個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

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別冊少年マガジン10月号で諫山創さんの「進撃の巨人」第73話「はじまりの街」を読みました!

別冊少年マガジン10月号で諫山創さんの「進撃の巨人」第73話「はじまりの街」を読みました!

別冊少年マガジン 2015年10月号 [2015年9月9日発売] [雑誌]
講談社


大詰めも近くなってきたことを思わせる描写が増えてきた「進撃の巨人」。前回はついにシガンシナ区へ出発し、「ウォールマリア奪還作戦」が始まりました。今回のあらすじでは「対巨人新兵器、光る鉱石、エレンの硬質化。破壊されたウォールマリアを修復奪還する準備は全て整った」とあります。「光る鉱石」がそんなに重要なアイテムとは思っていなかったのですが、そう書かれたところを見ると重要な要素になって来るのかもしれません。とにかく一つ一つ、丁寧に神経を張り巡らせて読んで行かないと、という感じになっています。

以下の感想は今回の内容に触れておりますので、別冊少年マガジン本誌をお読みになってからお読みいただければと思います。

冒頭の詩的な描写が印象に残りました。ウォールマリアを失い、人々が絶望の縁にたたされた。しかし一人の少年の「駆逐してやる」という思いが巨人を倒し、そして人類は誇りと希望と怒りを叫ぶようになった。ならば、ウォールマリアを奪還したら、人類は「自らの運命を自らで決定出来る」と信じることが出来るだろうか…と。

ここまでのストーリーの総復習でもあり、この話の出発点をもう一度確認したという感じ。ここからラストに一気に進んで行くのでしょうか。

山中の森を行軍する調査兵団。ミカサが両親と住んでいたのは山の中でしたから、近くかもしれません。光る鉱石のランプが活躍しているようです。寝ている巨人を発見し、エレンは震えを感じる。アルミンはそれを見て、トロスト区攻防戦の際、エレンがアルミンを救い、自分が身代わりに巨人に食われたことを話し出します。エレンはなぜ動けたのか、と問うアルミン。エレンは、アルミンの見せた本と、アルミンが目を輝かせて語るその顔を見て、アルミンは夢を見てるのに、自分には何もない、自分は不自由なんだということにそこで気がついた、と答えます。そして、自由を取り返すためなら、力がわいてくる。そんな会話をしているうちに、エレンの震えが止まります。

何気ないエピソードですが、エレンとアルミンの絆というものが、すごく端的に描かれていて、重要な場面だなと思います。そのふたりを見つめるミカサ。この人たちは自分の知らない何かを見ている。そんな思いがあるのでしょうか。アルミンはエレンにとって大事な、ある意味羅針盤になる存在だ、ということが、ここのところ何回か確認されています。このこともストーリーに関係して来るのでしょうか。

行軍中森の中で、ミカサは気づきます。森の中、このあたりは「薪を拾いに来たことがある」と。

・・・そうか。

第1話冒頭、エレンとミカサは、シガンシナ区に住んでいて、ウォールマリアの内側の森に薪を拾いに来ていましたね。そう、一番最初の場面の場所に、ついに帰って来たということなのですね。

何事も起こるわけではないのですが、それだけにものすごく緊張感がある。サスペンスというものはこういうものだなと思います。

夜明けの風景の中、調査兵団はウォールマリアからシガンシナ区に入る、あの破られた門に向かって、馬を走らせる。「僕たちの故郷」という文字の、何とも言えない緊張感と懐かしさ。自分が住んでいたわけでもないのに、エレン、ミカサ、アルミン、彼らの懐かしさが自分の胸の中にも蘇って来る感じがします。

馬を走らせたまま、彼らは立体機動に移ります。そのまま速やかに立体機動で壁を上って行く彼ら。エルヴィンが片手で立体機動をしていますが、これは相当大変だろうなと思います。調査兵は全部で100名。フードで顔を隠してエレンを隠し、(これは女型の巨人戦でアルミンが提案した作戦でしたね)エレンの硬質化の能力で外壁の穴を塞ごうと試みることになります。

エレンは見晴るかす、壁上からのシガンシナ区の街並。こういう描写は凄くいい。今回の見所だなと思います。「懐かしきシガンシナ区」と、本当には見たこともないのに思ってしまいますので。思わず立ち止まってしまったエレンを、リヴァイが「止まるな!外門を目指せ!」と檄を飛ばします。

一方、アルミンは壁上にたき火の跡があるのを見つける。これは前号で、ライナーとベルトルトがテントを張り、待ち構えていたその痕跡なのですね。アルミンは近くにライナーたちがいるということに気がついたのですね。

一体も巨人が出て来ない緊張感の中、隠れて獲物を狙っているようなベルトルトとライナーの描写。今回は最初から最後まで、「これぞサスペンス」という展開でした。一話がまるまるサスペンスが高まって行く、そういう描写に費やされていて、よい映画を見ているようです。ついに始まる最終決戦、その直前の雰囲気という感じで、丁寧に作られて来たこの物語も、いよいよ最後の山場にさしかかっていると思わずにはいられません。

諫山さんも、今まで色々な手法を試されて来ていると思いますが、今回は特にそれが印象に残った回でした。

次回も楽しみに待ちたいと思います。
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