個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

コミックリュウ1月号でふみふみこさんの『ぼくらのへんたい』第40話「みんなでへんたい」を読みました。

コミックリュウ1月号でふみふみこさんの『ぼくらのへんたい』第40話「みんなでへんたい」を読みました。

月刊COMICリュウ 2016年 01 月号 [雑誌]
徳間書店



まりか(裕太)、亮介(ユイ)、修(パロウ)の三人の「男の娘」の関係を描いた「ぼくらのへんたい」ですが、ついに大詰めになってきました。今回を含めてあと2話とのこと。どういう幕引きになるのか、楽しみです。

長い長い、パロウさんへの片思いをし続けたまりか(裕太)は修学旅行の夜、、ついに気持ちの整理をつける。パロウさんが亮介(ユイ)のそばで笑っていられるなら、そばにいるのが私でなくても、自分はいい、と。そして改めて、いつもそばにいてくれるともちの気持ちに気がついて、というところまでが前号でした。。

現在、まりかとともち、それに裕太の友達であるあかね(だけ女子)の3人は中三で、同じ学校。そして亮介は高一、修は高二で同じ男子高の進学校、北上高校に通っています。

修学旅行が終わって夏休み。この5人のグループはどうやら仲良くなって、みんなで一緒に遊んでいるようです。海に行ったけどまりかは水着を着られなかった、というのはまあ、物理的な問題なのでしょうけど、先日出た第9巻の巻末おまけマンガではその解決策が示されていたんだけどな、と思うのですが、どうもその辺りのことはよく知らないので何とも言えません。まあ、大島薫くんの写真などみていると何でもアリだよな、とは思いますけど、まりかもまだそこまで吹っ切れてない、ということなのでしょうか。

扉絵は海岸で水遊びをするあかねとまりか、ビーチボールでトスしている亮介とともち、浜辺で一人で砂の城を作っている(やたら精密)パロウと、それぞれがそれぞれに楽しく遊んでいます。亮介がわりと幼時体形で、ともちの方がガタイがいいのが意外。ページをめくるとしあわせそうな寝顔のまりかを、ふすまの向こうからともちがのぞいています。ともちの家なんでしょうか、海の家なのか。

そしてまた月日は流れ、北上高校の文化祭。男子高だからか、生徒の視線が「女」「女」になってるのがおかしいです。

エプロンしてバスケ部のおにぎり屋さんをやってる亮介のところに来たまりか、ともち、あかね。3人とも制服です。そこに現れた竹田先輩がいい味を出しています。作者のふみふみこさんもお気に入りのキャラだと言うことです。

休憩に入った亮介は3人と構内を回り、「女装コンテスト」のちらしが張られているのをみます。キジー(亮介)も出るんでしょ、と言われた亮介は、「俺は好きでやってたわけじゃねーんだよ」といい、まりかは何となく下を向いてしまいます。こうして自分で女性の格好をしていることを勝ち取り、セーラー服でいられる自分は嬉しくもあるけれども、やはり「好きでそうしている」ということが肯定されない感じが、亮介の言葉からは感じられたわけですね。

しかし、「あいつは出るんじゃね?」と言う亮介は3人をパロウさんのメイド喫茶に連れて行きます。4人が唖然とするほど決まっているパロウのメイド姿に、ともちは「本領発揮ってかんじ」と。「チョーいきいきしてるよな」という亮介に、「やっぱりすてきですよね・・・パロウさん・・・」と顔を赤らめていうまりか。ムッとするともちがおかしいのですが、やはりまりかは、堂々と「女装」し、しかも美しいパロウという人そのものに対する憧れがあったんだな、と改めて思いました。

ムッとしたともちは「女装コンテストに出る」と言い出し、それを聞いたパロウは満面の笑みで「楽しそうな話してるのね」と話に入ってきます。

で、結局パロウのクラスに竹田先輩がいたことで否応なく亮介も女装することになり、パロウは嬉しそうに亮介に仮粧を施します。「このメンツで(そりゃパロウがいればね)優勝出来るはずない」と言う亮介ですが、「やっぱりツインテールが一番似合うわ」というパロウの満面の笑みがコワいです。

一方、バニーガールの格好をして来たともち。(いやこのへんふみふみこ先生ノリノリで書いてるんだろうな)バックに花を背負って現れます。「こういうのは目だったもん勝ちなんだよ」というともちに、パロウは内心「やばいな」と思います。パロウは優勝を狙ってたんですね。

