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TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』第5回「願望」を見ました!

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TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』第5回「願望」を見ました!

5月に入り、アニメ『シドニアの騎士』もだいぶストーリーが進行してきました。今回は、1期では省かれがちだった日常回。ネットで反応を読んでいるとどちらかというと戦闘場面は誰もが満足していても、日常回、特にちょっとひねったギャグとかやや不条理的な味の可笑しみみたいな部分は好みが別れるなあという感じになってるなあと思います。

特に、今シリーズはつむぎの「可愛らしさ」と谷風つむぎへの「執心」がちょっと明確に描かれ過ぎてる感があって、そこのところが私自身の好みとは少しずれるところはあるのですが、その辺は皆を満足させることは難しいと思いますので、むしろどのように描こうとしているのか、その辺のところを見て行きたいなと思っています。

以下、原作との比較もかなりしていますので、原作を読んでない方にはネタバレになる部分があります。申し訳ありませんがどうぞご判断よろしくお願いします。

アバンは割と長めの前回のダイジェスト。つむぎが嚢状ガウナを破ったものの激昂して暴走してしまうところから。それを止めようとしたイザナがガウナに打撃を受け、移民船を乗っ取った本体ガウナが超高密度のヘイグス粒子砲でシドニア本体に超強力な攻撃を仕掛けてきたのを、つむぎが身を呈して攻撃を反らせることに成功するものの、つむぎはぼろぼろになってしまう、というところまでがダイジェストで描かれました。

OPは、見た場面が増えてきているので、あ、なるほどこれをここに持ってきたか、と思いながら見るのが楽しみ、という感じになってきました。

本編に入ると、まず負傷したイザナのくだり。イザナは右腕と左足に重傷を負っています。自分も重傷なのにつむぎを心配するイザナ。ほんと「シドニア」で最もけなげなキャラですよね。

そこに現れた岐神と海蘊に谷風がつむぎのことを尋ねると、体組織の90パーセントが失われているとのこと。つむぎに乗っていた岐神が全く影響を受けてないのもやや不思議ですが、この傷ついたつむぎの描写は迫力があります。ただ3Dではないようで、ここがぐるっと回ったりするとすごいのになあと思ったのですが、ちょっと残念です。

岐神(実は科学者落合なのですが)は「安心しろ、つむぎは必ず俺が元通りにする」と谷風を落ち着かせます。こういうところを見ると、まあ落合もただ自分の科学力を誇示したいだけなのかもしれませんが、悪い奴とばかりは言い切れないよなあと思います。

次は弦打が無事で良かったとサマリに抱きつき、サマリが鬼の形相になって弦打をぶっ飛ばす場面なのですが、うーん。(笑)

次の場面はイザナの病室。谷風ゆはた、ヒ山さんが見舞いに来ています。この3人の組み合わせというのも何だかちょっと変な気もするのですが、ゆはたとヒ山さんの二人の場面が一度ありましたので、そんなに不自然でもないかもしれません。イザナの枕元にお札とかお守りとかが置いてあるのは原作にはあったかなと思いましたが、手足が機械式になっています。この怪我のくだりは原作ではイザナの初陣のときにあり、「重力館」への旅行のときにはすでに機械式の手足になっているのですが、エピソードの順番を変えてここに持ってきたのですね。

で、原作ではもっと腕とか足が機械っぽくて、そこが良かったのですが、アニメではより生体に近い感じになっています。サイバーパンクっぽさをもっと出すならもっと機械っぽい無機質な感じの方が良かったのではないかと思いますが、この辺も好みの別れるところかもしれません。

五本の指が十本に割れたりするのは原作では改良の結果なのですが、アニメでは最初っからそうなっています。これを見ると、やはりここからちょっと原作に比べると「巻いた」展開になるのかな、とちょっと懸念を覚えたりしました。まあ先を見守るしかないのですけど。

元気になったイザナと谷風は岐神開発につむぎの様子を見に行きます。入り口に花束とか子供の字で「つむぎさん早くよくなって」みたいな手紙が山のように届いているのは、何か感動的なんですよね。これは原作のときも思いましたが。

谷風はつむぎが傷ついていると元気がありません。これは星白が死んだときもそうでしたし、この辺はすごく分かりやすいキャラなんですよね。仲直りしようとやってきた仄煉と焔が食事に誘っても乗らない。ここは原作ではもっと大げさに「ええーっ!!」とみんな驚くのでギャグになるのですが、アニメではただしんみりしてちょっと不完全燃焼。うーん、ここまで見る人に親切にすることもないのにな、とまあこの辺も好みの問題ですよね。

