個人的な感想です。

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弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』最終話「ガウナとの終戦」を読みました!感動しました!弐瓶先生、お疲れ様でした!

『アフタヌーン』11月号で弐瓶勉さんの『シドニアの騎士』最終話「ガウナとの終戦」を読みました!感動しました!弐瓶先生、お疲れ様でした!

アフタヌーン 2015年11月号 [2015年9月25日発売] [雑誌]
講談社


シドニアの騎士』の最終話、今回が最終話になるというアナウンスは先月はなかったわけですが、今回が最終話になるということは各所で囁かれてはいました。しかし実際、終わってしまうということを25日未明のナタリーの記事で知ってしまい、そうか終わるのか、終わったら「シドニア・ロス」になってしまうんじゃないかな…と心配になっていました。ですから、25日の朝起きてコンビニに『月刊アフタヌーン』11月号を買いに行き、さて読もうとした時も、すぐに読むかどうかためらいが起こってしまっていました。読んだら終わってしまうわけですから…

しかし、実際に読んでみると、その思いは吹っ飛びました。もう、とても感動してしまって。先月のラストがラストですから、まさか、という展開になっていたのです。そして、すごく幸福感に満たされました。物語が大団円を迎えるというのはさびしいものでもあるわけですが、こんなふうに大きな満足感があるラストであれば、その余韻の中で物語の終わりを祝福できる。やはりこういうラストはいいなあと思ったわけです。

というわけで意外性のあるラストでしたので、以下の感想も、中身に触れないわけにはいかないので、ぜひ『アフタヌーン』本誌をお読みいただいてから読んでいただきたいと思います。

扉には大きく「最終話」の文字があり、「戦いは終わった。その先に続く未来はー。」とあります。ここで本当に、終わるんだなあと実感しました。シドニア百景はその61、衛人搭乗用通路。そして谷風長道の後ろ姿。これでラストなんだなあ、という実感があります。そして、後ろ姿というのはどうしてもどこかさびしいですよね。さびしいラストなんだろうなあ、と前回の続きですからどうしても思ってたわけです。

第一攻撃艦隊がシドニアに帰還します。シドニアは大きく傷つき、まだ修復中。まだ気密隔壁が元に戻っておらず、サマリと勢威もその傷ついたさまに思うことがあるようです。水城が到着したハッチは人で溢れており、春日君とカオル君が谷風と話しているところにイザナが近寄ってきます。この二人は第二攻撃艦隊ですから、彼らも同じころに帰還したのでしょうか。イザナたち観測艦隊は一足先についていたのですね。

艦長が皆の前で演説しています。かなり狭いホールにぎっしりという感じ。まだ修復が終わってないので、スペースも狭いということでしょうか。「この戦いでシドニアは大破し、前線を含め多くの船員の命が失われた。ほとんどの船員が身近な人を失っただろう・・・」と艦長は言います。イザナ谷風の顔があるのは、つむぎが死んだことを暗示させています。

艦長はもはや、覆面をしていません。「だが播種船シドニアの理念、人類の存続は衛り継がれた。われわれはガウナに勝ったのだ!」船員たちから大きな歓声が上がります。その中で、谷風と岐神はお互い健闘を称え合います。岐神の言葉には、つむぎを失った谷風に「お前は出来るだけのことをしたんだ」と慰める意味もあったのかもしれません。

一方、前話で大シュガフ船が行った謎の行動。自らのエナを惑星セブンに垂らして、惑星セブンの上空全体を覆い尽くそうとしていたわけですが、これは大シュガフ船が第一攻撃艦隊に撃破される直前に、大シュガフ船の本体から切り離されていました。切り離されてなければこのエナも泡状分解して消滅していたはずなのですが、エナは消滅せず。しかし、泡状でなく粒状に分解したエナは、惑星セブンに降り続いていたのですね。それを見て緑川ゆはたは「エナ汚染・・・やはり入植は絶望的ね・・・」と言います。私はむしろ、今なお惑星セブンへの入植にこだわっていたことに驚いたのですが、やはりシドニアは播種船であり、どこかに人類を定住させられる惑星があればそこに植民させるというのは、変わらぬ理念であるわけですね。

