個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

平安時代がらみの三作品を読みました。「六国史」「源君物語」「阿・吽」

昨日読み終えた遠藤慶太「六国史」(中公新書)は大変読み応えがありました。六国史というのは勅撰の歴史書で、古代日本国家の成立と発展において、その時代が記されたということだけではなく、歴史書が編まれたということ自体の意味があるわけです。そこにはすでに歴史を記述するという意図と歴史から学ぶという営み、自らを知るために歴史書を読むという営み、そして何が本当で何が本当でないかをそこから読み取って行く営みなど、多くのことが始まったということを意味しているのです。いわば、日本に文明が生まれた、そのこと自体がこの本には描かれていると言ってよいように思いました。
最近読んだ漫画で一番印象に残っているのが稲葉みのり「源君物語」(ヤングジャンプコミックス)。まだ感想を言えるほど相対化できていないです。ただ、自分の中に眠っているいろんな感情が呼び起こされて、世界の見え方が変わったような感じがしました。自分の中が作り変えられて行く、と言うかくすんでいた部分が洗い落とされてひりひりする感じがすると言えばいいでしょうか・・・
「なにしょうぞくすんで。一期は夢よ。ただ狂へ。」というような感じと言えばいいでしょうか。いつの間にか閉ざしてしまい、冷えてしまっていた皮膚感覚が再び活性化させられた感じと言えばいいのでしょうか。まあ、そんな感じです。

思っていたこと、一応簡単に記しておきます。あと、おかざき真里「阿・吽」の4巻も読みました。最澄・空海が遣唐使の船に乗ろうと苦闘しているところ。宮中では桓武天皇と安殿親王(皇太子)との薬子を巡る親子の確執。面白く、美しいです。

阿・吽 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
おかざき 真里
小学館
2016-06-10

 

考えてみたらこの三作品、みんな平安時代がらみ。ちょうどそんな感じの巡り合わせなんでしょうね。
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