個人的な感想です。

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月刊アフタヌーン7月号で弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第74話「小林艦長の覚悟」を読みました!

アフタヌーン 2015年 07 月号 [雑誌]
講談社


月刊アフタヌーン7月号で弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』第74話「小林艦長の覚悟」を読みました!

大シュガフ船との戦い開始以来、息をもつかせぬ展開になっている「シドニアの騎士」。しかし、まだ大シュガフ船本体には、全く一つの攻撃もなされていない訳ですね。前回は第一攻撃艦隊と落合が乗っ取った融合個体・かなたとの戦いと、転換機構に蓄えられた恒星レムのエネルギーを吸収して肥え太るガウナの絶望的な底知れなさが描かれていましたが、今回は一転してシドニア本体の戦いです。

今回もストーリーに触れながら感想を書きたいと思いますので、ぜひアフタヌーン本誌をお読みいただいてから読んでいただければと思います。

大シュガフ船への遠征が行われている現在、シドニアに残されているのは戦闘員も指揮部隊も後衛という感じの人たちになっていますが、そこにシュガフ船が複数現れ、その中を谷風は大シュガフ船攻撃部隊の援護のためにあとを岐神に託し、シドニアを離れて行きました。

艦長が直接指揮をとり、シュガフ船に対しています。シドニア本体のヘイグス粒子砲などを用い、順調に撃退しているように見えましたが、シュガフ船団は5隻が一体となり、巨大な連結形シュガフ船?に変化します。

主本体を攻撃すればいいはず、と考えた仄燐(今回初めての活躍でしょうか)ですが、攻撃を加えてもこのガウナのエナは通常より粘度が高く、弾を撃ち込んでも波紋が広がるだけでエナが剥離出来ません。

攻撃部隊が手詰まりになる中、シュガフ船が減速してきます。シュガフ船はシドニアに衝突しようとしているのではなく、シドニアに取り付き、「シドニアを喰おうとしている」と科戸瀬ユレ博士、艦長小林はともに判断します。

艦長小林は、船首をシュガフ船に向け、主砲の射撃用意をするように命じます。佐々木は驚きます。シドニアの主砲とは「主芯軸重質量砲」、すなわち「シドニアの中心の柱」(居住塔)そのものを砲身として用い、重質量砲を撃つ、ということのようです。射出時の砲撃で居住塔と海水隔離壁が崩壊する、つまりシドニア本体の中身が壊滅的な打撃を受けるということです。しかし艦長は冷静に、「外さない位置まで引きつけてから撃つ。反動は主推進で制御」と命じます。主推進とはシドニア本体を進ませる巨大な推進機関ですから、実際最後の手段ですね。佐々木は無言、ユレも驚きます。艦長はそれだけの覚悟をした、ということなのですね。

衛人隊も驚き、特に仄燐(ヘルメットの花柄のマークがお茶目)、山野稲汰郎は動揺していますが、岐神は「シュガフ船に集中しろ!ガウナはいつ何をしてくるかわからないぞ!」と冷静に指揮します。

艦内に重力警報が発令され、ヒ山たちは船員を連れ、外周壁の防護施設に避難していきます。中心軸の居住塔が砲身になる訳ですから、居住塔自体が壊滅的な打撃を受ける訳でしょう。質量弾は何度も解体されそうになった何百年も前の砲弾で、まさか本当に使う日が来るとはね、と佐々木がある種感慨深げです。

近づいてきたシュガフ船に砲門を開放すると、シュガフ船は表面にヘイグス粒子砲を作り、シドニアに向かって撃ってきました。艦長は砲門の閉鎖を命じますが間に合わず、砲門は破壊され、船殻に損害を受けてしまいます。ヘイグス流路は断絶し、加速装置も動作停止してしまう。艦長の表情は仮面でうかがえませんが、絶望的な状況であることに間違いはありません。この辺の艦長の様子は、まるでお能のように、その仮面の角度で感情が表現されているように思います。

そして巨大なシュガフ船は、化け物のような口を開けて、ついにシドニアに食いついて来るのでした。

艦長が巨大なガウナの『口』の前に立ち尽くす画面はすごいです。

ガウナはシドニアに取り付き、まるで捕食するかのようにシドニアを呑み込んで行きます。山野は激昂してガウナの触手に弾を撃ち込みますが、岐神は冷静に「やめろ!弾の無駄だ!」と制します。

シュガフ船と接触した船殻が分子レベルで溶解を始め、ガウナがシドニアを摂取して行きます。

・・・うーん。

ここまでのことになるとは、さすがに予想外でした。

佐々木は、「諦めないで!必ず復旧させるわよ!」と必死で加速装置を復旧しますが、その間にもガウナはどんどんシドニアを「摂取」して行き、海水層はほぼ消失、砲身にも損害が出てきて、艦長は砲身の一部分離を命じますが、ガウナの侵食はついに居住空間にまで達してしまいます。シドニアのあの風景の上空に、巨大なガウナが侵食して来る場面は、おぞましいの一言ですね。

居住塔が上部からガウナに食い尽くされ、ガウナに携帯を変えて行く中で、エナ侵食は司令本部にも迫ってくる。その中でついに流路が再接続され、佐々木が「艦長!」と叫ぶと、艦長は「撃て」と命じます。

・・・・・・

・・・・・・

主推進に点火され、そして主砲身から質量砲が放たれると、シュガフ船は大打撃を受けます。司令室は激しい揺れに襲われ、艦長も吹っ飛びます。避難施設にいる一般船員たちはヒ山とともに身を寄せ合っています。

次の場面ではシドニアはガウナから解放されていますが、内部が露出した無惨な状態に。居住空間は完全に宇宙に晒されています。パイプの中に細い芯が通ったような、もう本当にあられもない姿です。

「衛人隊へ伝達!司令本部が機能を停止した!各班独自に攻撃!主本体を破壊しろ!」

・・・・・・司令本部が機能を停止…今までそんなことはなかったと思います。

そんな中で、右真横にガウナの群れが現れる。

そして継衛改二に乗った岐神は叫ぶのでした。

「ガウナが来た方向に主本体がある!ついて来い稲汰郎!」と。

アオリには、「シドニアの命運はこの二人にーー」とあります。

・・・・・・

なんというか、絶望的な状況。そしてその中でも諦めず、最善を尽くす岐神。

谷風に「シドニアは俺が守る!」と宣言しただけのことはあります。

・・・・・・シドニアが「守られている」かどうか微妙な状況ですが、全員死に絶えた訳ではない。100年前の第4次ガウナ戦役では98パーセントの人口を失った訳ですから、人的被害はそれよりは少なそうですが、物的被害は想像を絶する規模になってますよね。一体どうなってしまうのでしょうか。

次回予告では「岐神と稲汰郎のコンビネーションはーー」とありますから、次回は岐神たちの活躍からでしょう。

しかし、艦長はどうなったのでしょうか。それに佐々木は。

第二攻撃艦隊も悲惨なことになっていますし、とりあえず落合を撃退した第一攻撃艦隊は観測艦隊の応援を得てなんとか立て直しているところ。ここ2ヶ月谷風は出てきていません。第二攻撃艦隊から第一攻撃艦隊へ向かっているところなのですね。

それにしても、すごいことになってきました。

シドニア本体がこんなことになってしまっては、遠征に出ている艦隊も帰って来ることが困難になります。どういう展開になるのか、なかなか見当はつきませんが、とにかく手に汗を握る展開が続くことだけは確かですね。

来月も楽しみに待ちたいと思います!

新装版 BLAME!(1)
弐瓶勉
講談社


ちなみに今月は巻頭に「BLAME!」特製ポスターがついていました。「BLAME!」、私も大きくて重い新装版を1巻から4巻まで全部買っていますが、1、2巻は買いに行ってもなくて売れてるんだろうなあとは思っていましたが、売れ過ぎて在庫がなくなっていたようです。今回重版出来したということで、良かったなあと思います。

感想はまだ書いていませんが、「BLAME!」本当にカッコいいですし、謎も深く、またアート的にもすごいです。

機会があったらこちらの感想も書きたいと思います!
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