一方、谷風イザナに新しい個室に案内されます。谷風、イザナゆはた、テルル、そしてつむぎと一緒に住んでいた家は、破壊されてしまったのでしょうね。寮にいた頃を思い出すね、という二人のところに、若者が二人。復旧作業中につむぎの部屋にかかっていたカーテンの切れ端を見つけた、とわざわざ届けてくれたのですね。今渡すべきか迷ったけれども、でも自分たちも谷風の力になりたい、という意思の現れだったのですね。谷風は複雑な思いです。

そして集中治療室。ここでは弦打が治療を受けているようです。弦打は、第一攻撃艦隊と融合個体・かなた(科学者落合)との戦闘中に、自らかなたを押さえ込んだまま水城に重質量砲を打たせ、自らの命はかなり絶望的な状況になっていたのですが、操縦士殻は全て回収されたと言っていましたから、収容はされていたのですね。サマリが医師に詰め寄っていますが、勢威が止めます。サマリは弦打を揺さぶって、「私と光合成するんじゃなかったのか!」というと、ゴンと頭をぶつけた弦打が息を吹き返す。(笑)「ちょうどお前にぶっ飛ばされる夢を見ていたところだ」という弦打に、サマリは抱きついたようです。

ここはすごくホッとしますね。そして何か希望がわいてきます。ひょっとしたら、と。ここが今回の話の分水嶺だったように思います。

東亜重工にやって来た谷風。丹波とつむぎが劫衛を修理し終わった、と言っています。1ヶ月もかかってしまったけど、と。そして修復の進むシドニアの姿。気密耐力壁が完成し、人口重力の発生装置、環境照明の点灯とすこしずつシドニアがもとの姿に戻って行きます。

環境照明が点灯すると、もうまるで昔どおり。谷風はテラスの上のベンチに一人座り、「いい天気だな・・・」と言いますが、憔悴し切った表情。つむぎのカーテンの切れ端を見て、下を向いて泣きそうになります。今まで耐えていたのですね。星白を失った時、つむぎが大怪我をしたときは、部屋に閉じこもったり食欲がなくなったりしていましたが、人の見ているところでは気丈に振る舞えるように、谷風も「成長」していたわけですが、一人になってまた辛さがこみ上げて来た。しかし、谷風は一人ではありませんでした。小さな女の子に、「大丈夫・・・?」と声をかけられたのです。谷風がつむぎを失ったことは、シドニアの全ての人が知っているのですね。このあたり、本当に泣けます。

「みっともない姿を見せちゃったな」、と笑う谷風に、女の子は「ううん!」と言ってぶんぶん首を振ります。弱気な姿は見せられない、と思ってたたずむ谷風。

しかし、後ろから声が。「谷風さん」と。テラスの入り口のドアのところに、誰かが立っています。驚く谷風。「ほんとに大丈夫?」「はい、一人で歩けます」と言って入って来る姿は、はだしの女の子です。ぼうっとした顔で歩いてくる女性は、星白閑の髪型・・・

読む方も動揺しますね。星白が・・・?そういえば、科学者落合は最期の時、「星白閑に会いたくないか?」と谷風の歓心を買おうとしていました。谷風はそれを聞かず、落合を撃ったわけですが。

星白らしき人物はおぼつかない足取りで「いち、に・・・」と言いながら歩いてきますがついに転び、谷風の胸に飛び込みます。

でも、星白だったら、「谷風くん」と呼ぶはずなのですよね。「谷風さん」と呼ぶのは・・・

驚く谷風にその人物は言います。「谷風さん・・・もう二度と会えないと思っていました」徒。顔は明らかに星白なのですが、谷風はわかったのです。「そんな・・・つむぎ・・・なのか!?」と。

星白の顔のつむぎは、涙を流し、星白の顔で「はい!」といい、ぴょんぴょんとはねます。ここで確かに、この星白はつむぎなんだ、ということがわかります。

そして後ろで声をかけていたのは、イザナとユレ博士でした。

まさかのつむぎ復活。本当によかったなあと思います。まさかの大逆転。世界がぱあっと明るくなって行く感じがしました。

ページをめくると、いきなり「フニペーロ」のような?子が「いやーっ!」と叫んでいます。

・・なんですかそれは。(笑)

