個人的な感想です。

マンガ・アニメの感想を書いていきます。『進撃の巨人』『ぼくらのへんたい』『ランドリオール』など。

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『ぼくらのへんたい』第5巻。(その5)「中学生の呪い」と「生きている証拠」

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パロウは自分の抱えてきた地獄のような思いをユイに告白します。墓場まで持って行きたいと思っていた罪悪感を抱えて、なんとか生き抜いて、それでユイたちに会って、自分を助けてくれるのはこの人たちだ、と思ったのでしょう。

しかしユイには、その苦しみの、本当に深くまでは分かることができませんでした。それより気になっていたのは、自分がパロウを殴ったこと、その元になったパロウがまりかに当たったことで、「分かるけどまりかにそう言うことをするのはやめろ」という正論しかえいません。

俺は何もできないよ、というユイに、パロウは告白します。僕は君のことが好きなんだ、と。たとえ、亮介が母親を助けているような中途半端な正しさ、中途半端な優しさでもいい。自分を抱いてほしい。そのことによってしか、自分も相手も確かめられない。

この辺り、肉体的な関係を経験したあとで、心も言葉も信じられなくなったとき、身体のその実在だけが信じられると言う、その感覚が、一番痛々しい形で書かれているように思います。

ユイは自分はそれには答えられない、とはっきり言います。パロウは、「ぼくにだけ正論を言うのか」と思います。君はお母さんを救っている。でもぼくだけは救ってくれないのか、と思うわけです。

それはつまり、自分のことを好きになってくれと言っているわけですが、まりかのことが好きなのに、「彼女」にしている「はっち」に手を出してしまった亮介には、とても抱えきれることではありません。ここでも結局、お互いはすれ違ってしまう。

帰り際に、パロウはユイに、まりかと同じことを言います。お母さんは気づいていると思う、と。

ああ、ここまでの展開を書いて、まだここからも展開があるのですが、とてももう書けない感じです。またこの続きの回、または次の巻の感想を書くときに、触れることもあるかもしれません。あとはぜひとも読んでいただきたいと思います。ここまでの展開が面白いと思った方には。

自分たちがどうなりたいのか、それが分からない。そんな中学生の頃のある種の呪いのようなものを、凄く思い出します。

そしてその呪いは、人によっては、いつまでたっても呪いであり続けます。

誰かと出会い、ひかれ、仲良くなったり好きになったりし、けんかをしたり感情のもつれが別れを引き寄せたり深い傷を付け合ったりする。

そしてその感情のもつれを、キラキラする絵とともに表現しているふみふみこさんの作品は、その痛み、その傷の一つ一つが、まぎれもなく生きていることの証拠だということを伝えてくれているのだと思います。

長文大変失礼いたしました!
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*Comment

1. 読ませていただきました 

いきなりお邪魔しました。今後の更新も楽しみにしてます。初めてですがお願いします
  • posted by 福岡ソーシャル・ネット集客でイベント開催の『太陽」 
  • URL 
  • 2014.02/22 23:16分 
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