個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

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少年マンガと青年マンガの違いについて考えてみました!

少年マンガと青年マンガの違いについて考えてみました!

少年マンガと青年マンガの違いというのは、青年マンガというのは何が描いてある、ということを一言で言うことができることが多いのですが、少年マンガはマンガの説明をするのが凄く難しいことが多いということかな、と思います。

青年マンガだと、天才的なジャズトランぺッターの話、とか、自衛隊がクーデター起こす話、とか、魚河岸の三代目を素人のサラリーマンが継いだ話、とか、一言であらましを言うことができる話が多いのですね。読む方としては、その題材に興味があれば読むし、なければ特には読まない。他の作品で作者さんを知っていたら、あの人がこの題材をどういう風に書いているか、という興味で読むこともありますが。

一方、少年マンガでは、世界一の海賊を目指す少年が仲間を増やして行く話、だけではそのマンガについて語ったことになりませんね。日常的に海賊に興味がある人だけが「One Piece」を読むわけではありません。「One Piece」をきっかけに海賊について知りたくなったり調べてみたりする人はいると思いますが、それは自分の世界が広がることではあっても生活の実感とは関係ないですね。

また、壁に囲まれた世界で人類が壁の外に生息する巨人たちに怯えて暮らしてる話、だけでも分かりませんよね。「進撃の巨人」の圧倒的な凄さというのは、読んでみないと分かりません。何も知らない人には結局のところ、「とにかく凄い!」と口を酸っぱくしていう以外に紹介のしようがないところがあります。

それでもなんとか、少年マンガの魅力を紹介しようとすると、結局はストーリーやあらすじをある程度書かざるを得ないわけですね。少年マンガの世界はもともとアンリアルですし、起こる事件もある意味幻想的な、あり得ないことが起こるわけですから。

青年マンガは設定を言えば大体どんな話なのかが分かる、感じがします。というのは、「青年マンガがリアルに生きる大人の感覚」と言う、読者と作者に共有されているものがあるところからスタートするからだと思います。

でも少年マンガでは、まず「荒唐無稽な設定を説得力を持って示す」ところから始めないといけないのですね。そしてキャラも面白く展開も面白くストーリーも面白くてとんでもない伏線が隠れていて…と語り始めたらきりがなくなります。

青年マンガは奇想天外な設定やストーリーよりも、ディテールが重要なことが多いですね。歴史物でもこの人の思想や感情は従来こう解釈されてきた、ということを前提として本当はこうだったんじゃないか、みたいなものが提示される。ですからかなりの部分が読者と共有された、そういう意味で分かりやすい設定の中で細かいところをどう表現しているか、を見ることになるわけです。ですから感想も、あまりあらすじに触れないで書くことができるわけですね。

少年マンガはいろいろな意味での「奇想天外さ」が勝負なので、ここが面白い!ということ自体がその作品の肝心な部分になるわけです。その作品の面白さを語るためにはその奇想天外さ自体を、どういうところがどういう風に奇想天外なのか語らないと意味がないので、凄く作品に密着したところから主観的な目線で語ることになります。主観的なものの見方をして獲得した内容というのは、まとめにくいですよね。少年マンガの感想を書くのに苦労するのは、そういうことなんだと思います。

逆に言えば、青年マンガは客観的な目線で感想が書けるので、わりと余裕のあるスタンスで書けるということになるわけです。

マンガというのは大事なことをほのめかす時、必ずしもセリフでいうわけではありません。絵だけで表現する場合もある。もちろん、セリフだってあとになって実はこの事件の伏線だったのか!と気づいて驚愕することはよくあります。しかし、絵だとどういう風にでも解釈出来るので、特に少年マンガの感想を書こうとすると、「その絵、そのセリフをどういう風に自分は解釈したか」ということが問われることが多いのですね。

そういう意味では自分なりに自信を持って、あるいは外れていてもこういう風に読む読み方はアリだろう、と思える解釈ができたら感想も書きやすいのですが、全然見当もつかない、あるいはそう解釈したらつまらないから、本当は違うんだろうな、ということしか見つけられない時、というのは感想を書くのに本当に苦労します。まあ頼まれて書いているわけではないので、そういう時はその作品を取り上げるのをやめてしまうわけですけど。

それで、連載中の作品を毎回感想を書いている時など、書けなくて次の号まで待って自分なりに納得出来る解釈にたどりついてから感想を書く、ということもときどきあります。

まあ、それどころか「聲の形」みたいに読むことができなくなって、連載が終わるまできっと書けないんじゃないかなと思うものもあるのですが。(笑)

連載が終わったら全体像が見えるので、そういう意味で安心して書くことができるんですけどね。

いずれにしてもマンガというのは読む人の感情の動きにかなり近いところで展開して行くので、距離の取り方が難しいこともままあります。

何かマンガの感想苦労話みたいになってしまいましたが(笑)、そんなことも含めて、マンガというのは可能性のある、素敵なジャンルだなと改めて思います。

商業的にも表現的にも、ますます新たな地平が切り開かれて行くといいなと思います!
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