個人的な感想です。

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アフタヌーン10月号で弐瓶勉さんの「シドニアの騎士」第77話「シドニアの騎士」を読みました!

アフタヌーン10月号で弐瓶勉さんの「シドニアの騎士」第77話「シドニアの騎士」を読みました!

アフタヌーン 2015年10月号 [2015年8月25日発売] [雑誌]
講談社


大シュガフ船との戦いも大詰め近くなってきた「シドニアの騎士」。毎回ハラハラドキドキさせられるのですが・・・

それにしてもサブタイトルも「シドニアの騎士」!ど、どうなってしまうんでしょうか・・・

以下、内容に触れながら感想を書きます。本誌をお読みいただいてからこちらもお読みいただければと思います。今回、特に大きな展開がありますので、ぜひ本誌を先にお読みいただければと思います。(単行本派の方は単行本発売後に・・・)

扉はシドニア百景、旧居住区。誰も住んでいないところなのでしょうね。塔のような建物の部屋の中でつむぎ(小)が一人で外を見ています。何となく寂しい光景です。

ページをめくると、観測艦隊。惑星セブン周辺で、科戸瀬イザナの生体レーダーを使い、大シュガフ船の主本体位置を走査しようとしています。しかし惑星セブン上空にいる大シュガフ船に動きが。海月のような形の大シュガフ船の傘が展開し、エナが下にどろどろと垂れて行き、惑星セブンの大気圏に接すると、エナが膜のようにセブン上空に展開して行きます。

これは怖い。

イザナは生体レーダーで主本体を走査して行くのですが、大シュガフ船から高ヘイグス反応。はっとする間もなく観測艦隊の水城型艦船が、大シュガフ船のヘイグス粒子砲にやられてしまいます。

これは超強力でしょうね・・・

一方第一攻撃艦隊。恒星レムの近くでガウナ掃討を続けた第一艦隊ですが、ついに全てのガウナの排除に成功し、大シュガフ船を撃つための重力子放射線射出装置の準備にかかります。あとは観測艦隊からの主本体位置情報と、谷風がかなたを倒してエネルギー源である転換機構を回収してくれば、理論上最強の兵器・重力子放射線射出装置で大シュガフ戦を攻撃することが出来る、というところまでこぎ着けました。お膳立てがようやく整いつつある、というところ。しかしまだ厄介な問題は残っています。

最大の問題は、エネルギー源である半自律式転換機構が科学者落合=かなたに乗っ取られ、恒星レムの内部に逃げたのを捕らえなければならないということです。

谷風は、恒星レムにつっこんで行く。一体何度あるんでしょうか。太陽の表面では6000度、中心付近になると1600万度と言われています。とりあえず6000度くらいなら耐えられる、のでしょうか。科学者落合が恒星レムの内部で谷風を待ち構えています。その映像が第一艦隊司令部に届く。どういうカメラなんでしょう。

ともかく、かなたは転換機構を取り込み、重力子放射線射出装置も既に完成し、体表全てが超構造体で覆われている。攻撃も、防御も万能というわけです。丹波は、かなたの重力子放射線射出装置の有効射程は100キロ単位、予備動作なしで撃てる、といいます。艦長のゆはたはせめて谷風の帰還に有利になるようにと、限界まで艦船をレムに接近させます。

谷風がかなたの射程圏内に入り、かなたはジグザグに飛行して谷風の攻撃をかわす。落合は、「こっちには重力子放射線射出装置を使わなくても勝つ方法がある」と、恒星の中心に向かって突入して行きます。

うーん・・・

ちょっと考えられないですが、かなたは超構造体によって自分自身は高熱から防御出来るということなんでしょうね。超技術です。

場面は変わって観測艦隊。大シュガフ船の攻撃によって、観測艦隊は壊滅的な打撃を受けたようです。イザナが意識を取り戻すと、市ヶ谷テルルが呼びかけています。衛人に乗っていたイザナは無事だったようですが、テルルの乗っていた艦は大破し、四番艦は消滅したと言っています。観測情報を十分に得られない、と言うイザナに、テルルは「衛人が大シュガフ船に接近し、陽動しながら位置情報を検出中です」と言います。どう考えても危険ですが、もうそれしかないということなんでしょう。

まずテルル自身が脚を一本失い、硬化した皮膚のまま、宇宙空間で作業しています。これはある種凄惨です。しかしテルルは人工生命体なので、こういうことも不可能ではないんですね。テルルは艦の外に飛び出してしまった観測装置を集めて、復旧させようとしています。もう何というか凄い世界です。

シドニアは、というか弐瓶さんの描く世界はもとより凄い世界なんですが、今回はそれが遺憾なく発揮されているように思います。

陽動部隊は、以前谷風に危ないところを救われた端根と浜形のようです。巨大な胞手をかわしながら、観測を続けています。

テルルは宇宙空間で作業しながら、「恐怖心を切断する機能が欲しかったわお父さん・・・」と言っています。テルルはわがままなツンデレキャラだけに、けなげさが際立ちます。しかしなんとか接続を完了。イザナが生体レーダーで解析し、ついに主本体を発見し、「もういいよみんな!」と叫ぶと、陽動部隊は一斉に掌位し、離脱して行きます。このあたり、ずっと手に汗を握ります。

そして谷風と科学者落合。落合は谷風機(劫衛=ユキモリ)をレムの中心へと誘い込んで行きます。丹波が「ヤツはユキモリの操縦室の耐熱温度を知ってるんだ!」と谷風に伝えます。「重力子放射線射出装置を使わなくても勝てる」とはこのことだったのですね。

