個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

別冊少年マガジン1月号で諫山創さんの『進撃の巨人』第64話「歓迎会」を読みました!


別冊 少年マガジン 2015年 01月号 [雑誌]別冊 少年マガジン 2015年 01月号 [雑誌]
(2014/12/09)


商品詳細を見る


別冊少年マガジン1月号で諫山創さんの『進撃の巨人』第64話「歓迎会」を読みました!

12月9日は4ヶ月に一度の進撃祭り。単行本15巻と連載誌の別冊マガジンだけでなく、「Before the fall」の4巻、またアニメBDの特典ビジュアルノベルをラノベ化した『小説「進撃の巨人」Lost Girls』もでました。その他のスピンオフ作品も発売されていますし、何よりも『劇場版「進撃の巨人」前編』と『進撃の巨人展』が開催中です。と言うことで取り上げたいことは山ほどあるのですが、まずは最新64話の感想を書こうと思います。

前回、エレンがとらわれている礼拝堂の地下に向かっていたリヴァイたち調査兵。一方、巨大な地下空間ではエレンが鎖につながれ、レイス卿がヒストリアに注射することによって巨人化させ、エレンを食わせようとします。それに気づいたエレンは必死に鎖の拘束から逃れようとする、と言うところまで来ていました。

64話は、調査兵団のハンジとリヴァイ班、協力している憲兵隊のマルロとヒッチが礼拝堂にたどりつき、地下への隠し扉を発見する場面からです。礼拝堂の周囲は、マルロとヒッチが警戒しています。

隠し扉を見つけたハンジ。いろいろ準備をしてきたようです。アルミンが、「準備整いました!」というと、リヴァイは104期の新リヴァイ班たち、アルミン、サシャ、ミカサ、コニー、ジャンに「お前ら…手を汚す覚悟の方はどうだ?」と尋ねます。5人の顔のアップは、ミカサやリヴァイのような目をしています。リヴァイは、「良さそうだな」と言います。決意に満ちた表情です。

一方、礼拝堂の地下の入り口。巨大な洞窟とその入り口では、ケニー配下の中央憲兵たちが見はっています。指揮をするのはケニーと一緒にいた白衣の背の高い女のようです。

女は憲兵たちに指示を出します。「数は少なくとも7人以上、その中には当然リヴァイが含まれる。」狙いは、奥に招き入れた敵に囲い込む形で集中砲火を浴びせること、と言いますが、「リヴァイは完全な奇襲を受けた上で我々の仲間を12人も葬った」と言います。憲兵たちは下を向いてしまいます。中央憲兵本部も王政も制圧されてしまった厳しい状況だが、この壁の中で生きてる限り同じことだ、と隊長はいうのです。

そして、「私たちが憲兵を選んだのも、中央憲兵を志望しケニーの元についたのも、そんな無意味の世界と無意味な人生に意味を見いだすため。最後まで信じてみよう、この世界を盤上ごとひっくり返すという、ケニーの夢を」と言うのでした。

彼らが恐れているのは、まずリヴァイだけ、なんですね。まあ、ミカサの存在を認識していないからですが。そしてもう一つ、彼らは「ケニーの夢」に賭けよう、と考えていることがわかります。それは何なのでしょうか。

扉が叩き屋ぶられ、何かが入ってきます。それは人ではなく、樽にガス管を括り付けてあるものがいくつも転がり落ちてきたのでした。そしてリヴァイとミカサが走り込んできて、サシャが火矢を放ちます。火矢は樽に命中し、樽は爆発し、空間が煙で充満して行きます。その中をリヴァイとミカサが立体機動で突破して行きます。ここはすごくかっこいいです。

そしてアルミン、ジャン、ハンジ、コニーは次々と信煙弾を打ち、煙で中央憲兵たちの目をそらします。その間にリヴァイは敵を目視し、「敵数35!手前の柱の天井あたりに固まっている!作戦続行!すべての敵をここで叩く!」と叫びます。続いてコニー、ジャン、ハンジが立体機動で飛び出して行きます。

アルミンは、「ハンジさんが予想した通りだけど、とんでもない広さだ」と思います。ハンジは「これも人が作ったもんじゃないな、壁が光ってるし・・・だがやはり対人制圧部隊が奥に引っ込んだのは、立体機動を生かす空間がそこにあるから」と考えます。この煙幕と信煙弾とサシャの火矢のアイデアは、アルミンがハンジに提案したのでした。

サシャは次々に火矢で樽を撃ち抜き、煙を発生させます。アルミンの分析。対人立体機動装置の弱点のひとつは、アンカー射出機と散弾の斜線が同じ方向を向いている、だから敵の移動時の身体の背面側は、完全に射程外になっている、と。ジャンは敵の背後から迫り、ブレードで敵の首に切り付けます。コニーも見つかりますが、やはり背後から巨人を狙う時と同じようにうなじを切りつけます。コニーを狙った女も、サシャの矢によって撃ち落とされ、結局これで全員「手を汚す=人を殺す」と言う経験をしたことになります。現実の兵士と言うのはもちろん人間を殺さざるを得ないわけですが、調査兵が闘うのは本来巨人ですから、彼らには人と闘うことに凄く躊躇があったわけです。

この辺りの104期たちの必死の表情は、巨人たちと戦うときとはまた全然違う表情なのですね。やはり「化け物」と戦うときと「人間」と戦うときとでは、同じ顔をして戦うわけにはいかないんだろうなと思います。そして矢をつがえるサシャの表情、芋を食っているときと同じ人間とは思えません。

そして最大の弱点は、散弾を二発放つと次の装填まで時間がかかることで、わざと打たせた後ハンジはやはりブレードで敵を貫くのでした。

中央憲兵・対人制圧部隊の女の隊長は接近戦に持ち込まれたのはまずい、と思っています。そこに迫って来る影。「なんだこの女!?」という叫び。もう見ないでもわかりますね。