そこに着替えて来たまりかとあかね。もう、まりかの可愛さは群を抜いていて、あたりがざわっとします。あかねの中華も可愛いんですが、ちょっと袖が長い。パロウのなんでしょうか。

顔を赤らめて「かわいい・・・」という竹田先輩、ともち。亮介はもっと本気に可愛いと思っていますが、口には出しません。「ちょうかわいいよまりか」というともちにイラっとする亮介ですが、竹田先輩たちクラスのセンパイたちは「やはり女子はいい・・・青春とはかくあるべきだ・・・」と感涙しています。

しかし、「あの、私、男なんです」と告白するまりかに、ちょっと焦るともちと亮介でしたが、竹田先輩は輝くような表情?をして、「ありがとう・・・おかげで大事なことを思い出したよ。男?女?そんなことは関係ない。僕たちは僕たちで楽しんで行けばいいってことをね!なあみんな!」「そうだ!その通りだぜ!」と言うノリの盛り上がりに入って行きます。何というか焼け糞臭いですが。(笑)

まあ負け惜しみっぽいと言えばそうですが、でも負け惜しみとも言い切れない。こんなに可愛い男子がいるなら、女子にこだわって来た自分はなんなんだ、みたいなことを思ってる部分もあるのでしょうか。というか、まりかの可愛さはそれだけ破壊力があると言うことですね。

いいこというじゃない、といってまりかの顔を見るパロウに、まりかはちょっとどぎまぎします。

そして、美人コンテストの結果は「青木裕太くん」の圧勝なのでした。二位に終わったパロウは悔しそうだし、気合い入れたのに入賞しなかったともちもがっかり、出ざるを得なくなった亮介は恥ずかしがっています。でもまあ、みんな「まりかに勝てる気はしない」ってことは一致してるんですよね。

でもまあ、まりかにとっては複雑ですよね。自分は「女装」ではない、自分に取って一番当たり前の格好をしているのにそれが「女装」として評価されること、それをいったいどう考えたらいいのか。男子の女装コンテストと言うのはホントに男子高のノリで、私も高校生の時出たことがありますが、この倒錯したノリが異様に盛り上がるんですよね。でもまりか自身の気持ちでは「心は女子」なのに「女装」コンテスト・・・うーん・・・と当然なってしまいますよね。

でも「いーんじゃね」と言う亮介。センパイたちも言ってただろ、「男とか女とか、そんなの関係ねーって」と。このユイ、久しぶりに可愛い。まりかの視線の向こうに、あかねと女装した亮介、そしてともちとパロウ。この縦長のカットも好きです。今回は本当に、ふみふみこ先生、漫画的な技をノリノリで駆使している感じがあって、凄くいいですね。いままでずっと押さえつけられたような展開が、というかそこが緊張感があって良かったのですけど、続いて来て、ここに来てついに解放された感じがします。ぜひ連載誌で読んでいただければと思います。

「・・・そうだね!」と笑うまりか。自分ひとりじゃない、自分には友達がいる。本当にそのことが、腑に落ちて来たんでしょうね。「かわいいは正義」と言い切るともちに、亮介やパロウはどうなの?というあかね。「俺は無理矢理に」と抵抗する亮介にパロウは、「そんな格好で言っても説得力ないわよ」と言うのがおかしい。確かに、ない。(笑)「いいじゃない」

見開きの4分の3んくらい使った大ゴマで心の底からさわやかな笑顔で「みんなヘンタイで」というパロウに、笑い崩れる4人。もうみんな本当に楽しそうです。・・・っていうか、結局最終的に、パロウはまりかのグル(導師)って感じになりましたね。

結構このへんの所、どういうふうに表現するのか、難しかっただろうな、と思います。でもきっと、描きたいように描いたのかな、結局、と言う気もします。今回、結構セリフの解釈やコマの解釈は難しかった。なんかストレートには理解しにくい表現が多かった気がします。感覚的な部分と理に落ちてる部分と、両方感じましたが、最終的には「可愛いは正義」で押し切った、という感じでしょうか。

いやいや、まじまりかは可愛い。そして、パロウの吹っ切れ具合も行く所へ行ったという感じ。9巻の本体表紙も凄いことになってましたが、そっち方面に進むのでしょうか。まさに「禁断の扉 大開放」という感じです。

単なる可愛い女子でない、女装男子としての可愛さ、みたいなものと言うのは、難しいだろうなと思います。でも、何だかそれを、描き切った、と言う感じがありますね。

実際のところ、これからの5人の人生がどんなものになるのかはわからない。でも明るいものになるといいなと思います。

来月は最終回。楽しみにしたいと思います。
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