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アニメ『シドニアの騎士』BD6巻を見ました!12話のディレクターズカット版が最高でした!


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アニメ『シドニアの騎士』BD6巻を見ました!12話のディレクターズカット版が最高でした!

アニメ『シドニアの騎士』BDもついに最終6巻。今回は、今までの目玉だった「新アングル版」がありません。そのかわり、12話をプラス8分かけて描いた『ディレクターズカット版』がついています。オンエア版ではどうもカットが刈り込まれた感じがありましたから、このディレクターズカット版を大変楽しみにしていたのですが、期待にそぐわず、素晴らしいものでした!

エピソード的に、原作にはあったのにアニメではカットされていたシーンが追加されて物語の緊密性が増していましたし、またオリジナルの場面を加えてガウナの巨大さ、恐ろしさ、そして弦打と勢威の見せ場が追加されていました。

オーディオコメンタリーはポリゴンピクチャーズ・副監督の瀬下さんと原作者の弐瓶勉さん。こちらはディレクターズカット版にのみつけられていて、やはりこの映像に制作者の側としても思い入れがあるのだろうなあと思います。

オンエアで8分長い映像を流すわけには行きませんからやむを得ないことではあったなあと思いますが、やはりこの8分が追加されて非常に完成度は上がったと思います。11回までもそういう企画があったら良かったのになあ、とは思いましたが。

今までも仕上がりは「劇場映画並み」と言われていましたけれども、今回のディレクターズカット版では実際本当にそうだなあと思いました。テレビではやりにくいゆっくりとしたストーリーの運び方。本来、こういう物語にしたかったんだろうなあと思います。しかし、30分(実質は24分程度、OPやED、次回予告などを省けば20分前後しかなく、さらに半分に区切られてしまう展開では、なかなか長尺の描写はできませんよね。8分長いと言うことは、実質的には1.4倍になったと言うことで、これだけの長さがあれば描写出来ることはもっとあるんだなあと実感させられました。

構造的に、11話と12話は最後の小惑星型ガウナとの戦いの前編・後編と言う感じで、一体になっていると考えてよいと思います。11話のアヴァンではイザナが正規操縦士に任命され、「僕たちの時間はどんどんゼロに近づいているんだ」と長道にすねて、配管を歩いて足を滑らせてしまったイザナをつかみ上がる長道が「俺たちの時間は、ゼロじゃない」と答える、あの名シーンからです。

オンエア時の11話の感想はこちらにあります。

本編が始まっていきなり小惑星型ガウナが現れ、斜め加速をしてシドニアの進路を変えようとしたのに、ガウナの側も進路を変えてシドニアに衝突しようとしてきます。艦長に小惑星ごと破壊しろと命じられた司令補の緑川纈は対惑星誘導飛翔体を撃ち、さらに衛人隊を出撃させてガウナを殲滅する、そのために実験段階の超高速弾体加速装置と人工カビを用いたガウナ本体貫通弾を全機に装備させることにします。

出撃した衛人隊はガウナ主本体の殲滅を目指すサマリ指揮の第一小隊と推進源の破壊を目指す第二小隊に分かれ、順調に攻撃を加えますが突如現れた紅天蛾のために第二小隊は全滅させられ、第1班も危機に陥れられます。

緑川纈はシドニア本体のヘイグス粒子砲によってガウナのエナを欠損させ、空洞になっているガウナ内部に侵入して本体を破壊する、と言う作戦を立て、ヘイグス粒子砲を放つのでした。

ここまでが11話です。

そして12話。オンエア時の感想はこちらです。

閑話休題、今回の特典は、映像・音響的なものだけではありませんでした。全12回、途中CMの前後にはさまれた映像『シドニア百景』のカットがDVDケースの大きさで24枚、付録についているのです。これは嬉しいですね。SFと昭和の融合したシドニアの世界が、手元でカラーで見られると言うことになります。非番の日のサマリが有機転換炉にゴミ出ししている風景とか、ちょっと萌える感じがします。(笑)

また、今回のオーディオコメンタリーの目玉は何といっても原作者の弐瓶さんでしょう。「綾と綾音の秘密の光合成」にゲストに出てきた時もそうでしたが、弐瓶さんの声といいコメントと言い、何ともいえない味わいがあります。今回はポリゴンピクチャーズの皆さんや静野監督とのやりとりが分かってとても面白く、またカット割りなどにも積極的に意見を言われたそうで、田寛ヌイの光合成シーンとか、×がついているのを見た弐瓶さんが口添えして救出した場面もあったそうです。(笑)