そしてまたヒ山さんとゆはたの場面。これは何でしょう、ゆはたが艦長とヒ山さんの連絡役みたいになっているのでしょうか。ヒ山さんは今は一回の寮母ですが、本来は「不死の船員会」の一員なわけですからね。ここでは移住船が一応無事に惑星セブンに到着したことが語られていますので、市ヶ谷テルル救出のくだり、特に市ヶ谷テルルというキャラが出てくるということは保証されたかな、ということでちょっと安心しました。あ、そういえばこの救出の際にヒ山さんは大きく関わるわけで、それでこの場面を設けたのかもしれません。原作にない場面です。

そこに谷風が来て元気がない様子を見せ、弱音を吐かないからかえって心配だ、とゆはたが言うと、ヒ山は「ナガテによく似た人(斎藤ヒロキのことですね)」を知ってたから一人で背負い過ぎているのを見ると心配になる、でもほっとけば元気になる、と言います。原作ではナガテの「分かりやすさ」をヒ山は理解していてそういうのですが、そういう雰囲気ではないですね。

岐神開発に一人で見舞いにきた谷風は海蘊に会ってつむぎが通常槽に移されたことを知り、喜んで走ってみに行くのですが、それを見送る海蘊がぽかんとした顔をしているのがどういう意味なのかなと思いました。つむぎが意識がないものの動いたのを見た谷風は急に元気を取り戻し、急にもりもり食べます。そして再びつむぎの見舞いに来た谷風は、星白の幻影を見る。それはつむぎの元で(原作では膝枕だった気がしますが)見た夢だったのですが、つむぎがすっかり元通りになっているのを見た谷風は涙ぐみながらつむぎに抱きつき、つむぎが触手をバタバタさせながら慌ててるのがかわいいのですが、そこにイザナが猫を抱いてやってきて、回復を喜ぶ、という展開です。

原作では抱き合ってる二人を見てイザナがちょっとヤキモチを焼く顔をするのですが、アニメでは素直に喜ぶ感じになってました。アニメでは谷風とつむぎの関係にギャグを持ち込むことを敢えてしない方針になったんだなと思います。・・・考えてみると触手系(というか触手そのもの)ヒロイン(?)と主人公のマジの恋愛を描くということになるなら、むしろ原作よりもアヴァンギャルドなのかもしれないなと思います。ここで前半は終わり。シドニア百景は無人や大器でたこ焼きを食べる谷風とイザナとゆはたとつむぎ。行為ほっこりした場面で切るのもそういう雰囲気を出しているということでしょうか。

原作では、やはりつむぎは人間ではないですし、まさか谷風が「  」対象として見ているとは思っていなかったので「  」たときには相当驚いたのですが、アニメでは割と自然の流れになっていて、ちょっともう一つの作品、みたいな感じもすごくしますね。(伏せ字はご想像にお任せします)

後半は司令補室?にいるゆはたと自室にいる艦長の会話から。大シュガフ船の状況について話しています。その中でつむぎが専用の部屋を与えられたことが語られています。次は艦長室における小林とクローン落合の会話。「例のものはどうなっている。ユレ博士に期待していると伝えておけ」という小林の発言が意味深ですが、ゆはたの「現有勢力につむぎを加えても大シュガフ船には到底敵わない。艦長には何か策があるというの」という独白とあわせると、やはりすでに何か強力な兵器を用意しているという感じになっています。

原作では岐神を乗っ取った落合と科戸瀬ユレ博士が第二の融合個体を作ってそこで理論上最強の兵器・重力子放射線射出装置を生成させるという話になるのですが、それはかなり話が進行してからのことで、紅天蛾との決戦ほか原作では重要な戦闘がその間にはあります。融合個体二号の話ではないようなきもするし、もしいきなり重力子放射線射出装置の話になってしまうとすると原作からかなり乖離してしまうことになるので、ちょっとあれ?という気がします。まあ心配のし過ぎかもしれませんが。