そしてついに谷風機は恒星の中心核に到達。(1600万度ということになりますが・・・!)谷風もさすがに熱さでダメになりそうな状況でかなたはついに重力子放射線射出装置を放つ。しかしそれが谷風の狙いだったのですね。ユキモリは新たに実装された示隔駆動装置を使って移動し、かなたの射出口が露出したところに、ついに一発命中させることが出来、二個ある本体のうち一つを破壊することに成功しました。

落合の数百年前の回想。

ヒ山ララアです。

ララアは体内に侵食したエナの一部が脳に癒着してしまい、生命維持装置から出したら死んでしまう、という状態になっていました。しかし、落合の技術で生命維持装置に入ったまま動けるようになって行く。そして落合の記憶には、「母さんが命をかけて守ったシドニアをシドニアの人々を今度は僕が守ります」という志が。

対峙する谷風=斎藤ヒロキのクローンと科学者落合。谷風の脳裏に岐神との会話が蘇ります。

「落合は今も変わらず人類の存続を望んでいる。だがそれはシドニアを救うことではない。自分自身が究極の生命体となって永遠に生き続けることこそが人類という種族全体の救済になると本気で信じている」と。

人類の種の存続、それは一体どういうことなのか。人間が人間の形を失っても生きて行くことが種の存続なのか。シドニアではいわゆる普通の人間でない人間が大勢いて、(まず普通の人たちが光合成出来るわけですから)そう言う人たちが社会を作って暮らしている。人間の種の存続とは一体どういうことなのか、わからなくなってきますよね。

「人類は生物の不完全な特性を超越した存在に到達したのだ。それをお前は全て台無しにしようと言うのか」という落合。落合の主張に一理はあるのか。しかし、谷風は言います。「俺はシドニアの騎士だ。あんたを殺さなければならない」と。

谷風にとっては、「人類の種の存続」の意味よりも、「多くの人間が暮らしているシドニアを守る」ことが優先。それが「シドニアの騎士」なんですね・・・!

「もう一度星白閑に会いたくはないか?俺ならお前の望みを叶えることが出来るぞ!」

・・・・・・

・・・・・・?

・・・・・・????

どういうことなんでしょうか。

しかし谷風は引き金を引き、かなたを撃破します。しかし、傷ついた谷風機は操縦室内の温度がただ上昇して行く。谷風は劫衛を自動操縦に切り替え、「あとは頼むよみんな」と思います。

第一攻撃艦隊まで5万キロ単位。機体はともかく人間は蒸発してしまう。谷風の覚悟に下を向くサマリ、勢威。仄姉妹は「あきらめるな谷風!」と叫びます。薄れ行く意識の中で谷風は「じゃあな つむぎ・・・」と思います。

しかしそのとき、第一艦隊の培養槽にいたつむぎが蓋を破って宇宙空間に飛び出します。つむぎは、レムの中にいる谷風に向かって、一直線に降下して行きます。

それに気づいた谷風は「だめだ!くるんじゃないつむぎっ・・・」と叫びます。顔はもうヤケドの火ぶくれでいっぱいになっています。つむぎはエナを削り取られながら、谷風機に向かって降下し、ついに二人は恒星の中で手を取る。「つむぎ・・・どうして・・・」という谷風に、お手伝いをさせて下さいと言うつむぎ。つむぎは谷風機にすがりつき、自分のエナで谷風機の密閉度を回復します。ようやく温度上昇はおさまります。

しかしつむぎは恒星の熱でどんどん溶けて行く。「だめだ!だめだ!つむぎ!」と叫ぶ谷風機の腕の中で、つむぎはどんどん溶けて行きます。

「谷風・・・さ・・・ん・・・私・・・・・・この世に・・・生まれ・・・て・・・これて・・・よかった・・・あ・・・りが・・・と・・・う・・・」

・・・

・・・

・・・・・・・

絶唱ですね・・

「つむぎいいいいいい!」と叫ぶ谷風。消滅したつむぎ。恒星レムの大気圏を離脱し、谷風機が運んできた転換機構は重力子放射線射出装置に接続されます。

ゆはたの「撃て!!」という指令で発射された重力子放射線射出装置は、みごと惑星セブン上の大シュガフ船の主本体を撃ち抜きます。

「勝った・・・」と思うゆはた。艦橋上でそれをみるサマリと勢威。観測艦隊では直にそれをみている浜形と端根、そしてイザナとテルル。二人は本当に嬉しそうです。

ページをめくると、ぼろぼろになった劫衛に駆け寄る仄姉妹。顔面にヒドいヤケドを負った谷風は思います。

「俺はつむぎを守ることが出来なかった!!」

・・・

奇跡的な大勝利と、それに伴って支払わされた取り返しのつかない犠牲。

人間が繰り返してきたその宿命を、再び繰り返さざるを得なかった。

こうしてみると、「シドニアの騎士」という副題には、重い、苦い思いが強く感じられてしまいます。

来月はシドニアへの帰還、とのこと。この感じで行くと、あと数ヶ月で完結ということになりそうです。来月で最終回ということはないとは思うのですが・・・

大シュガフ船という敵がなくなっても、ガウナはまだ出現するのでしょうか。

これからの展開がどうなるのか、まだ予断は許しません。

それにしても・・・・

つむぎを失った谷風がどうなってしまうのか。そして結果的にシドニアを滅ぼしかねないところまで行ったとはいえシドニアの科学の進展に大きな貢献のあった落合もいなくなった。貴重なギャグキャラだった弦打も。

巨大な敵、大シュガフ船もいなくなり、さてこれからどういう展開になるのか、何だか茫然自失という感があります。

シドニアの騎士、本当に凄い話になってきました。
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