ミカサだ!(喜)

いや、喜んでいいのかどうかは別として、でもミカサに違いありません。

ミカサは必死の形相で、次々と敵をしとめて行きます。そしてもう一人、リヴァイがいるわけですから、隊長は「もうこれでは全滅する・・・」と思ってしまいます。

隊長はなんとかリヴァイの攻撃をかわすと、「せめて一人、敵に穴が空けば」と思います。そこにやってきたのがハンジでした。

隊長は二発の散弾をわざと外し、ハンジをおびき寄せます。ハンジが飛びかかって行くと、隊長はアンカーでハンジの肩を撃ち抜き、ワイヤーを振り回してハンジを柱に激突させました。緊張が走る調査兵たち。

全体の指揮をとるはずのハンジが倒れてしまった。その隙を狙い、隊長は総員後退を命じ、奥に入って行きます。リヴァイはハンジの介抱をアルミンに任せ、残りで敵を追うことにします。リヴァイが一番気になっているのは、ケニーがまだ姿を表していないことでした。

一方、レイス卿、ヒストリア、エレンのいる空間。ここにもすでに、遠くから戦いの音が聞こえてきています。エレンは必死にかせを外そうとしていますが、全く外れません。ヒストリアは、姉・フリーダの死がエレンの父・グリシャによるものと知り、エレンに恨みの目を向けるのですが、レイス卿はいいます。

「彼は自分の運命を悟った。彼に奪われた力はあるべき場所へ帰るだろう。ヒストリア、お前の中へとな」と。

ヒストリアは、まだその言葉が何を意味しているのかわかりません。

レイス卿はいいます。

この洞窟は今から約百年前、ある巨人の力によって作られた、と。あの三重の壁もその巨人の力だ。その巨人はそうやって他の巨人から人類を守り、それだけでなく人々の心に影響を与え、人類の記憶を改竄したのだと。100年前の世界の歴史、巨人がどこから現れたのかも、誰も覚えてない、誰も知らないのだと言います。

知っていたのは、ただ一人、その巨人の記憶を受け継いだフリーダだけだったのだと。フリーダは巨人の力だけでなく、この世界の成り立ちとその経緯をすべて知っていたのだ、と言うのです。

なるほど、それがライナーのいう「座標」なのですね。座標は巨人を操るだけでなく、人々の記憶も操ることが出来、また壁や洞窟なども作ることが出来たと。

その話を聞いてエレンもヒストリアも目を見張ります。エレンはそのことを知っていたのかどうか、ものを喋れませんしその内面の描写もないので、よくわからないのですが。

フリーダはこの場所で、あの巨人化の注射をし、巨人の記憶を受け継ぐレイス卿の弟を食べることによって記憶を受け継いだ。それが王家であるレイス家に課せられた使命だったのだ、と言うのです。

「一人の人間に力と記憶を掌握させることでこの世界の生き字引とし、そのものに人類の行く末を委ねる。この世界の謎を世に広めるのも自由、誰にも口外しないのも自由。だが世に広めたものは誰一人としていない。この壁の世界を作り出し初代王の思想を継承した証拠だ」

そういうとレイス卿は呆然とした表情をします。

初代王。このイメージは凄いです。絵を見る限り、その巨人はエレン巨人に似ているのですが、

壁が破壊され、人類の多くの命が奪われ、人同士が争い合う愚かな状況は、フリーダが巨人の力を使えば何の問題もなく、またこの世の巨人を駆逐することも出来ただろう、とレイス卿はいいます。

ちょっとここまで来ると納得しかねるところもありますけどね。それならばなぜシガンシナ区陥落前にフリーダはその力を使わなかったのか、と。

レイス卿は続けます。なぜ今こうなっているかというと、フリーダから奪われた巨人の力がエレンの中にあり、この力はレイス王家の血を引くものでないと、真の力が発揮されないのだ、というのです。ここに来てようやく、ヒストリアは自分に課せられた使命に気づいた表情になるのでした。

うーん。大体は予想どおりでしたが、ここまで巨大な力だったとは。それでもまだいろいろ、先に述べたような疑問が残りますよね。

しかしそこに現れたのが、陽気な殺人鬼、ケニーさん。

「オイオイ、オイオイ」

話をどこかで聞いていたのですね。

「それじゃあ、レイス家がエレンを食わなきゃ真の王にはなれねえのかよ?」と尋ねます。そうだが?と答えるとケニーは、「じゃあ俺が巨人になってエレンを食っても意味ないのかよ…」と言います。

うむむ。なるほど、ケニーの狙いはそこだったのですね。ケニーの一発逆転の夢と言うのは、そこにあったのですね。確かにケニーが王になってすべての力を掌握すれば、盤上をひっくり返すことになるでしょう。

しかしねえ。(笑)

エレン争奪戦は、さらに複雑な状況を呈してきました。

やはり、レイス卿のいうことは全部本当だとは思えない気がします。エレンに座標の力があることを確認したユミルは、「それならばヒストリアが壁の中で生き残れるかもしれない」と思ったわけですから、レイス卿さえ知らないことを、壁の外のライナーたちの一族は知っているのかもしれないと思います。

しかし当面は中央憲兵・レイス家と調査兵団・リヴァイ班の争い。エルヴィンやモブリットも礼拝堂に向かっていますし、何がどうなるか。ケニーとレイス卿とヒストリアをどうしようとするのか。動きを見せていない壁の外の勢力はどうなっているのか。

大詰めと言う感と、謎が謎を呼ぶ感と。

さらに面白くなってきました!
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

kous377

Author:kous377
FC2ブログへようこそ!

最新記事

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR