個人的な感想です。

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コミックゼロサム8月号でおがきちかさんの「ランドリオール」第146話「彼女の騎士」を読みました!

Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2015年8月号[雑誌]
一迅社


コミックゼロサム8月号でおがきちかさんの「ランドリオール」第146話「彼女の騎士」を読みました!

「ランドリオール」26巻、通常版および特装版で7月25日に発売だそうです。それに加え、同じ日に書き下ろしの「ランドリオール 女神のクッキークエスト」も発売されるそうです。これにはマンガだけでなく、オリジナルストーリーのシナリオ、ドラマCDもついているそうで、盛りだくさんですね。楽しみにしたいと思います!

ということで、ということなのでしょうか、今月はいつもよりページ数が少なく、19ページでした。クレッサール編の大詰め、クエンティンの館での戦いから始まります。

以下内容に触れつつ感想を書きますので、ぜひゼロサム本誌を先にお読みいただければと思います。

前回ラスト、ついにユージェニとDXが剣で対決する、というところまで行きました。ユージェニによって奴隷市場に売られていたDXでしたがライナスとその保護者として現れた玉階・オルタンスによって解放され、奴隷市場で傭兵を雇い、クエンティンの館に囚われていたメイアンディアと侍女のアイシャ(実はDXの妹・イオン)を奪還するために、ユーハサン鎮守にメルメルさんを捜しに行っていた六甲(いまは五十四さんの姿になっている)と合流して、前回みごとにメイアンディアの奪還に成功した、というところまで行きました。イオンがディアを窓から突き落とし、そこにDXが待ち構えていて抱きかかえて救出する、という展開はカッコ良かったですね。

無事を確認したDX、六甲、ディア、それにアイシャ。そこにユージェニとクエンティンが現れて、ユージェニは剣を抜く、というところまでが前回でした。

さて、今回の扉は剣を騎士のスタイルで構えるDXのアップから。扉をめくると、騎士の誓いを述べようとするDXに、ユージェニは「騎士見習いが傭兵の剣に何を誓うか」とバカにします。DXの持っている剣ヴォリフォレアは元傭兵の母・ファレルから受け継がれた剣ですね。

それを聞いたディアは、「いいえ。真祖の正統クラウスター家のメイアンディアが叙す。DX・ルッカフォートは我が剣であり我が守り手。アトレの火矢が汝の魂を騎士とする。あなたは私の騎士よ、DX!」と正式に?DXを騎士に叙します。このディアの瞳。すごい迫力です。

「イエス、マイレディ」と剣を抜くDX。ユージェニは「面白い!」と応戦します。クエンティンの部下たちを中に入れないように六甲に命じるDX。鞘をマントに隠して二刀流で戦うファレルの戦法は、ユージェニには通用しません。ユージェニはドレスの下に戦闘用と思われる長いブーツと短パンをはいています。

「茶番になるか英雄譚になるかは後世の歴史家に任せよう」というクエンティンは、「さまよい女」を出してディアとアイシャを捕らえようとします。これがDXの両親、リゲインとファレルを捕らえたのですよね。一方アイシャのふりをしたイオンはDX、イオン、六甲の師父である海老庵先生からイオンが授けられた守り刀、「小狐丸」を振りかざすと、「さまよい女」はディアとイオンに近づくことが出来ません。そういう「女性を守る」力をこの小刀は持っているのですよね。アカデミーを襲ったスピンドルとの戦いのときも、落下して行くイオンを救ったのは小狐丸でした。あれは確か、14巻のことでしたか。もう6年くらい前ですね。物語はまだストーリーが始まった第1巻と同じ年だと思いますが。

ディアは叫びます。「私たちは大丈夫。クエンティンに近づけないで、ユージェニ姫を!」と。

「?」と思うユージェニに、ディアは続けます。「私に喋らせたくないのね、クエンティン!ユージェニ姫に真実を隠して利用しているから」というディアに、クエンティンとユージェニの動きが止まります。

「あなたは何も恐れなくていいのユージェニ姫。あなたの父親は前王ではありません!」

はっとするユージェニ、DX、クエンティン。

これはつまり、ディアは婚約者の新王・ファラオン卿の3男であった、亡くなったローハルト卿の、王城の部屋に隠された手紙を読んで、真実を知った、ということなのでしょう。

しかしこの場面では、ユージェニとDXに対して持つ言葉の意味は、ユージェニの父がリゲインだった、というふうに受け取られるかもしれません。

そして、ユージェニが恐れていたのは、自分が前王と娘のリルアーナの、ということだったということがわかります。まあそれはそうですねえ。「何も恐れなくていいの」というディアの言葉は、だから全てを動かす力があるわけですね。

ユージェニがただひたすらに権力に固執するのも、自分の出生に対する、ある種の復讐という思いがあり、その復讐の思いに共振するクエンティンを、唯一無二のパートナーであると見なしている面があるのでしょう。

はっきりしたことはリゲインが口を閉ざしているからわからないのですが、どうもリゲインはユージェニの父ではない。それならばローハルト卿なんだろうか・・・と漠然と今まで思っていたのですが、どうなるか。ここにまた「革命の真実」をめぐる話がありそうです。

・・・というところで、回想場面に入ります。まさに革命時、前王と「リルアーナ(前王の娘でユージェニの母)の騎士」であったリゲインとの会話。誰の回想なのか、最初は示されていません。

妻(王妃でリゲインの従兄妹、すでに亡くなっている)を奪い返すまで戦う、という狂気の王は、リルアーナの胎の子の父はお前だろう、とリゲインにいい、リゲインはそのときリルアーナが妊娠していることをしったようです。王は生まれる前にその子の命を消そうとした、と告げ、激昂したリゲインはついに王に手をかける・・・

ここまで詳細な展開は、今まで描かれていませんでしたね。でも、まだまだわからない、特に、ユージェニの父親が本当は誰だったのかということは・・・

そしてリゲインが目を覚ます。

ここは砂漠の中、ファレルと二人で、どうやら砂漠に放置されているようです。リゲインは過去の悪夢を見ていたようです。それはファレルに初めてあったときから、何度も何度も繰り返して見た悪夢だったのかも知れません。

ファレルに抱き寄せられるリゲイン。リゲインの後悔は、DXに「クエンティンのようになってほしいと言ってしまった」こと、だという。確かにそれは、もちろんリゲインにはそのときの思いは「大変な思いをしても前向きに生きていける人間になってほしい」思いとしてあった、のだと思いますが、こうなってみるとなんてことを、と思うでしょうね。

「救ったつもりでいたんだ・・・俺は」というリゲイン。天上から降る光のように、クレッサールで奴隷として、魂の入れ子(エコー)として使われていたクエンティンを救った、と。しかしクエンティンはそれまでにリルアーナとユージェニと過ごした日々があり、その中で復讐心を研いでいたのですね。そうなるとリゲインがクエンティンに出会ったそのときにも何らかの仕掛けがあった可能性もあり、その辺りも今後明らかにされるのではないかと思います。

クエンティンは前向きになったのではなく、その復讐心を隠して、アトルニアに復讐するチャンスを狙っていた。しかし復讐を遂げてどうなるというその先の望みはなく、うつろであることがDXに見抜かれています。つまり、クエンティンはいまだに救われてはいない。そのことをリゲインが自らの生命の危機とともに感じさせられている。

砂漠の真ん中で、「俺は何も・・・」と悔やむリゲイン。過去に対する激しい後悔、自責の念がリゲインを苦しめるのでした。

というところで今月はここまででした。

「革命」の真実、もっと奥の深いところに、分け入って行きつつあるのを感じます。

新王に面会に行ったフィルとロビンのストーリー、ユーハサン鎮守へ行った玉階オルタンス、それにこの砦に来てからまだ姿を見せていないライナスとルーディー、王都で事態の推移への対処に頭を痛めるオズモ、ベネディクト卿、DXの玉階アニューラス。いまどうなっているんだろうと思うところは沢山あります。

来月の展開も、単行本&書き下ろしも楽しみにしたいと思います!
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