さて、12話。アヴァンはヘイグス粒子砲を放つまでのダイジェスト。OP後にまずディレクターズカット版による追加が行われているのが、ヘイグス粒子砲の命中後、衛人隊に突入命令を下した後、サマリや勢威ら精鋭は了解と答えたものの他の機の中にはバランスを失い、小惑星に落下したり軌道を外れたりする機があり、谷風はそれを救いに一旦ガウナを離れた場面です。そしてそれをみて「谷風…ッ」と叫ぶ仄煉。この場面の映像が光がにじんでとてもきれいでした。そして落下して行く衛人を見ておののくイザナ、初陣なんですよね。しかしなんとかバランスを取りますが、通信障害が発生していて息を呑みます。ゆはたの命令が聞こえますが、気になるのは谷風のこと。ここでオンエア版にもどったようです。

そして煉との会話。「またお前だけ特別の装備だな。ずるい。」「ああ、だからこの先は俺一人で行く」というやりとり。そして煉が「烽の仇を取るため」一発だけ取っておいたガウナ本体貫通弾を谷風にわたします。イザナの前を横切ってガウナに向かう谷風を見て、イザナも追いかけます。

開口部から突入するサマリ率いる第一小隊10機。そこに紅天蛾が迫ります。サマリに迫る紅天蛾の前に谷風機が立ちはだかります。この時点で生存13機。先ほどの10機以外は谷風、煉、イザナと言うことになります。しかし突入して行くのは9機ですので、すでに1機紅天蛾にやられているのですね。以下、谷風機と紅天蛾の空中戦。ここはロボット同士の争いと言うより、太平洋戦争における零戦とグラマンの空中戦を数十倍の早さにしたような趣です。ここはオンエア版と変わりませんが、素晴らしい空中戦でした。そして突入時に開口部が閉じてしまい、衝突した機体もあります。

そしてガウナ内部を進むサマリ隊。ここの描写が追加になってますね。胞手にやられた機体もあり、また「ヘイグス粒子砲に頼り過ぎだ」と以前いわれていた弦打がヘイグス粒子残量わずかになってしまいます。弦打がイケメンの顔をして「頼む。もってくれ」と言うところなどかっこいいです。

そしてこれはオンエア版と同じで紅天蛾との戦いに手こずっているのに、ガウナ地表からもヘイグス粒子砲が放たれて谷風が被弾します。そして意識を失った谷風機を救出に行くイザナ。ぎりぎりながら、継衛をつかみ、そして抱き上げて重力圏から離れて行きます。「長道の命は消さないよ。シドニアの希望の光!」と言う場面は、やはりいいですね。

しかし背後から紅天蛾がヘイグス粒子砲を放ち、イザナは意識を失います。しかし入れ替わりに谷風が意識を回復し、イザナを追いかけますが、そこに紅天蛾が立ちはだかるのでした。

一方、対惑星誘導飛翔体着弾まで10分となったガウナ本体侵入組。主本体までもう少し、となったところで胞手に襲われて大破する機体。ここは追加部分ですね。そして胞手にぶつかり、バランスを崩して遅れる勢威。「勢威!」と叫ぶサマリに「止まるな!行け!」と叫びます。ヘイグス粒子残量が1割を切った、と叫ぶ弦打に、帰りの残量を気にする必要はない、というサマリ。ここはオンエア版と同じです。そして主本体についに到達し、接近して行く衛人隊、というところで前半は終わりました。

後半に入り、そのまま主本体前の衛人隊。サマリが「散開!」と命じます。ここは追加です。

カットは谷風と紅天蛾にもどり、戦闘が続き、また再び本体前。残っているのは5機のようです。主本体の撃破はオンエア版ではわりとあっさりでしたが、追加では胞手が何層も立ちふさがり、なかなか本体に撃ち込めません。「クソッ」とつぶやくサマリ。

再び谷風と紅天蛾。壮絶なバトルが続きますが、谷風はついにガウナ本体貫通弾を使い切ります。ここで煉との会話を思い出した谷風。この回想、オンエア版ではセリフなしでしたが、会話が追加されていました。その方が分かりやすいですね。「烽の仇を取るための一発」を超高速弾体加速装置にセットしようとした谷風ですが、紅天蛾は弾体加速装置を撃ち落としてしまいます。そして「お前なんか星白でも人間でもない」と叫ぶ谷風は貫通弾をもったままの左手を紅天蛾に向かって発射させ、みごと命中させます。ここはオンエア版と同じです。