そしてつむぎの個室。これは原作よりいい感じになっていて、本を読んでいるのがかわいいのですが、谷風が人間の住む居住区から離れているのがかわいそうだと感じ、ゆはたに交渉して怒られたりします。谷風は地下でひとりで暮らしていたときの自分とつむぎの状況を重ね合わせてみている、というのが原作はどうだったかな、と思うのですが。つむぎが自分の「部屋」にエナでゴージャスなカーテンをかけているのが可笑しいです。

そういえば、「第九惑星戦役」のBDでは、一期のBDにあった音声特典、制作裏話のようなものが「第九惑星戦役」の1巻にはなかったことにはたと気づきました。この辺の構成をどうしてこういう風にしたのかと言う、裏話を聞きたいなあと思うのですが、逆に言えばこれはリリースを早めにしたことの弊害かもしれませんね。まだ展開の初期のうちにあまり裏話を語ることは出来ないでしょう。2巻以降、また音声特典がつくと言いなと思います。もちろん新アングル版の映像特典も楽しみなんですけどね。

谷風とイザナが旧管の構造を調べて触手のつむぎを居住区に内緒で入れようとしている場面、暗い管の中でイザナが怖がって機械式の腕で谷風に怪我を負わせると言う場面は原作では「重力館」への旅行の場面であったことですが、ここにも持ってきています。

ちょうどそのとき、シドニアは逆噴射して速度を減速させ、レム恒星系の第九惑星・ナインの衛星軌道に乗ると言う作業が行われ、重力警報が出ます。旧管の中にいる二人はそれが聞こえません。重力異常が起こって二人は吹き飛ばされたりやっとしがみついてイザナの足でナガテの首が絞められたりとお約束の展開のあと、旧管の扉を開けて出てきた二人はつむぎを通せる管の上をつたって蓋を開けに行きますが、これが妙にサスペンスっぽい。自在スパナで蓋を開けると、中からつむぎが出てきて、何かこれは全くオバQです。(笑)そこから居住区を初めて見るつむぎ。この場面のほっこりさを強調するために、サスペンスを入れたのですね。「人間の大きさになって沢山の人と知り合えたら、どんなに素晴らしいか」というつむぎに、イザナは、「この中につむぎを知らない人なんて誰もいないよ」と言ってやって、優しいな、と思います。

そして自室に戻って来た谷風。鼻歌を歌っていますが、これは1期最後の場面でエナ星白に会うために出かけたときに口ずさんでた歌と同じなのですが、なんなんでしょう。自室の前に行くと私物が外に出されていて、あれ、と思います。訓練生の寮に住んでいた谷風はもう寮を出なければ行けなかったのですが、ちゃんと引っ越ししてなかったのですね。これは原作では新寮生の浜形と出くわすのですが、ここで浜形が描かれてないということは浜形は出ないのかもしれないな、と思いました。

行き場所を失った谷風。一方イザナは入浴中、ユレ博士と何やら会話をしていますが、これは中性のイザナが成長して女性化してきたことについて言ってるのですね。何やら胸もふくらんでいます。アニメではまだそれをはっきりは言ってませんが。そこに谷風が訪ねてきて風呂の中で真っ赤な顔をするイザナ。今日泊めてくれないかな、と言われて「エエエエエーーーー!!!」と叫ぶイザナ。よりによって、という感じなのでしょうね。かわいいです。

いやあ、日常回でした。(笑)

谷風とイザナのくだりは明確にギャグっぽくしていて、うーん、ちょっとそんなに差を付けるのはかわいそう…という気もしてしまいます。(笑)

次回予告。海蘊と握手する谷風。これは、海蘊がつむぎに乗ることになる、ということでしょう。意味深な顔をするイザナ。これは楽しみ。(笑)ユレ博士の心配そうな顔。これは何でしょう。プラモ屋に来たゆはた、住宅局に来た谷風。「あのくだり」はちゃんと描かれるようです。(笑)住宅局のお姉さんとプラモ屋のおじさん、そして久々の田寛ヌイ。あれ?これは?そして何やら長大な攻撃装置。これは!?そして悪そうな岐神の顔!第6回の副題は「起動」・・・いったい何が起動しちゃうんでしょうか!?

今回はいろいろな意味で考えさせられました。シリーズ全体の展開の中で、展開点に当たるあたりだと思います。今回の2期も1クール、全12回の構成になるようですので、その中で原作のどこの範囲まで表現されるのか。原作に思い入れがあるだけにいろいろ心配したりもしてしまうのですが、(笑)アニメスタッフのクリエイションに期待して待ちたいと思います!
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