個人的な感想です。

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週刊漫画Timesで荒川三喜夫さんの『ピアノのムシ』第23話(前半)を読みました!


ピアノのムシ 4 (芳文社コミックス)ピアノのムシ 4 (芳文社コミックス)
(2014/09/16)
荒川 三喜夫

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週刊漫画Timesで荒川三喜夫さんの『ピアノのムシ』第23話(前半)を読みました!

風変わりで毒舌のピアノ調律師・蛭田が主人公のこの作品ですが、灰汁(あく)の強いキャラが他にもいろいろ出てきます。その中の一人が、天才的な少年ピアニスト・柏木るい。

小学校の帰り道、柏木が同級生の前野治と話をしています。文化祭で柏木が弾いたピアノが凄かった、というのですね。そこにやってきたのが女王様キャラの同級生の若菜。ピアノ教室でAクラスに昇格した、と威張っています。あまり威張るので柏木は、クラス上がるたびにレッスン料も上がる、「ピアノ教室もお金を稼ぎたいからヘタクソな生徒でも簡単に昇格させるんだ」と言い放ちます。ショックを受けた若菜は「そんなの信じないんだから!調子に乗ってんじゃねーよクソが!」とか言って去って行きます。

治も同じピアノ教室でAクラスに昇格したので、「僕の立場って…」とぶつぶつ言ってます。将来ピアニストになるの?と聞く治に柏木は、まさか、と答えます。世界はものすごく広いんだよ。まだ知らない面白い世界が満ちあふれてるんだ。それにプロのピアニストになったらきっと壁にぶつかる。ピアノのために苦しんで、それでもピアノに癒される。そんな無限ループは僕はいやだな。というのでした。

……ただ者じゃないですね確かにこの柏木と言う少年は。(汗)小学生の時点でピアニストの光と闇のようなものまで理解しているというのは。治はびっくりしています。

一方治の家ではAクラスに上がったということで生ピアノ(電子ピアノに対して普通のピアノのことを生ピアノというのですね。初めてそういう言い方を知りました)購入を勧められていたのですが、お母さんは新品は無理だ、中古なら、誰か相談相手がいない?と尋ねるので、治はちょっと何か言いたくていないことがある雰囲気なのですが、柏木くんならきっと…といいます。

というわけで蛭田の勤める巽ピアノの調律所にやって来た治親子と柏木。蛭田に中古ピアノ購入のサポートを頼みたい、という柏木に、オススメの店を教えてよ、という柏木。蛭田は例の調子で、「安くて良いピアノを探したいだあ?ビジョンがなさすぎなんだよ!店頭で何台も弾いた上で相談に来るのが普通だろ!」と言っていて治親子はビビっています。「ネットで買って一度失敗すりゃいい。そうすればいやでも勉強するだろうさ」とか言う蛭田に同僚で後輩の星野小真は「失敗を勧めてどうするんですかっ」とまともなツッコミを入れています。(この突っ込み、好きでした。(笑))

そこに巽社長から電話。「今引き取り以来の古いピアノを見立てたところなんだけど掘り出し物で、ちょっとリペアすればその経費だけで自信もってお譲りすることができるよ」という願ったり叶ったりの内容なのでした。

それは富士楽器製造という会社の「ベルトーン」という機種のアップライト。(登場するピアノにはそれぞれモデルがあるのだと思いますが、全部架空の会社名になっているので何がモデルなのか見当がつきません。こちらも全然ピアノのことを知らないからだとは思いますが、この「影の主役」であるピアノたちの特徴がそれぞれに表現されているところもこのマンガの凄さだと思いますので、どれがどのメーカーのどの機種がモデルなのか、いつか明らかにしてもらえると面白いのにな、とは思います。アマギはヤマハだろうなと思いますが、さすがにアマギはあくどすぎるのではっきりとは言えないんだろうとは思いますけどね)50年ものなのに信じられないくらい状態がいいと言います。ピンを交換、低音弦の張り替えなどわずかなリペアだけで十分、響板はヒビもなく十分鳴る、と言います。

その話を聞いて柏木は「蛭田さんたち自らが修繕してくれる中古ピアノなら間違いない。巽社長価格だから良心的だし、良かったね」というのですが、なんだか治は心ここに在らず。何かどこかに思いを隠しているところがあるのですね。

ピンの調整、鍵盤の修理、などなど。その過程が描かれているのは凄く面白いです。そして蛭田の最終的な調律。それが済んで、柏木が試し弾きをすると、治も母親も感心して聞き惚れています。治は「やっぱ柏木くん凄い…先生より上手い…」と思っています。

いきなり笑い出す柏木。「なんだこれ面白れー!アマギや他のピアノとまた違う音だ!」と楽しそうです。「治くん弾いてみなよ自分に合うかどうか」と無理矢理弾かせてみると、治もその音に感動し、やっぱり電子ピアノとは違うんだね、と言います。蛭田は例の調子で、「当たり前だ。電子はどんなヘタクソが叩こうが同じ音色が出る。これからは自分のへたさ加減を目の当たりにして辞めたくなるかもな」とか言っていますが、治も母親も恐縮しつつも感謝して、帰って行くのでした。

と、思いきや。

数日後でしょうか、柏木に声をかける治。「どうしよう」と真っ青です。巽ピアノ調律所にかかってきた電話は治の母からでした。ピアノを返品する、あのピアノは無名の粗悪ブランドでしように耐えない古いものだ、お金も全学返金してもらう、と言う治の母。治が柏木に言うところによると、ピアノ教室の先生に怒られて、中古ピアノを返品しなさい、さもなければ強制退会させる、と言われたというのでした。

・・・

ふふふ。

なるほど。

ここでまたピアノ教室に絡む闇が暴かれるわけですね。(笑)

かどうかは来週号を読んでみないと分かりませんが、楽しみです。

私も幼稚園のとき、「ヤマハの音楽教室」に通ってましたので(ピアノ以前ですが)、何かそういうものがらみのお話には興味があります。

それにしても灰汁の強いキャラたちのつばぜり合いと振り回される星野たち「普通の人々」、それをやんわりと受け止めてクッションになったりいい形でおさめたりする度量の広い巽社長。それぞれのキャラクターの配置がとても面白いです。

次回も楽しみにしたいと思います!
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*Comment

NoTitle 

こんにちは。ピアノのムシ面白いですね、私も愛読しています。富士楽器とかベルトーンブランドというのは実在した会社そのままですよ。
昭和43年廃業で知名度は無いけど、しっかり作られていた良い楽器というのもその通りです。
  • posted by 同好者 
  • URL 
  • 2016.10/22 07:12分 
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