主本体破壊組は、なかなか上手く行かない中、弦打が「超至近距離からヘイグス粒子を全解放してみる」と言って一機で軸索部に攻撃を加える弦打。しかし完全に破壊する前にヘイグス粒子が切れて真っ暗になってしまいます。この真っ暗な場面が凄いですね。

そしてそこに「よくやったぞ、弦打」と言って現れたのが勢威でした。勢威はさらに攻撃を加え、エナを完全に剥離させます。そこにサマリ以下が貫通弾を放ち、ついに主本体の泡状分解に成功します。この主本体破壊の描写は、オンエア版よりかなり精密で良かったです。

ガウナの泡状分解を小惑星の外で見守る一機は谷風。僚機6機の無事を確認し大きくうなずきます。サマリと勢威に抱えられて飛ぶ弦打。飛翔体の到達と爆縮。

意識を失って漂うイザナのところに来る煉。一度はだめかと思った衛人隊が谷風を含め7機掌位で戻ってきます。そしてそれを見上げるイザナと煉。この場面はオンエアと同じですが、やはりいいですね。

そしてシドニアの風景の描写、外生研のエナ星白。透明な隔離壁に「ながて」と書いています。この場面は追加されて凄く分かりやすくなりました。エナ星白可愛い。最後の出番ですしね。

そして一番の見せ場?のイザナの妄想が追加されていたのが嬉しかったです。これは原作にはあったのですがオンエア版ではなくなっていました。イザナに救出された長道がイザナに「ありがとうイザナ。あのとき墜落しそうになっていた俺を自分の命を顧みずに」と礼を言い、イザナが「いやいやいや、当たり前のことをしただけだよ僕は」と言う答えをシュミレーションをしているところに現実のナガテが現れ、礼を言われるのを待ってシナを作ると、現実のナガテの腹が鳴ってぶち壊し、と言う展開になっていました。今夜はゆはたと三人でしょ、と言われながら長道はおにぎりを食べています。

もう、という顔をしているところに上から煉が飛び降りてきます。唖然としている二人をかわりばんこに見て自分の名札を指し、「煉だよ」と言います。この辺、だいぶ分かりやすくなりましたね。あとの受け答えはオンエア版と同じです。ここは、焔が復活していて二人で礼を言いにくるけど焔が照れて言えない、と言う展開の方が説得力があるのですけど、そこまでの追加は無理でした。

でも、イザナが「そういえばもう一人増えるかもっていってたけど」と言って、それが岐神邸の話につながるのも分かりやすくなっていました。岐神邸でニュース映像を見る岐神と海蘊の場面、小さい音で鳴っている音楽が魅力的です。このニュース映像もオンエア版より詳しくなっていたような気がします。

そして谷風との会話、というか谷風が一方的に喋っているばかりなのですが。これはオンエア版と同じです。また一緒にシドニアを守るために戦おう、と言われてドアの中に入ってしまう岐神。

すぐそばまで来て週一食を誘う長道。岐神は継衛と谷風とのこれまでを回想します。この場面は追加です。この回想シーンを見ると、岐神は実は星白自身にかなり思いと未練があった描写になっています。そして暗闇の中、岐神に寄り添う海蘊。そこまで回想して岐神は涙を流します。

オンエア版では谷風の暖かさに感動したように取れて、アニメではそういう解釈にしたのかと思っていましたが、ディレクターズカット版を見ると岐神が自分の情けなさに泣いてしまっていると言う解釈が変わらないことが分かります。

そして岐神邸の奥の、封印された、岐神家の人間でも立ち入り禁止の区画に入って行く岐神。ここで原作の科学者落合の復活につながる場面が挿入されました。もちろんそれがなければ二期でも重要な登場人物?、つむぎが生まれないわけですが。

過去の写真を見るヒ山、艦長とクローン落合の場面のあと、いそいそと外生研に向かう谷風と、エナ星白が消えた外生研。オンエア版と同じ表現で、ラストに至りました。

こうして見ていると、なんだかオンエア版がダイジェスト版に見えてきます。(笑)展開が早くてリズム感がある、というよさはあるのですけどね。

もうとにかく、ディレクターズカット版、凄く面白かった、の一言につきます!

それとともに、アニメ二期がさらに楽しみになってきました!

今までBDを買ってなかった方にも、この6巻は本当にオススメだと思います!
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