イトイトの実」の能力者・ドフラミンゴの「鳥カゴ」に囲まれそこから脱出することも外へ通信することもできなくなり、ドフラミンゴの「寄生糸(パラサイト)」の力で自分の意志に関係なく暴れる市民たちの有様が描かれています。北西の町「プリムラ」では動物たちが「鳥カゴ」の外に出ようとしてその刀のような鳥カゴに体当たりして傷ついています。海賊たちは火事場泥棒のように財宝を盗み出していますが指揮を取る海軍の「追撃のメイナード」中将はとりあえず混乱を押さえ続けることに全力を挙げます。海軍大将・藤虎と革命軍参謀総長・サボとの戦いは痛み分け、と言う報告を聞いてメイナードは「海軍の最高戦力だぞ」と引っかかるのですが、海賊を取り押さえる余裕もなく、とりあえず混乱を押さえることで手一杯です。

メイナードは身分を隠してコロシアムに選手として潜入し、出場者を藤虎に報告していたのですが、それを知られてバルト海賊団の「宣教師」ガンビアを倒したところをバルトロメオに倒され、本大会に出場することもできませんでした。ちょっと中将にしては他のメンツより軽い感じ(ルフィの祖父・ガープも中将ですからねえ)ですが、正体を隠していたから本気を出せなかったのでしょうか。それにしてもドレスローザは業火に包まれ、ひどい混乱状態になっています。

一方王宮の屋上での戦い。ドフラミンゴは「寄生糸」で操るベラミーに、ルフィを斬りつけさせます。ルフィはドフラミンゴの糸で両腕を後ろ手に縛り上げられています。斬りつけられるところをルフィは両脚の「ゴムゴムのタコスタンプ」で逃れ、立ち上がりますが、そこにいたドフラミンゴのコピー(糸でできている)に蹴り倒され、屋上の底が抜けて下の階に叩き落とされます。そこに降りてきたドフラミンゴのコピーは、「堕ちた天竜人に人間たちが何をするか想像できるか。人間はみな残虐だ!」といいます。ベラミーもそこにいます。ルフィは息荒く「何言ってんだ!ニセミンゴ!」と言うのが精一杯です。

そうして屋上に残ったのはドフラミンゴとロー、そしてトレーボル。もともとのドフラミンゴ「ファミリー」の3人でした。「お前からだロー!処刑を始めようか」というドフラミンゴに、ローは尋ねます。「堕ちた元天竜人のお前になぜまだ権力がある。お前は今朝CP0を動かした」と。「そんなこと死ぬのに知りてエのか」というドフラミンゴですが、語り始めます。

「オレが聖地マリージョア内部にある重大な「国宝」のことを知っているからだ!それは存在自体が世界を揺るがす」と。そしてドフラミンゴは追われる身になったのですが、だからといってやすやすと殺されるような玉ではないですね。「あいつらにとってオレは最悪のカードを持った脱走者。殺そうにも死なねえオレに天竜人たちは実に協力的になった」と言うのです。そして「さらにお前のオペオペの実の能力があの日オレの手中に入っていたらマリージョアの「国宝」を利用しオレは世界の実権さえも握れていた!」と言うのでした。

ここで重大なことが二つ出てきますね。一つはその「国宝」。これは初めて出てきた話で、どういうものか良くわかりません。今までのストーリー展開から考えれば、「語られぬ歴史」が書かれた「リオ・ポーネグリフ」か、古代の三つの最終兵器のうちまだ出てきていない「ウラヌス」に関係するものでしょうか。全く新規のものとは考えにくいので、どういうものかは分かりませんが何かそう言うものなのではないかなと思います。

そしてもう一つはローの持つ「オペオペの実」の能力。確かに今まで出てきたローの能力(「Room」と言って支配する空間を作ったらその中のものを自在に切り刻んだり取り替えたりでき、また人格と身体を入れ替えたりもできる)はすごいものでしたが、世界の実権を手に入れることができるほどすごいものだとは思いませんでした。今回のサブタイトルは「オペオペの実」ですし、これから主にそれをめぐって語られて行くのだろうと思います。

ドフラミンゴはオペオペの実の能力には「人格の移植手術」の他に、古来からの人類の夢をかなえることができる、と言います。それを知ってるのか、と。ローは知ってるさ、と言います。それは人に永遠の命を与える「不老手術」で、それをやると能力者本人は命を失う、と言うのでした。ドフラミンゴは「お前に食わせる気はなかった!恩を仇で返しやがって!」とローに攻撃を仕掛けます。

