個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

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週刊漫画Times5月1日号が面白かったです!

「週刊漫画Times」5/1号を読みました!

今週の「週刊漫画Times」、良かったです。特に最初の3作、「図書館の主」「信長のシェフ」「解体屋ゲン」が印象に残りました。その他では「神様のバレー」「ごほうびごはん」「ピアノのムシ」「かわうその自転車屋さん」がよかったです。週刊漫画Timesは不定期連載の作品が多いので週によってばらつきがある感じがするのですが、こういうアタリの週があるから買い続けるんだなあと思いました。

図書館の主 10 (芳文社コミックス)
篠原ウミハル
芳文社


篠原ウミハル「図書館の主」。翔太が大人になって行くことで感じる矛盾のようなもの。「タチアオイ児童図書館」が好きなのに、自分が必要とする本でタチアオイにはない本がある、ということに気づいたときの哀しみ。大人になって行くというのはそういうことですよね。

引用されている「ハックルベリ・フィンの冒険」の言葉が、いろいろと印象に残りました。そういえばそうだったな、と思ったのがこの物語の序文。マーク・トウェインは序文に、「この物語に主題を見いださんとするものは告訴する」「教訓を見いださんとするものは追放する」「筋書きを見いださんとするものは射殺する」と書いたのだそうです。本を読むことで何かを学ぼうとすることを嫌っていた、と言う司書の御子柴。「何も考えず子供のように物語を楽しめ」と作者は言いたかったのだと。そしてこの警告は当然子供向けのものではない、というわけです。

「翔太にとって児童文学が物足りなくなってきた、それは寂しいけど、別に悪いことじゃないのに」という司書の板谷に、御子柴はハックルベリ・フィンの中の話をします。ハックは、自分がひどい目に会わされた詐欺師連中がリンチにあっているのを見て、何もしていないのに良心の呵責を感じる、「良心てものは人の内蔵よりももっと多くの場所を占めているくせに、何の役にも立たないのだ。トム・ソーヤーも同じことを言ってる」という話をします。そして翔太も、大人になって「タチアオイにない本」を読みたくなるのも当然なのに、なぜそのことがこんなに苦しいんだろう、と思うわけですね。

この辺のところはいいなあと思いますね。人が成長することで、今までとは同じでいられなくなる。そしてそこには出会いもあるけれども別れもある、ということでしょうか。マーク・トゥエインはさすがだな、と今更ながらに思いましたが、作者の篠原さんのこういう解説がなければ、そこまで深くは受け取れなかったなと思いました。

信長のシェフ 12巻
梶川卓郎
芳文社


そして梶川卓郎「信長のシェフ」。時期は、武田勝頼が攻勢に出て徳川家康を苦しめ、信長は上杉謙信との同盟関係を強化しようとしている時期。上杉への進物を用意する羽柴秀吉とともに興福寺に酒をとりにきたケンは目当てのものがなかったため、謙信に発泡日本酒とそれを使ったカクテルを飲ませる、というストーリーになりました。しかし謙信はケンが武田信玄の元に一時いたことを知っていた、ということが判明する、という急を告げる展開。どうなって行くのでしょうか。発泡日本酒というもの自体へえっという感じでしたが、謙信の存在感がなかなか凄いなと思いました。戦国時代の歴史もよく知らないところがあるのですが、このとき攻勢を受けた徳川家康はどのように対処したんだったかな、とも思いました。

解体屋ゲン 2(ゲンさん大奮闘編 (芳文社マイパルコミックス)
星野茂樹・石井さだよし
芳文社


星野茂樹・石井さだよし「解体屋(こわしや)ゲン」。今回は現場で働いて自前で小劇場を作り、昔の仲間と芝居を再開しようというグループの話。可笑しかったのは、なんでこんなに親切にしてくれるんですか、と尋ねられたゲンが、「おれはお前らみたいに将来に全く期待が持てない連中が無駄なことをする手伝いが好きなんだよ!」という身も蓋もない答えをするところ。まあ客観的に見たらそういう風に見えるんだろうなあと思って可笑しかったです。

