個人的な感想です。

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弐瓶勉さんの「シドニアの騎士」第15巻を読みました!

弐瓶勉さんの「シドニアの騎士」第15巻を読みました!

シドニアの騎士(15)限定版 (講談社キャラクターズA)
弐瓶勉
講談社


ついに完結した「シドニアの騎士」。連載がはじまったのは2009年ですから、足かけ7年の長期連載になりました。アニメも2期にわたり放映されて、弐瓶の間違いなく代表作になったと思います。弐瓶さんの作品はどれも魅力的なのですが、「BLAME!」などはやはりわかりにくいところがあったのが、シドニアでは普通の読者でも楽しめる感じの「正道ロボットSF」になったと思います。

私が読み始めたのはアニメ1期のはじまりのとき、「進撃の巨人」の諫山創さんが薦めているのを読んでからで、この独特な絵柄の作品世界に強く惹かれるものを感じたからでした。アニメをみながら1巻から読んで行ったので、途中よくわからなくなったりもしたのですが、それでも地球が破壊され、人類の種を保存するために宇宙に旅立ち、たびたびガウナと戦う「シドニア」と言う巨大宇宙船とその中の生活、と言う設定は、大変興味深いものがありました。

そして魅力的な登場人物たち。遠い未来と言うことで、男でも女でもない中性のイザナや、クローンで沢山同じ顔がいる仄姉妹、生命維持装置として熊の毛皮の中に入っているヒ山ララア、異端の天才科学者落合、そして600年以上繰り返しシドニアの指揮を執り続けている小林艦長など、想像を絶する設定の魅力的な登場人物が繰り広げるシリアスありドタバタあり戦闘ありの物語は、主人公谷風長道とヒロイン・星白閑の幾たびかの転生を繰り返す恋愛のストーリーと相まって、珠玉の作品に結実して行ったと思います。

14巻までは1巻に収録されるのが5話程度でしたが、この15巻は一挙に8話が収録され、相当厚くなっています。そして15巻帯で発表された、「BLAME! 端末遺構都市」、これはアニメ2期で劇中作品として挿入されていましたがとんでもない手の入った作品で、これが劇場アニメ化が決定されたそうです。いつになるかわかりませんが、楽しみにしたいと思います。

今回収録されたのは71話〜最終78話、それにおまけマンガ2ページ。限定版にはドラマCDと「操縦士用濾過保存容器」がついてます。私は限定版と通常版と両方買いましたが、ドラマCDはまだ聞いていません。また機会があったら感想を書きたいと思います。

この15巻収録の内容はこちらの方に感想を書きましたのでよろしければご覧下さい。ここでは、連載時と単行本との異動について書きたいと思います。

71話7ページ、冒頭に「レム恒星付近第一攻撃艦隊」というキャプション付きの小さなコマが挿入。これは場面転換をわかりやすくしたと言うことでしょう。19ページ、最初のコマのセリフが「半自律式転換機構三号機ありました!ここから十キロ単位以内です!!」と言うのから「三号管と七号管から信号を受信しました。他の転換機構からは応答がありません!」と変わり、より危機であることがはっきりと示されています。次のコマの緑川ゆはたが「ふう・・・転換機構があればこの位置からでも大シュガフ船を狙えるわ・・・」だったのが「大丈夫・・・ひとつでも転換機構があればこの位置から大シュガフ船を狙えるわ・・・」になっています。より焦点をはっきりさせています。下のコマでも「八番艦 分離!転換機構の回収に向かいます!」だったのが「八番艦 分離!転換機構七号管の回収に向かいます!」になり、次のページでは七号管が何者かに撃たれ、大破してしまいます。左下のコマに「転換機構が大破しました!」と言うセリフが入っています。これを撃ったのは、かなた=科学者落合だったわけですね。

72話・73話には変更点は見つかりませんでした。74話では冒頭78ページに「惑星ナイン付近 シドニア」と言うキャプションが入り、これも場面転換をわかりやすくしています。79ページのシュガフ船攻撃では「命中!!」だけだったのが「エナの大量剥離に成功!衛人隊本体を狙え!」と言うセリフが追加されています。80ページ冒頭でも「泡状分解確認!」と言うセリフが入り、わかりやすくなっています。

