個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

木村紺さんの「マイボーイ」4巻を読みました。

短めに作品感想など。

最近読んだ作品で面白かったもの、長めに感想を書くのはなかなか骨なので、よかったと思った作品について短めに少しずつ書いておきたいと思います。

マイボーイ(4) (アフタヌーンKC)
木村紺
講談社


今回は、木村紺さんの「マイボーイ」。2月23日に最終4巻が出ました。月刊アフタヌーン連載の「本格」ボクシングマンガ。「本格」というのはボクシングに詳しい人がそう言う感想を書いていたので、そうなんだ、と思っている、ということです。

そう言う作品は、詳しい人にとっては、詳しいこと自体がいい、シビれる、というところがあるわけですが、(私も歴史物とかだと詳しいディテールが出てたりするとワクワクします)ボクシングには素人で、テレビ観戦もあまりしない私が読んでも、この作品がいいと思うのは、このマンガが底抜けの明るさがある、ということなんですね。

登場人物は、皆それなりの挫折を経験した若者ばかり。中心になるボクシングジムの姉妹は、調子に乗ってジムを破産させた祖父と、パンチドランカーになってしまって暴力を振るうようになり、姉の方が「離婚させた」両親を持っているし、出て来るボクサーも才能はあるけれどもいじめられていたり外れてしまった経験があったり。でもその過去が嫌みなく語られ、ジムを維持するために何でもやる「ボクシングの天才なのに胸が大きくなってしまったためにリングをおりた妹」のがんばりに乗せられて、それぞれのボクサーもその才能を開かせ、底抜けの明るさを持って「世界」に挑んで行く。それは世界ランキングという意味と、私たちが生きているこの世界そのものという意味で言っているのですが。

潰れたジムの頑張りだから、ある意味「焼け跡の明るさ」という要素もあるんでしょうね。でも、魅力的な線で描かれた魅力的なキャラクターたちのやり取りをみていると、読んでいるだけで元気が出て来る感じがします。

もっと続きそうな内容を持っていると思っていたのですが、4巻で終わってしまってちょっと残念だったのですが、単行本になって読み返してみると、結構早めにストーリーをたたみにかかっていることがわかって、元々こういう構想だったのかな、とも思いました。

本格的なスポーツマンガをこういうタッチで描ける人は希少だと思います。木村紺さんの次回作にも期待したいと思います。
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