よく見ると取材協力に「劇団Tiped Taped&あとりえ昼行灯」とあり、ここで取り上げられている劇団はまさに実在する人たちで、半分はフィクションでしょうけれども、ある点でライブみたいなところもあるんだろうなと思いました。「解体屋ゲン」、以前も私の知っている人が作品に登場したことがあるので、いろいろ面白いなと思います。

神様のバレー 6 (芳文社コミックス)
渡辺ツルヤ・西崎泰正
芳文社


渡辺ツルヤ・西崎泰正「神様のバレー」。ずうずうしい東京の半田学園のアタッカー河野雄真と常識人のトサー「キミちゃん」のコンビが可笑しいのです。この二人のキャラクターもいいのですが、レシーブを避けてアタックに専念する河野とか、「まるで音が消えたような静かなトス・・・一瞬時を止められたような気がしました」というキミちゃんのトスの描写がすごく印象的でした。

ごほうびごはん 1 (芳文社コミックス)
クリエーター情報なし
芳文社


こもとも子「ごほうびごはん」。そういえば高速道路のSAグルメ、「ドライブご飯」も週漫でした。今回のテーマはいわゆる「ジブリ飯」。ジブリ作品に出てくるご飯って、本当に美味しそうですよね。(ついでに言えばアニメのシドニアのご飯はもうちょっとなんとかならないか)今回出てきたのは『千と千尋の神隠し』に出てくる台湾料理、「肉圓(バーワン)」というもの。あの例の、千尋のお父さんが豚になる前に屋台で食べていた飴色の水風船みたいな料理のことです。あれ、本当に在るんですね。

「サツマイモのでんぷんで皮を作って、具材を包んで蒸した台湾の肉団子」なのだそうです。これは美味しそうでした。そして、『風立ちぬ』に出てきたシベリア。これは昔、どこかのレトロな喫茶店で食べた覚えがありますが、宮崎さんも珍しいものを見つけてくるなあと思いました。

ピアノのムシ 5巻 (芳文社コミックス)
荒川三喜夫
芳文社


荒川三喜夫「ピアノのムシ」。扉が星野小真のセクシー?アップ。こういうキャラだったのか?というある種の衝撃がありました。お話はピアノ販売の「からあげ」のはなし。ピアノ販売のノルマに困った営業員が実際には売れていないピアノを売れたとごまかし、その「誰にも弾かれたことのない」ピアノが倉庫に眠っているという話。確かに胸の傷む話ではありますが、そういう言うことってあるんだろうなあと思いました。せっかくの弾けるピアノを処分したくない、と思っていろいろと手をうってみた小真でしたが、結局は倉庫とともに無惨に破壊されてしまった「一度も弾かれたことのない」ピアノの群れ。どんなことでもそうでしょうけれども、暗い面というのはありますよね。そしてピアノというのが人の夢とか野望とか楽しみとか哀しみとかそういうものに関わりのある存在であるだけに、そういうことが際立ってしまうなあと思いました。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
こやまけいこ
芳文社


こやまけいこ「かわうその自転車屋さん」。かわうそ店長がぎっくり腰、代わりに手伝ってくれたメッセンジャーの対馬くん(ツシマヤマネコ)が大活躍、というお話。メッセンジャーは自転車で急ぎの文書を届けたりする仕事ですが、整備は最初に叩き込まれるのだそうです。ウェイターも出来て自転車の整備も出来てイケメンの対馬くん、すっかり人気者というお話で、確かにこのキャラが出て来ると場が華やぐ、と言うキャラなんですよね。こういう毎回8ページの作品でも、そういうキャラってあるんだなあ、と改めて思いました。

今週はいろいろと面白かったです!
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