ちなみに、フニペーロとは弐瓶さんの旧作「バイオメガ」の5巻以降に出てくる、「復物主の子」、特別の力を持った子どもで、生まれたときから動いて話しかけてくる子です。自分のやりたいことは止めてもやってしまう、きかん気の子どもなんですね。

まあ、この子はフニペーロと違ってちゃんとした人間(多分・・・少なくとも見かけは)の子なんですが、お母さんが止めるのも聞かず、「一人で行けるもん!」と言ってたったか走って外へ行き、「まちなさい長閑(のどか)!」と言われているのに勝手に宇宙船?を操縦してどこかに言ってしまいます。

一方、劫衛を使って何やら作業をしている谷風。ここはどうも、シドニアの中ではない、どこか地球のような風景。大和山の間の谷間の水海でしょうか。遠くには太陽も見えます。腕の電話がなると、谷風は「そんなに慌てないで。長閑は一人でも操縦出来るから大丈夫だよ。」といってます。でも「ごめん、すぐ行くよ」と言ってて、どうも相手は奥さんのようですね。

劫衛が降り立ったのは谷間の静かな空き地。見開きです。向こうには家が見えます。これは・・・

はっとして、アフタヌーンの5月号、72話を見てみました。これは、つむぎが第二攻撃艦隊にいたと来、ガウナ・シュガフ船の攻撃を受け、瀕死の重傷を負う中で見た夢の風景と、同じ景色です。これは夢なのか、それとも・・・

劫衛のはっちを開けた谷風は笑顔で呼びかけます。「つむぎ!」と。つむぎはなんかあんまり星白っぽくなくなっています。「ヒ山さんから連絡がありました!長閑は無事に着いたそうです」と言います。衛人の掌に乗ったつむぎは「劫衛で行くんですか?だってこれ一人乗りじゃないですか」と言ってます。

つむぎの目は、右目が黒く、左目は、白抜きになっています。

つむぎは、融合個体のときから左と右とで目が違いましたから、そういうことなのか、それとも・・・

結局谷風は操縦席でつむぎを「抱っこ」して操縦して行くことになります。「つむぎを抱っこするの久しぶりだなあ」とか言ってる谷風に、「そんなことより、長閑がどうして操縦出来るのか説明して下さい」と言ってます。

つむぎ、奥さんだね!

問われた谷風はしどろもどろ。「そ、それはえーと」とか言ってます。(笑)

もう何だか完全に幸せモードに入っていることはよくわかりました。(笑)

操縦席のつむぎは「わはーい」とか言ってます。つむぎは融合個体の時、(大)と(小)がありましたが、ついに(人間)というバージョンも生まれたのですね。つむぎ(星白)というバージョンも過渡的にあったわけですが。

他の作家さんが描いたオマージュでつむぎ(人間)がありましたが、まさか弐瓶さん自身の手でそれが実現するとは思いませんでした。

結局これは、科戸瀬ユレが海蘊の身体を再生する過程で科学者落合の人格転写法を解明したことがきっかけだったのですね。そして劫衛の隙間の奥から見つかったつむぎ(大・・・実は小なのか?)のエナの中に、「瀕死のとても小さな虫のような生き物」の正体を突き止め、それを「ガウナが再現した人間型のエナ」に融合させて、つむぎ(人間)が生まれた、ということなんですね。

この「虫のような生き物」が落合のいう「シドニア血栓虫」と同じものなのか、はよくわかりません。しかし、この「虫」につむぎの人格が転写されていたことは確かなようです。そして、「ガウナが再現した人間型エナ」は、つむぎの母胎となったエナ星白はもう変わり果てた姿になっていましたから、おそらくは紅天蛾のエナ星白、なのだと考えていいでしょう。

そうなると、つむぎの目の色が違うのは、紅天蛾の進化系で目の色が異なっていたことと関係あるのかも、という気がしてきます。

そして、この場所は、実は惑星セブンであったことが明らかにされます。「セブン暦4年13月26日」・・・セブンの1年は何ヶ月なのかよくわかりませんが、地球暦でちょうど10年になるのだそうです。コロニーもだいぶ発展しています。結局、この環境は、あの大シュガフ船のエナが地球に似た生態系を再現していた、というのです。

そういえば、12巻57話で仄炒がシュガフ船につかまったとき、エナが再現した地球の情景を見ていました。あのときはまだ明らかにガウナ的で、本物の地球的ではなかったけれど、エナが何でも再現出来る能力はどんどん高まっていましたから、ここに来て本物の地球と同じ生態系を再現するところまで言ったのですね。

結局、最初は気味悪がっていた人々も、つむぎが「大丈夫だと思います」と言ったことで入植が始まり、シドニアの人口の半分がセブンへの定住を決めたというのです。

・・・うーん!!まさかの展開ですね!