そして84ページの冒頭の艦長のセリフ、「主砲射撃用意」と言うセリフが「大質量砲用意!!」になり、それに応じて次の佐々木のセリフも「主砲!!主芯軸重質量砲は動く標的に当てられるようには設計されてないわよ・・・」から「主芯軸重質量砲・・・だけどあの厚さのエナを吹き飛ばすには相当な初速が必要よ・・・」に変わり、続く「エナ剥離に必要な弾体の加速量が出ました!射出時の衝撃で居住塔及び海水層隔壁が崩壊します!!」はそのままですが、次の艦長のセリフも「外さない位置まで引きつけてから撃つ。反動は主推進で制御」から「主推進の噴射で少しでも反動を軽減させる」に変わっています。

次のページの仄燐(煉じゃないんですね、いま気がつきました)と山野稲汰郎の会話が「主芯軸重質量砲ってシドニアの中心の柱のことよね」「ああ砲身として使うことが出来るなんて知らなかった」という会話から「一歩間違えばシドニアの中身がバラバラね・・・」「この戦闘が終わったら海水層に行くつもりだったのによ!」と変わり、「シュガフ船に集中しろ!」という岐神のセリフがよりはっきりしますが、稲汰郎って・・・という感じでもあります。主芯軸砲身というものについての驚きがシドニアの船員にもあった、と言うのがなくなっていますが、これは前のも悪くなかった気がします。どっちがいいんでしょうかね。

そして質量弾を装填するときの佐々木のセリフが「何度も解体されそうになった何百年も前の砲弾。まさか本当に使う日が来るとはね・・・」だったのが「先祖から受け継いだ砲弾と砲身。お願い・・・シドニアを守って」に変わっています。佐々木自身が少し弱気を見せているのが、シドニアの危機を際立てている、と言うことですね。88ページ、「接触まで70キロ単位!」だったのが50キロ単位になり、さらに危機が際立って来ています。この74話、単行本で続けて読むと、本当に壮大な展開なんだと言うことが改めてわかります。

75話に入り、110ページで「主砲はシュガフ船に命中したが主本体の位置を捕捉出来ない!!エナの残骸でレーダーが利かなくなっているんだ!」と言うセリフが「大質量砲はシュガフ船に命中しエナを吹き飛ばすことに成功したが主本体はまだ破壊出来ていない!」に変わっていて、次のページの岐神から燐への通信で「主本体の位置を捕捉した!攻撃に向かっている!」のあとに「シドニアの防衛を頼む!」と言う一言が追加されています。燐の応答も「そっちは頼んだわよ岐神!」が「まかせたわよ岐神!」に変わっています。116ページの「距離を詰めるぞ!」が「距離を詰める!」に変わっていてより緊迫した感じに。シドニア防衛の経緯は、より畳み掛ける感じになったかなと思います。

76話は第一攻撃艦隊。137ページの「ガウナ本体貫通弾砲撃て!」が3行が2行になり、141ページの「ガウナはこっちを」が「ガウナが私たちを」に変わっています。そして緑川の「二組に別れて連結し包囲を突破する!!」が「二組に別れて連結!包囲を突破して態勢を立て直す!」とより具体的な指示になっています。156ページ、「ここから最も近い転換機構の詳細位置を確認中」「!!」「転換機構三号管から高ヘイグス粒子反応!!」が「転換機構三号管の詳細位置を確認中」「!!」「三号管から高ヘイグス粒子反応!!」に変わっています。ここでは、三号管が最後に残った転換機構だという形に話が変わっているわけですね。

77・78話は変化ありませんでした。

そしておまけマンガ。描きおろしの「谷風長閑の戦闘」!成長した長閑が、巨大なガウナ?と戦っています。そばに倒れている衛人が一機。これはイザナの機なのでしょうか。

・・・あああ。

それにしても、終わってしまいましたね。

「BLAME!」の劇場アニメ化は楽しみですが、先月もシドニアが載っていないのをわかっていながらアフタヌーンを買ってしまいましたし、今月も多分買ってしまうのではないかと思います。

夢ですが、アニメ三期と長閑を主人公にしたスピンオフ、やってほしいですね。

読んでいただいたみなさまも、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!

いつになるか、発表はありませんが、弐瓶先生の次回作に期待したいと思います!
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