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Dモーニング50号で肥谷圭介さんの『ギャングース』第76話を読みました!


ギャングース(6) (モーニング KC)ギャングース(6) (モーニング KC)
(2014/11/21)
肥谷 圭介、鈴木 大介 他

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Dモーニング50号で肥谷圭介さんの『ギャングース』第76話を読みました!

一億のタタキに成功し、カズキの安達とのバカラ勝負で得た金と合わせて1億2000万円をゲットした「バックスカーズ」のカズキ、サイケ、タケオの三人は、生まれて初めてリムジンでオーシャンビューの温泉ホテルに遊びに行きます。しかし、そこでインフルエンザにかかってしまい、半死半生の目に。結局彼らを助け出しにきたのはチャイマ(チャイニーズマフィア)のヤンくんで、とにかく女をゲットして女名義でのヤサ(家、すみか)を手に入れろ、と説教されます。

1億2000万をどう使うか、とそのホテルで話し合って、キャバクラを経営しよう、という話になったのですが、ヤンくんに一蹴されるのですね。自分たちは年少(少年院)を出所して半年の中卒(中学も行ってたとは言えないですが)で、店を出すと言っても自分名義ではすぐに国税局がその種銭の出元を突っ込んでくる、と。人にやらせればいい、というサイケにヤンくんは、裏稼業成金に金出させてドロンなんて話ゴロゴロしてる、オメーラみてーなガキ食いつぶされて終わりだよ、と言います。

だからそれよりもまず女を作れ、とヤンくんは言うわけですね。(ちなみにヤンくんは中国人のおじさんの中華料理屋にいるのでヤサはあるわけです)現役の裏稼業人でいる以上は不良間の抗争や警察から身柄を隠す必要があるので、女名義でヤサを確保することは彼らの常識だ、というわけです。

これは以前、福本伸行さんの「金と銀」とかで読みました。まあつまり、こういう世界の「常識」の一つなんでしょうね。

というわけで「ナンパ」から始める、というのが今回の話なわけです。

……サイケやカズキが仲がいい不思議な顔をしたキャバクラ嬢とかはダメなのかな?と思ったのですが、そのへんは良くわかりません。

カズキたち3人は新宿にナンパに来ました。とにかくヤサを手に入れる、というのが第一の目的。

サイケにとってそう考えるようになったきっかけはインフルエンザで1週間も倒れていたことだそうです。確かに家もなく身分も不安定な状況で身動きが取れないような病気になるというのは本当に不安だろうなと思います。

未成年が保証人なしで部屋なんか借りられない、(成人でも要りますけどね)住所がない限り自分名義の携帯すら作れない、つまり、表の稼業なんか夢のまた夢だ、と。確かに、カズキたちのように放り出された未成年の少年たちにとって、基本的に行き場がないわけですね。

少年院から出るときに協力雇用主や更生保護施設との関係ができるわけですが、彼らのようにそこからばっくれてぶっちぎってしまう人も多いのだそうです。とにかく女名義のヤサ探しのために、女をナンパする、ということで結論が出たわけです。

しかし。

結論が出たからと言ってナンパがそう簡単に上手く行くわけがありません。(笑)

彼女を捜す、と言えば夢も希望もある感じですが、もともと「何にもない」未成年の彼らにそう簡単に引っかかる女がいるとは思えないですよね。

ただでさえキモオタのカズキはうざがられ、イケメンのサイケは不審者と思われ、どもりのタケオちゃんはキモいと言われて一発で自分の殻の中に閉じこもってしまいます。「何話しかけてんだよクソが」とか「なんだテメーは喋り方キモいんだよ」と言われるその女の目つきを見せつけられたら、トラウマになるだろうなあ、と思います。そうこうしているうちにそこにその場所を縄張りにするスカウトがやってきて見咎められ、絞められてしまいます。

新宿でのスカウト、と言ってもこれは見るからに芸能プロダクションのスカウトではないですから、風俗とかAVとかの、裏で本職のやくざとつながっているようなスカウトなんでしょうね。俺らナンパなんだけど、と言っても、ナンパでもかわんねえ、よそでやれ、と言われます。「新宿でナンパすんのにお前らんなことも知らねえのかよ」と鼻で笑われてしまうのです。

「じゃあどこだったらいいんだよ!」というカズキにスカウトたちは顔を見合わせ、地図を描いてここからここまでダメだ、と説明してくれます。「俺らもポリの顔伺いながらやってんだから、他行ってくれよ」というのです。原作の鈴木大介さんのメモによると、1日15回職質(職務質問)を受けたスカウトもいるのだそうです。

で、結局スカウトのシマから外れたへんぴなところで女性に声をかけ始めた三人ですが、あえなく撃沈。5時間後には100人に声をかけても全く相手にされず、完全に落ち込んでしまいます。確かに100人にあんな目をされたらイヤになるだろうなあと思います。

そこに現れたのが本職のミヤさんのところにいたお茶汲みの裕二。カズキが「お茶汲みの裕二?」というとツレの若い男にぶっ飛ばされます。この二人は、「地回り=(鈴木さんの表現によると)やくざによる独自の地域巡回活動」に来ていたのでした。事情を聞いた裕二は、「お前ら俺に会えてラッキーだったな」と言います。さて、どんな話になるのか?というところで今回はここまでです。

まあ「タタキ」には天才的な連係プレーを見せる三人なのに、ことナンパに関しては当たって砕けろで100戦100敗、というのはまあお約束ではあるのでしょうけど、逆に裕二などは身分はお茶汲みとはいえ「女扱いのプロ」(まあ反社会的な存在にプロというのも何かとは思いますが)とも言えるやくざの末端なわけですから、きっと彼らとはひと味違うところを見せるんだろうな、と思います。

まあこういう話題は、どうにも書きにくいものではあったのですが、実際にそういうものなんだろうなあと言うものでもありますので、ご紹介させてもらいました。

良くも悪くも、男と女でこの世は回っている。やくざとか裏稼業の世界ではなおさら、そういう部分が如実に現れて来るんだろうな、と思いました。
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