そして今日は残りの半分の人たちが旅立つ日だ、というのです。つまり、長閑は宇宙船を操縦して、一人で勝手にシドニアまでやって来てしまったのですね。

ヒ山さんの後ろに隠れている長閑に、つむぎは怒っていますが、谷風は「ヒ山さんありがとうございます」と言ってます。もう完全にお父さんとお母さんですね。

いや、ホントにいいんですよ、弐瓶さんの子どもの絵。フニペーロも最高でしたが、この長閑も凄くいいです。

怒っているつむぎに、かくれている長閑。谷風は、「すごいな、一人で操縦してここまで来たんだって?」と誉めると、長閑は嬉しくなって出てきます。でも、「でも、まだお父さんと一緒の時にしかやってはいけないって約束したよね?」と言うと、長閑は素直に「ごめんなさい」といいます。「だけど長閑がロックを外せると思ってなかったお父さんが悪いんだ。だから一緒にお母さんに謝りに行ってくれる?」というと、長閑は「いいよ!」と言います。そして二人でつむぎに謝ったんでしょうね。次のコマではもう谷風とつむぎに両手をもってもらってぶらぶらしている長閑の姿が描かれています。

ネットを見ていると、つむぎが目の前にいるのに「お母さんに謝りに行ってくれる?」と言っているのを読んで、「長閑のお母さんはつむぎじゃないんだ!」と考えた人がいるようで、「それなら谷風と何のかんのあった小林艦長の子どもなんじゃないか?」と言う説がけっこうありましたが、それはうがち過ぎだと思います。怒られたから謝らなければいけないわけで、怒っているのはつむぎなんだから、謝る相手、つまりお母さんはどう考えてもつむぎでしょう。ちょっとそれはつっこみ過ぎだろうと思います。

そこにイザナが声をかけます。「あっイザナちゃん!」という長閑。親しそうですね。そしてそのイザナの横にはなんと、纈が。いや、ゆはたがイザナと一緒にいる事自体は、13巻63話の展開から予想はついたのですが、(そういえばこの63話の扉絵にはつむぎ(人間)の後ろ姿が映っていました)このゆはたはなんと緑川纈(男)バージョンになっていたのです。・・・

!!!笑・笑・笑!!!

これは驚きました。谷風もつむぎも口をあんぐりです。「人体入れ替えはしてませんよ!機会と生体の半々で改造したんです!」というゆはたは、機械式になった左腕で螺旋蝶々結びをしてみせます。これは8巻38話でイザナがやって見せた技ですね。しかし、説明すべきはそこ?というかんじですが、谷風は「へっへえ・・・そうなんだ・・・」と「お、おう・・・」的になっています。

まあ、ゆはたとイザナで百合?という展開は予想していましたが、ここも完全に斜め上に行かれました。(笑)イザナ(元中性で女性化)ゆはた(元女性で男性化)というカップルは、もうセクシュアリティと言うかジェンダーと言うかは何でもアリという展開になって来ていますね。

そこにやって来たテルルとシヂミとも別れを惜しみ、仄姉妹もまたお互いに別れを惜しんでいます。海蘊は操縦士姿で、「つむぎと戦った夢をよく見る」と言ってますし、そこには岐神と山野稲汰郎もいて、ヒ山、丹波もいます。この面子でシドニアは旅立つのでしょうか。まあ、丹波とヒ山は行くのかどうかわかりませんが。長閑は丹波に肩車され、ヒ山の耳を触ろうとしています。子どもは最強ですね。(笑)こういう描写、本当にいいなあと思います。小さい時、弐瓶さんの娘さんもこんな感じだったのでしょうか。