・・・・・・不老手術。

うーん。不老不死の生命、それがいいものなのかどうか、良くわかりませんが、そういう夢を持った人は昔からいたのは確かですね。ローも「おれは興味ねえがな」と言います。まあ自分が死んでしまっては元も子もありませんが、この「One Piece」の世界には死んでも蘇る「ヨミヨミの実」と言うものさえありますから(麦わら一味の音楽家・剣士ブルックが死んだのに骨だけになって蘇っていますね)そう言うこともあるのかな、と思います。不老不死と言えば『シドニアの騎士』の科学者落合や谷風長道を思い出しますが、そう言うテーマが「One Piece」でも出てきたのは何かシンクロするものがあるのかもしれません。

ディアマンテの剣術、ラオGの体術、グラディウスの砲術、お前に戦闘のすべてを叩きこんだのは俺たちだ!とドフラミンゴは言います。ローは言い返します。「そして今があるのはコラさんのお陰。感謝してるよ。この力でお前らを討ち取れる!」と。

そしてローの回想シーンが始まります。

16年前、海賊時代のドフラミンゴ一味。ノースブルーの港町「スパイダーマイルズ」のゴミ処理場を、一味は本拠(の一つ?)にしていたようです。こういうどうと言うこともない町の名前のネーミングが、いちいちかっこいいですね。特にドフラミンゴ一味はみなロックミュージシャンがモデルだ、という説をツイッターで知ったのですが、誰も確かにみなロック的なかっこよさを持っているので、町の名前にもそれが反映されているのかもしれません。



ディアマンテトレーボルに相手をされているロー。ディアマンテに剣術の稽古を受けます。ローは前回少し出てきた回想で「世界を滅ぼしたい。おれは白い町で育った。長くは生きられない」という言葉を言っていましたが、今回その言葉が具体的に語られます。死んだ親が持っていた医療データによれば、自分はあと3年2ヶ月で死ぬ、と。だから3年以内に全部ぶっ壊したい、と言うローに、ディアマンテは「頭のねじ飛んでるなコイツ」といいますが、そう言って一味に入ろうとしてきた奴は今まで100人はいたがほとんどは2日以内に泣いて逃げ出した、と言うのでした。

その部屋にいたのはほかにまだ子供のバッファローベビー5がいました。そこにコラソンが帰ってきます。コラソンは信じられないようなドジで、帰ってきたらいきなりステンと転びます。それを見て笑うバッファローベビー5コラソンはその二人をいきなりぶっ飛ばします。ローはあっけにとられます。でもそんなことでひるむベビー5ではありません。コラソンに熱い紅茶を差し出すと、コラソンは熱さのあまりブバッと吹き出していすからひっくり返り、またベビー5が笑っています。

そのコラソンディアマンテはローに紹介します。「注意力が足りねえ間抜けだがドフィ(ドフラミンゴ)の実の弟で腕は立つ。昔ショックな事件があったらしく口がきけない」と言います。「あと子供嫌いだ。注意しろ」と言われる前に頭をつかまれたローは、窓から投げ捨てられ、スクラップの鉄山に投げ捨てられてしまいます。

コラソンはドフラミンゴのような羽のついた上着を来て(色は分かりませんがドフラミンゴのように明るい色ではないですね。モノクロの画面では黒塗りです。)フードを被り、ハートのいっぱい飛んだシャツを着て、顔には目の回りに「KISS」のジーン・シモンズのような黒い星の化粧、ないしタトゥーが入っているようです。下を向いているのでよくは分かりませんが。

ローは怒り、「なんだあのいかれたヤツ。殺してやる」と思います。コラソンは煙草を吸おうと火をつけたのはいいものの、その火が自分の上着の羽に燃え移り、燃え上がってしまうと言うドジぶりを見せます。

さて、かなり長い間、名前だけは出てきたけれども実際には出てきていなかった「コラソン」がついに登場しました。これもまた「ドジで乱暴」という意表をついたキャラです。そして口がきけない。尾田さんのつくる緻密な世界の中で、こういう規格外のキャラクターが暴れ回る構造は、本当によくできていると思いますが、今ではローが「恩人」と慕うコラソンとの出会いは、こういう最悪のものだった、というのも興味を引きますね。

というわけで、今週は本当に中身の濃い内容でした。

次号は休載とのこと。連載再開は45号とのことですので、続きは二週間お預けということになりました。またこの期間に、いろいろな予想がネットで飛び交うのだろうな、と思います。そう言うのもまた、マンガを読む楽しみですね。

特にコラソン、魅力的なキャラクターになるのではないかと、楽しみにしています。

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