一方、ビーチでは小林、佐々木、ユレの三人がカクテルグラスや大ジョッキを手に(誰が大ジョッキで誰がカクテルグラスかはまあそのまんまですが)「新シドニア出航は地上から見る」と言って水着でくつろいでいます。向こうでは、クローン落合がバーベキューをしています。このコマも微笑ましくて笑います。

まあ、この3人は皆100歳を超えた、というか小林は600歳を超えているわけですから、もう宇宙はいい、という感じなんでしょうね。三婆、と言ったら失礼ですが、年齢的にはそういうことになります。

イザナと別れを惜しむつむぎ。長閑は、「イザナちゃん、次はいつ会えるの?」と聞いています。イザナは、「もし長閑が困っていたら必ず助けにくるよ。だから僕が困ったときは長閑が助けに来てね」といい、長閑は「うんっ!」と力強く返事をしています。

「なんと!このときの長閑とイザナの約束は後に果たされる日が来る・・・」とあります。

・・・・・・続編があるんでしょうか???わくわくしますね。単行本の最後に収録される、ということかもしれませんが、期待がもてて嬉しいです。

「新シドニア」はシドニアとほぼ同じ格好をしていますが、資源塊がない。違うものが作られたのか、改造されたのか、少し形も変わっています。そしてゆはたの司令のもと、シドニアは出航して行きました。

そして、地上で見送る人の中には勢威、サマリ、弦打の姿も。勢威そっくりの子どもが「弦打おじちゃん!」と言ってますので、この子は勢威の子でしょうね。その後ろに入る女性が勢威の奥さんでしょうか。すると弦打の奥さんは・・・笑

ついに夢が叶ったようですね!(笑)

ページをめくると満天の星空。谷風とつむぎ、長閑の三人が星空を見ています。

星白のエナは、つむぎと融合してすぐ会話を始め、数ヶ月後には外見まで変化したのだそうです。それは目だけでなく、胸も縮んだ(笑)というのがおかしい。そして、つむぎの中には、星白の人格や記憶も全くなくなったわけではない、と。これは星白の人格がエナに転写し、そのエナがもっていた記憶だ、と言うことなのでしょうね。

星白の言っていたガウナと人間の共生、それがついに惑星セブンの環境の中に暮らす、谷風とつむぎによって、最終的に成し遂げられた、ということなのかもしれません。

「それ(星白の人格や記憶)はとても曖昧だし、さらには毎日の出来事で頭が一杯で、もうよくわからないということだ」

・・・・うん。

それは、「幸せ」ってことですね!

***

シドニアの騎士」、ついに大団円を迎えました。本当にこの最終話、ほとんどの伏線は解決されましたし、その上で本当に斜め上の、ハッピーエンドになりました。

この展開は、本当によかったと思います。感動しました。

この最終話を読んで、「ハッピーエンド」の素晴らしさ、というものを、再確認した思いです。私も物語を書くのですが、次に書く作品は、絶対ハッピーエンドにしよう、と思いました。

ハッピーエンドというのは嘘くさい、虚構だ、と感じるという意見もよくわかりますし、ハッピーエンドはあまり好きじゃない、と言う人もいますね。

でも、ハッピーエンドは、虚構だからこそ力がある。フィクションだから、ファンタジーだからこそ、現実を乗り越えて行く推進力になれる。そういう面もあると思います。アートの意味をどこに取るかにもよりますが、もし人の生きる力を与えるものがアートであるとするならば、やはりハッピーエンドはそのための重要な手段の一つになると思います。

っていうか、私などはハッピーエンドでないと、物語が終わった感じがしないんですね。(笑)

だから、この「シドニア」の結末は、本当によかった。シドニアが終わって、これからシドニアロスになるかなあ、と危惧していたのですが、なんかそういうものは吹き飛んでしまった。ハッピーエンドの破壊力はすごいものだなと思います。

本当によかった。

そして、もし続編が書かれるなら、それも楽しみにしたいですし、弐瓶さんの全く違う新作もまた楽しみです。単行本最終15巻は11月20日発売ということでかなり単行本作業に撮る時間があるようですので、この最後の大シュガフ船との戦いのくだりは色々と加筆もあるのかもしれない。その辺も楽しみです。

最後にこの物語を作ってくれた弐瓶先生に、大きな声でありがとうと言いたいと思います。

「ありがとうございました!」
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